​岡本昌也脚本・演出、「闇バイト」をモチーフにした新作公演『仔犬たちの午後』が上演決定

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2024.5.31
(C)AOI Pro.

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岡本昌也が脚本・演出を手掛けるキッズ・ノワール三部作の第二部『仔犬たちの午後』が、2024年7月12日(金)〜7月14日(日)に上演されることが決定した。

主催・企画は、CMをはじめとする映像の企画・演出・制作を行うアジアトップクラスのプロダクションであるAOI Pro.において、映画『怪物』(東宝・ギャガ配給/2023年)やドラマ『Destiny』(テレビ朝日系/毎週火曜よる9時〜放送中)、『366日』(フジテレビ系/毎週月曜よる9時〜放送中)など、これまで多くの劇場映画、テレビドラマの制作を担当したエンタテインメントコンテンツプロデュース部。AOI Pro.は、2023年から本格的に演劇事業に参入し、今年3月には朗読劇『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』(銀座博品館劇場/脚本・演出・映像監督:兼重淳/出演:山崎樹範・田村海琉 ほか/劇中ドラマ出演:堀田茜)など、演劇の新作公演に力を入れており、これまでの映像制作のノウハウとクリエイターの技術を活用して映像プロダクションならではの公演を上演している。

「キッズ・ノワール」とは、現代を生きる少年少女の心理や感覚を、Z世代特有の独特な言語感覚を用いてつぶさに描写する岡本昌也が独自に定義した作品のジャンル。さまざまな「生きづらさ」に晒されながら現代社会をサバイブする少年少女たちの心情をあくまでもリアリスティックに描く。「トー横キッズ」を題材にして一躍話題を生んだ演劇作品『怪獣は襲ってくれない』をキッズ・ノワール三部作の第一部とし、第二部は「闇バイト」をモチーフに脚本を執筆。かつて「社会の鏡」とも言われた演劇、その本来の特性を最大限に生かし、現実が乱反射する、鮮烈な観劇体験を作り出す。

岡本昌也(C)AOI Pro.

岡本昌也(C)AOI Pro.

脚本・演出は、AOI Pro.のエンタテインメントコンテンツプロデュース部が手掛けるクリエイターチーム、「AOI biotope」所属の岡本昌也が務める。演劇・映像を主軸に音楽やファッションなど様々なカルチャーを横断しながらミクストメディアな作品を発表している岡本は、2022年には、世田谷パブリックシアター「シアタートラム ネクスト・ジェネレーションvol.14」に選出され『凪げ、いきのこりら』を上演。2023年には、文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2022」の製作実地研修への参加クリエイターに選出され、監督を務めた映画『うつぶせのまま踊りたい』が公開されるなど、舞台に留まらず映像の分野でも今後の活動が期待されるクリエイターだ。

出演者には、『パラダイス』(赤堀雅秋作・演出)や『カモメよ、そこから銀座は見えるか?』(岩松了作・演出)など話題作品に出演実績のある櫻井健人、京都を拠点に活動する劇団「安住の地」所属の森脇康貴、初舞台にて今作の主要キャストに抜擢された芹澤雛梨、2019年にさくら学院を卒業し、前作『怪獣は襲ってくれない』では舞台初主演を見事果たした 新谷ゆづみ、舞台『薄羽集魚灯』では主演を務め、ドラマや映画などの映像作品やMEN’S NON-NO専属モデルとしても活躍中の高橋璃央が決定した。

(C)AOI Pro.

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あらすじ

『「叩きってお仕事わかります? めっちゃ簡単なんですけど…」みたいな感じで言われて、気づいたら知らんババアん家の窓ガラス割ってたんすよ。』少年ら3人は「闇バイト」の実行犯。強盗で奪った金を持って高級マンションに立て篭もり、指示役からの連絡を待っている。しかし、いつまでたっても指示役はやってこなくて…待ちぼうける3人の心理はいともたやすくマンションの部屋を自らが働いた強盗現場へと歪ませていく。そして、マンションに現れたのは……
「──俺ら、ちゃんと大人になれるかな?」
⻘春時代のままならなさ、残酷さ、愚かさ、あるいは救いについての物語──。

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