生田斗真×ヤン・イクチュンW主演で実写映画化 山下敦弘監督『告白 コンフェッション』公開が決定
(C)2024 福本伸行・かわぐちかいじ/講談社/『告白 コンフェッション』製作委員会
映画『告白 コンフェッション』が2024年5月に公開されることが決定した。
映画『告白 コンフェッション』は、『リンダ リンダ リンダ』、『苦役列車』、『オーバー・フェンス』、『カラオケ行こ!』などで知られる山下敦弘監督の最新作。生田斗真とヤン・イクチュンがW主演を果たした長編映画だ。
原作となる『告白 コンフェッション』は、1998年にヤングマガジンアッパーズで連載された、原作・福本伸行氏、作画・かわぐちかいじ氏によるコミック。物語は、大学山岳部OBの浅井と石倉が登山中に遭難するところから始まる。事故によって死を覚悟した石倉は、長年背負ってきた十字架を降ろすため、自分が過去に犯した“殺人”を浅井に告白。しかし、その直後、眼前に山小屋が出現し、二人は一命を取り留めることに。死を覚悟した親友の最期の“告白”を聞いてしまった男と、言ってしまった男の、この上なく気まずい一夜を描いている。
『土竜の唄』シリーズや『渇水』などの生田斗真が演じるのは、一見するとエリートの好青年風だがどこか掴みどころのない男・浅井。また、『息もできない』などの監督としても知られるヤン・イクチュンが、自らの罪をうっかり“言ってしまった男”リュウ・ジヨンを演じている。
解禁された特報映像では、浅井(生田斗真)とジヨン(ヤン・イクチュン)が雪山で遭難する場面からスタート。足に大怪我を負ったジヨンを「大丈夫」と懸命に励ます浅井に、ジヨンは突如として、「最期に聞いてくれ。さゆりは俺が殺した」と語り始める様子が映し出される。しかし、告白の直後「助かってしまった」二人の間に、そこはかとなく気まずく、不穏な空気が流れ始める。
生田、ヤン、山下監督のコメントは以下のとおり。
生田斗真(主演/浅井啓介 役)
――出演オファーを受けられての感想。
ここまで閉鎖的な空間で、出演者はほぼ二人と言っていいくらいのミニマムな世界観の中で、展開すること。そして何よりもヤン・イクチュンさんとお芝居ができるのが楽しみでした。
――演じられた役柄について。
この映画は冒頭、ある男とある男が遭難して山小屋に逃げ込んで、そこからお互いの関係性や、二人に何が起きたのかなどが明らかになっていきます。前情報としてお伝えできることが多くはないですが、ヤン・イクチュンさんの怖い顔と、それに怯える私が演じる浅井というのが、ハラハラドキドキして楽しんでもらえる大きな要素の一つになっていると思います。
――劇場公開を待つお客様へのメッセージ。
本当にドキドキする、最高にスリリングな作品になっていると予想されます。この映画は、始まりと終わりでガラリと世界観が変わるような作品だと思いますので、是非、公開を楽しみにしてほしいと思っています。
ヤン・イクチュン(主演/リュウ・ジヨン 役)
――出演オファーを受けられての感想。
初めてオファーを受けたのが、4年前でした。ですので、とにかく頑張ろうという気持ちでした。4年の歳月を経て、シナリオも変わっていきました。完成したこの映画が、4年間の努力の結晶として素晴らしい出来栄えになれば良いと思っています。
――演じられた役柄について。
人間は誰でもミスや失敗をするもので、大きな失敗をした時に、一人の人間として、その状況でどのように自分の感情を隠し、その感情から抜け出すか、もがくものです。私はジヨンが浅井のようで、浅井がジヨンのようだと感じます。人間は時に弱くて怖がりです。その醜い感情をどのように表現するかを悩みました。
――劇場公開を待つお客様へのメッセージ。
最近は家で映画やドラマをよく見ますよね。もちろん、そういった作品もとても面白くて素晴らしいのですが、劇場で観る映画的な快感は失われているように思います。この作品が、劇場ならではの快感を味わえる映画になって欲しいなと 思います。観客の皆さんに、そんな気分を味わって頂けると嬉しいです。
山下敦弘(監督)
2018年に企画を立ち上げましたが、難航するシナリオ作業、さらにコロナ禍での2度の撮影延期という憂き目を経て、ようやく映画化することが出来ました。
途中、何度も心が折れそうになりましたが、どうにか形にしたいという監督としての意地と、プロデューサーたちの粘りの結晶が映画『告白 コンフェッション』です。
絶対に劇場で観てください。
『告白 コンフェッション』は2024年5月 全国ロードショー。