菅原美憂「対世界4連戦」の最後は12/9『K-1 ReBIRTH.2』で! “豪州の強豪”デッドマンと対戦
『K-1 ReBIRTH.2』で豪州ムエタイ王者と対戦する菅原美憂 (C)K-1
『K-1 WORLD GP 2023 ~K-1 ReBIRTH.2~』が12月9日(土)にエディオンアリーナ大阪で開催される。
今大会では第2代K-1 WORLD GP女子アトム級王者の菅原美優が、WBCムエタイ豪州ミニフライ級王者のルシール・デッドマンと対戦する。
菅原は今年3月に王者パヤーフォンとのタイトルマッチに勝利し、K-1王座奪取とリベンジを果たした。7月にはギリシャのディミトラ・アガサゲリドゥと対戦し、欧米人選手を相手に自身初の判定勝利。9月にはヨーロッパの強豪マリア・ネラと対戦し、判定勝ちを収めている。
今年行われた4戦すべてが海外選手との対戦だった菅原。
「対世界との試合が組まれることで、楽しくなったというか、挑戦する気持ちが出てきた。試練を与えられている新鮮さ。ゲーム感覚というか、私が苦手なタイプの外国人を連れてきたなという感じ」と、情報が少ない海外選手との対戦について、印象とやりがいを語った。
同じジムには、K-1 WORLD GP女子フライ級王者のKANAや、K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の金子晃大がいる。その2人には「私には2人のようなパワーがあるわけでもない。納得できるスタイルを作らないといけないという焦りはある」とし、「スピード、距離感とか、自分しかできないと思われるスタイルをもっと高めていければ」と正直な胸中を明かした。
『K-1 ReBIRTH.2』で対戦するルシール・デッドマンについては、「最初に試合を見た時、強いと思ってビビってしまった。とてもローキックが強い印象。私のスタイルとダブる部分もある。だからこそ、蹴り負けないようにしたい」と警戒感を抱く。その上で、「対戦相手が強くなるのは与えられた試練。そう感謝して、明確な差をつけて今年最後の試合を勝利で終わりたい」と前向きに語った。
理想のチャンピオンに、ボクシングの元WBAスーパー・WBC・IBF世界ミドル級統一王者、ゲンナジー・ゴロフキンを挙げる菅原。「過酷な状況の中で勝ち抜き、地道に努力を積み重ねてきて強さを持った選手。自分もああいうチャンピオンになりたい」と語る。今年最後の大一番を制し、憧れる伝説のチャンピオン・ゴロフキンのように誇らしげにベルトを腰に巻く姿を、満員の観客に見せてほしい。