ここでしか会えない動物がズラリ!「よこはま動物園ズーラシア」 vol.2
カラフルなサルや天狗のような鼻を持つサルも人気!
2015年4月に「アフリカのサバンナ」が全面オープンし、国内最大級(面積約53ヘクタール)の動物園となった「よこはま動物園ズーラシア」。前回は夏限定のイベントを紹介しましたが、ここでしか飼育されていない動物も見逃せません。
正門から近い「アジアの熱帯林」には、“世界で一番美しいサル”といわれている「アカアシドゥクラングール」がいます。同園では、2ペアとその子どもたちの計7頭を飼育。2015年4月に誕生した赤ちゃんも、6月から毎週日曜日の9:30~13:00、お母さんと一緒に展示場に出ています(動物の健康管理上の理由等で展示時間の変更や中止となる場合があります)。平日も時々出ていることがあるので、運がよければ見られるかもしれません。国内でアカアシドゥクラングールを飼育しているのは同園のみで、しかも、赤ちゃんが見られる機会は貴重です!
園内の真ん中あたりにある「オセアニアの草原」には、アカカンガルーやエミューなどがいますが、その隣には「セスジキノボリカンガルー」がいます。存在に気付かずに通り過ぎてしまう人も多いですが、やはり国内では同園でしか見られない貴重な動物です。主な生息地は、パプアニューギニアの熱帯雨林。その名のとおり木登りが得意ですが、降りるのは苦手で、慎重に降りる姿が可愛すぎます!
セスジキノボリカンガルー
「オセアニアの草原」の隣にある「中央アジアの高地」には、ボルネオ島のみに生息する「テングザル」がいます。大きな鼻が印象的ですが、鼻が大きくなるのはオスだけ。大きくなりすぎると食事をするときに邪魔になり、片手で鼻を押し上げながら食べることもあるそうです。テングザルが見られるのも国内では同園だけで、現在2グループ(2頭と3頭)を交替で展示しています。
テングザル
4月にオープンした「アフリカのサバンナ」の見どころといえば、国内初の肉食&草食動物4種の混合展示。広い運動場に、キリン、エランド、グラントシマウマ、チーターが一緒に展示されています。チーターは肉食動物とはいえ、体格的に他の3種に負けてしまうので、何もされなければおとなしくしているそうです。チーターは木の上にいることが多いですが、最近は下に降りている時間も長くなったとのこと。チーターが木の下にある倒木の囲いから出ると、シマウマやエランドに追いかけられることもあるそうです。想定外のトラブルが起きる可能性もあるので、飼育員さんが常駐し、監視や清掃、エサの補充などを行っています。
エランド&チーター
チーターたちを観察中に食事や休憩がしたくなったら、「サバンナテラス」(無料休憩所&軽飲食施設)へ。アフリカ料理をサバンナテラス風にアレンジした「ムアンバライス」(1180円)などが食べられるほか、お弁当などの持ち込みも可能です。
ムアンバライス(1180円)
※5月、10月は無休