波乃久里子「素敵なお誕生日プレゼントを頂戴しました!」 ~演劇ユニット「新派の子」錦秋公演 『新編 糸桜』の配信がスタート
『新編 糸桜』舞台写真
波乃久里子の主演舞台『糸桜(いとざくら)』が、2023年12月1日(金)より配信が開始された。12月1日は波乃久里子の誕生日。その誕生日を記念しての配信となる。
『新編 糸桜』舞台写真
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10月12日(木)、13日(金)の二日間限定で、演劇ユニット「新派の子」錦秋公演として日本橋劇場で上演された『新編 糸桜』は、今年が没後130年となる歌舞伎の名作者・河竹黙阿弥の娘で、黙阿弥の作品を守り抜いた糸を中心に繰り広げられる感動の物語。
『新編 糸桜』舞台写真
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2016年の初演から、コロナ禍の2021年の再演を経て、三度目の上演となった『糸桜』は、『新編 糸桜』として磨き上げられた。「新派の子」主宰で脚本・演出の齋藤雅文は「“新編”はより深く描き出した“決定版”となりました。久里子は本当にすごい。今回、『新編 糸桜』をやってよかった!」と上演時にコメントを寄せていた。役者の個性を最高の形で発揮させる“究極の当て書き”がなされた齋藤雅文の脚本は、父・河竹黙阿弥の作品を守るために生涯独身を貫く一人娘・糸と、名優・十七代目中村勘三郎を父に持つ波乃久里子とが重なり合い、まさに“虚実皮膜”の演技で賞賛を浴びてきた。
『新編 糸桜』舞台写真
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今回の上演では、本格的なストレートプレイに初挑戦となる日本舞踊尾上流四代家元・尾上菊之丞が、糸の養子となる実直な繁俊の役を見事に演じ抜き話題となった。初演以来、作者の家に嫁いでくるみつを演じた元宝塚歌劇団宙組トップスターの大和悠河はじめ、初演以来のメンバーと新たな出演者により、作品世界が深く掘り下げられた仕上がりで評判を呼んだ。
『新編 糸桜』舞台写真
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また、今回の『新編 糸桜』では、河竹登志夫(黙阿弥の曾孫。歌舞伎研究家)の原作「作者の家」でクライマックスとして描かれた関東大震災の場面が鬼気迫る描写で表され、特に関東大震災で家族の安否が知れず慟哭する菊之丞の姿、阪神淡路大震災を経験した大和悠河が劇中で息子を亡くす場面は観客の心を打つ感動的な場面となった。
『新編 糸桜』舞台写真
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主演の糸を勤める波乃久里子は、「素敵なお誕生日プレゼントを頂戴しました! 千穐楽のカーテンコールでもご挨拶しましたが、この『糸桜』という作品に出合えたこと、本当に感謝しかありません。こんな幸せなことはございません。二日間限定の公演でしたので、劇場に来られなかった方もいらっしゃるかと思います。すっかり冬らしい寒さとなってまいりましたことですし、是非、この機会におうちで暖かくされて、ゆっくり、じっくりと『新編 糸桜』の配信映像をご覧いただけますと嬉しいです。糸の、繁俊の、みつの、私たちの生きている証がこの中に詰まっています!」
自在に演じる主演の波乃久里子はじめ、カンパニーが一丸となって上演した熱気と興奮が詰まった舞台の映像をこの配信で楽しもう。なお、配信は12月31日(金)まで。レンタル視聴申込受付期間は12月24日(日)18:00までとなる。
配信情報
演劇ユニット「新派の子」錦秋公演
河竹黙阿弥没後百三十年
河竹登志夫「作者の家」より
出演:
波乃久里子 尾上菊之丞 大和悠河
佐堂克実 只野操 村岡ミヨ 鴫原桂 石橋直也 市村新吾 喜多村次郎
下野戸亜弓 樋口千清代 堅田喜三代 望月太左幹 鳳聲月晴 堅田喜衣紗
■配信予定時間:120分
■視聴価格:3,000円
■配信:イープラス「Streaming⁺」
■レンタル視聴申込受付期間
2023年12月1日(金)10:00~12月24日(日)18:00
https://eplus.jp/sf/detail/3997780003-P0030002P021001