BBW・赤井沙希が引退へ! 女子選手権で山中絵里奈に挑戦する新宿FACE大会は9/27に開催
『ベストボディ・ジャパンプロレスリング〜 Tokyo September 2023』は9月27日(水)に新宿FACEで開催
『ベストボディ・ジャパンプロレスリング~ Tokyo September 2023 ~』が9月27日(水)に、新宿FACE(東京都)で開催される。
メインイベントのBBW女子選手権では、11月に引退する赤井沙希が、王者の山中絵里奈に挑戦する。赤井にとってBBWでは最後となるリングで、女王様キャラの山中を相手に、どんな試合を見せてくれるか注目される。
赤井は元プロボクサーで俳優の赤井英和氏の愛娘。2013年8月にDDTでデビューし、東京女子プロレスやBBWなどのリングにも上がってきた。174cmの容姿を活かし、ファッションモデルやタレントとしても活躍している。
赤井沙希(左)と山中絵里奈(右/王者)
赤井は7月29日にニューピアホール(東京都)で行われた『BEST BODY MANIA 2023 旗揚げ5周年記念大会』で、山中絵里奈と組んでタッグマッチに出場。試合後に山中から挑戦者として指名された。
この日、山中は勝利の3カウントを奪うと、試合後のリング上でマイクを取り、赤井へ語りかけた。
「赤井さん、このあいだの記者会見、見ました。11月で引退されるとのことで。このベストボディジャパンプロレスのリングで赤井さんの横に立たせてもらって、すごい自分自身、成長できたと思ってます。ありがとうございます」
その後、セコンドからベルトを受け取ると、「最後に、ベストボディジャパンプロレス卒業の試合で、このベルトを賭けて私とシングルマッチしていただけないでしょうか。お願いします」とコメント。
この申し入れに、赤井は「全然エリナ様っぽくないけど大丈夫」と言いながらも、「でも、今こうやって話してくれた言葉が全部自分に突き刺さって、心からそう思ってくれてるんだなって受け止めました」と感激した様子を見せた。
そして、「エリナ様の、その大事なベルトを賭けて、私とシングル要求してくれてありがとう。次回9月、ベストボディジャパンプロレス、自分は最後の参戦となります。そこでエリナ様とそのベルト賭けてシングル、ぜひやりましょう。どうですか?」と、観客席の賛同も呼びかけながら、快く応じた。
最後に赤井は「それまで、そのベルトいっぱいキラキラに磨いて待っててください」と笑いながら山中に近づいて握手。さらに、抱き合うと、互いの健闘を誓った。
決戦の9月を迎えて臨んだ先日の会見では、2人とも新たな言葉で闘志を燃やしている。
「DDTプロレスの赤井沙希と申します。自分は、11月12日の両国国技館大会にてプロレスラーを引退することを発表したんですけど、今回この山中絵里奈選手が、私がベストボディのラストマッチになる大会でシングルをやりたいと申し出て下さって、自分的には嬉しく思いました。今まで闘うこともあったんですけども、組むことのほうが多くて。隣で見ていて、正直こういう悪い子、嫌いじゃないです。この間の5周年大会のリング上で彼女が発したマイクの言葉は、自分にとってはすべて本音のように聞こえて、心に刺さってこのシングルマッチを承諾しました。彼女自身の覚悟が、『このベルトをかける』って言葉があったので。自分は今、DDTプロレスの6人タッグ、そして全日本プロレスの6人タッグのチャンピオンで二冠なので、シングルのベルトを持っていても悪くないかなと思うので、残りの引退ロード、自分はずっと強さを磨き続けて登っていきたいと思っていますので、今月のベストボディの大会で、エリナ様にはその私のロードの踏み台になってもらいたいと思っています」(赤井)
「これまで、ベストボディ・ジャパンプロレスのリングで赤井選手ともうたくさん試合をさせてもらいました。ときにはタッグパートナーだったし、ときには対戦相手をさせていただいたこともありました。振り返って、隣にいたときも、対角にいたときも、私、赤井選手の背中を見てたなって思ったんです。ずっとあこがれの対象でした。赤井選手自身も、今度受け止めてくれるって言ったり、踏み台にしてくれるって言ったりとか、赤井選手も私のことを後ろにいると思ってると思う。でも私は、ちゃんと赤井選手の隣に立ちたいし、今回はちゃんと正面に向かい合って立ちたいと思ってる。そのチャンスはもう今回きりしかない。これが最後のチャンス。だから私はこのすごい大事にしてるこのベルトをかけるという覚悟を見せたつもりです。その覚悟が伝わったから、赤井選手もこうやって引き受けて下さって、感謝しています。今回私の全部をかけて、全身全霊をかけて、ちゃんと向かい合って闘って、この余裕ぶっこいてる顔をぐしゃぐしゃにして私が勝つ。それが、私なりのはなむけ。私が赤井選手を乗り越えて、追い越します」(山中)
BBW参戦が今回でラストになる赤井には、「ベルトを獲ったらその後はどうする予定か」との質問があり、赤井は次のように答えた。
「獲ってからそのときの気分で考えようかなと思ってます。とりあえず今の自分は三冠ってものに魅力を感じているのと、エリナ様の覚悟を受け止めてあげたいって部分が強いので。その後、獲ったらどうしようっていうのは、獲った後に考えます。ちゃんとそこは自分なりのケジメはつけさせていただきます」
来年、赤井の勇姿をリング上で見られないのは誠に残念だが、最後はしっかり、その引退ロードを目に焼き付けたい。
席割図
今大会の全対戦カードは次の通り。
■メインイベント
BBW女子選手権試合
【第4代王者】山中絵里奈 with マダムK vs 赤井沙希【挑戦者】
■セミファイナル
ベストぽっちゃり軍vsダンカンプロレス軍敗者ユニット解散マッチ
男色ディーノ&伊橋剛太&アブドーラ小林 with 轟もよ子 vs ベストボディ・ベイダー&諸橋晴也&鈴木悟 with ダンカン
■第6試合
アクトレスガールズセクシーボディコンテスト
■第5試合
タッグマッチ
谷口智一 with Aimi&高木三四郎 vs なべやかん&唐澤志陽
■第4試合
6人タッグマッチ
ラグジュアリー吉田&大石真翔&大和ヒロシ vs ゴージャス松野&髙梨将弘&木村昌嗣
■第3試合
6人タッグマッチ
石井慧介&チェリー&榎本高志 vs ライジングHAYATO&竹林早苗&水沼太一
■第2試合
アクトレスガールズ提供公演
茉莉&石川はるか vs 夏葵&荒幡寧々
■第1試合
大竹仁美デビュー戦・シングルマッチ
パピヨン朱美 vs 大竹仁美
■第0試合
エキシビションマッチ
アントニオ小猪木&鈴木達也 vs 木庭博光&樋口靖洋