英国の鬼才マシュー・ボーンの野心作 スリリングでスタイリッシュな『ロミオ+ジュリエット』が開幕
マシュー・ボーンの『ロミオ+ジュリエット』舞台写真 Rehearsal Images by Johan Persson
2024年4月10日(水)東急シアターオーブにて、マシュー・ボーンの野心作『ロミオ+ジュリエット』が開幕した。
Rehearsal Images by Johan Persson
白鳥を男性ダンサーたちが演じた『白鳥の湖』など、古典を大胆な解釈で再構築してきた英国の鬼才マシュー・ボーンが2019年世に放ったのは、言わずとしれたシェイクスピア悲劇の名作『ロミオとジュリエット』。ストレートプレイはもちろん、ケネス・マクミラン振付によるクラシックバレエの名作、そしてミュージカルも人気を博した『ロミオとジュリエット』は“マシュー・ボーン・マジック”によって人々の期待を裏切らないスリリングでスタイリッシュな作品として大ヒットとなった。
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クラシックバレエ版と同じくプロコフィエフの音楽を使いながら、もちろんただの『ロミオとジュリエット』ではない。舞台は14世紀のイタリアではなく、近未来。反抗的な若者たちの矯正施設“ヴェローナ・インスティテュート”で物語は繰り広げられる。対立するモンタギュー家とキャピュレット家という存在は無いが、理不尽な抑圧の中で若者たちが抱える生きづらさは共通のテーマだ。
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原作ではジュリエットに密かに想いを寄せる従兄のティボルトは、ここではジュリエットを蹂躙する看守であり、二人の恋人たちを支援するローレンス神父は女性に変わっているものの頼れる存在のまま、そしてロミオの親友であるマキューシオはゲイとして描かれていたりと、マシュー・ボーンならではの“ずらし”を発見するのも楽しみのひとつかもしれない。
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2022年秋、ダンスの殿堂として知られるロンドンのサドラーズ・ウェルズ劇場との共同製作作品として本作の新たな始動が発表された。2023年夏に開始される英国内ツアー、アメリカ、フランスツアーを経て2024年春、待望の来日が実現する。マシュー・ボーン作品の日本での上演は、2019年の“新演出版”『白鳥の湖』以来5年ぶりとなる。
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これまでのニュー・アドベンチャーズ来日公演でおなじみの顔ぶれも多いキャスト陣による本作はマシュー・ボーンファンにとって必見といえるだろう。
なお、本公演は21日(日)まで東急シアターオーブにて上演。
公演情報
期間:2024年4月10日(水)~21日(日)
会場:東急シアターオーブ
<キャスト>
ロミオ役
PARIS FITZPATRICK パリス・フィッツパトリック
JACKSON FISCH ジャクソン・フィッシュ
RORY MACLEOD ロリー・マクラウド
MONIQUE JONAS モニーク・ジョナス
HANNAH KREMER ハンナ・クレマー
BRYONY PENNINGTON ブライオニー・ペニントン
【カーテンコール一部撮影OK】
・4月11日(木)14:00、19:00
・4月13日(土)17:30
・4月14日(日)17:30
・4月17日(水)14:00、19:00
※対象公演回のをお持ちの皆様ご参加いただけます。
※お見送りご参加の方は、準備ができ次第ご案内いたします。
※お見送りイベント対象公演も終演後のグッズ販売、特典引換を実施いたします。
※携帯電話・スマートフォン等は、しまった状態でご参加をお願いいたします。録音・録画は固くお断りいたします。
※握手やハイタッチなどキャストへの接触行為、過度にレスポンスを求める行為、立ち止まって列の流れを止める行為は一切禁止しております。
※お見送り中のプレゼント等のお渡しはご遠慮ください。
※今後の情勢によっては、イベント内容が変更となる可能性がございます。