安西慎太郎が主演、松田岳、木ノ本嶺浩、平野良が一人二役を演じる 和製ダークファンタジー舞台『羽州の狐』の上演が決定

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2024.6.2
『羽州の狐』

『羽州の狐』

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2024年10月24日(木)~27日(日)CBGK!!にて、舞台『羽州の狐』が上演されることが決定した。

最上義光が抱えた兄弟の愛憎、親友と思っていた男との確執、最愛の家族を失った漢の悲哀。本作は、殺し合うしかなかった弟との関係、領地を守るため、親友とは戦となり、最愛の娘は天下人・豊臣秀吉に殺された悲劇の主人公・最上義光の美しくも悲しい物語。

演出を務めるのは、平野良。俳優としては、明治座で毎年年末に上演してきたエンタメ時代劇「祭シリーズ」にて、4年連続座長を務め、ミュージカル『憂国のモリアーティ』など多くの主演作でその演技力で高い評価を受ける平野良が、何よりも拘る“俳優の魅力を余すことなくお客様に伝えること”に指針を置いた演出プランで、俳優たちの最高の魅力を引き出す。また、脚本は、2.5次元や歴史を扱った“祭”シリーズなどの脚本を担当し、兄弟・主従・親子・ライバルなどの関係性や、繊細な心の機微の表現に定評のある赤澤ムックが、“殺し合うしかなかった兄弟”に起きた悲劇、そしてその結果生まれた憎悪と復讐心をこれでもか! とそれぞれの俳優への“あてがき”で書き下ろす。

(左から)平野良、木ノ本嶺浩、松田岳、安西慎太郎

(左から)平野良、木ノ本嶺浩、松田岳、安西慎太郎

主演は、“怪演”ぶりや芝居への熱量から、同世代俳優たちからも支持を得る、舞台俳優として2.5次元作品からストレートプレイまで幅広い作品で活躍する安西慎太郎。次々と悲劇に見舞われ、それを機と自分を追い込んだ者たちを涼しい顔で嵌めていく、ほの暗い炎を胸に抱き、狂気を孕んだ最上義光を演じる。

そんな最上義光の甥・伊達政宗を演じるのは、『仮面ライダー鎧武ザック/仮面ライダーナックル役』、ミュージカル『薄桜鬼』では新選組・土方歳三を演じ、舞台『刀剣乱舞』にも今夏出演予定の松田岳。繊細な感性と強い芝居へのエネルギーを併せ持つ松田岳だからこそ、義光にとっての一筋の光となるような松田岳にしか出来ない伊達政宗を演じる。

また、「仮面ライダーアクセル」の照井竜役で人気を博し、数々の主演映画や一人芝居で実力を示してきた木ノ本嶺浩が、ストーリーテラーとしてこの物語を引率。観客を物語の世界へといざなう。

さらには演出の平野良が、殺し合い、憎しみ合うしかなかった最上義光の弟・中野義時を演じる。

2019年に明治座にて上演した『明治座の変・麒麟にの・る』では、兄(平野)、弟(安西)を演じた二人が、兄(安西)、弟(平野)という逆の立場で殺し合う兄弟を演じるのは必見だ。また、各キャストそれぞれが、上記配役とは別に、最上義光にとってキーパーソンとなる重要な人物をさらに演じ、一人二役というのも見どころのひとつとなる。

また、本作は、舞台『時をかけ・る~LOSER~』のスピンオフ公演となる。

 
<『時をかけ・る~LOSER~』とは>
2024年3月に新国立劇場小劇場にて上演した、歴史オムニバスストーリー。全く違う5つのジャンル(グランドミュージカルで真田信之(内藤大希主演)を描くミュージカルNOBUYUKI!!、2.5次元風で直江兼続(前川優希主演)を描くラブミュ★北の関ケ原」、淡々とした裁判劇で小早川秀秋(木ノ本嶺浩主演)を描く被告人 ヒデトシ、殺陣ありエンターテインメントで大谷吉継(松田岳主演)を描く「莫逆の友、ストレートプレイで安国寺恵瓊(安西慎太郎主演)を描く嗤う怪僧)で「関ケ原の戦い」を魅せるという挑戦公演。「敗者の歴史」を研究している研究員たち5人が、歴史研究学会にて、対象武将を発表する、という設定で進む。全席即日完売し、現在2025年10月に「明治維新」をテーマに新作上演が決定している人気公演。
そんな『時をかけ・る~LOSER~』の、2.5次元風舞台ラブミュ★北の関ケ原では、可愛らしいモブキャラクター“最上義光(通称シャケ様)”だった、最上義光が、公演時の2.5次元風とはうって変った「ダークファンタジー」の世界に転換しおくる。


CBGK!!という小劇場でぶつかり合う、実力派俳優たちの本気。全キャストの魅力が詰まり切った贅沢空間での濃密な90分に期待しよう。

演出:平野良 コメント

舞台『羽州の狐』の演出・出演を務めます平野良です。
3月に上演した『時をかけ・る』のスピンオフ作品になるのですが、皆様のご贔屓の賜物だと思っております。感謝を噛み締めながら大切に作っていきます。キャストも『時る』から続投の安西慎太郎をはじめ、木ノ本嶺浩、松田岳と盤石の布陣。時るではポップな役柄であった最上義光が軸となる今作、まさかまさかのダークファンタジーでございます。脚本も変わらず、赤澤ムックさん。4人のみの濃厚な会話劇になるのではないでしょうか。残酷なまでにも儚く、また、それが輝いて見える人の生き様というものを安西慎太郎が演じる最上義光から体感してください。

脚本:赤澤ムック コメント

お祭り騒ぎの派手さがあった前作とは打って変わった、新たな「歴史のif」を絡めた「狐」と呼ばれた男のダークファンタジーをお届けします。鮭が大好きだった山形の名君・最上義光。戦国を生き抜き大大大名となる彼が、生涯かけて囚われ、愛したものを重く激しく描きました。ご観劇後しばらく、コンビニなどで鮭おにぎりを見かけては胸を焦がしていただけますように。どうぞお楽しみに。

主演:安西慎太郎 コメント

『時をかけ・る』閉幕後、こんなにも早くこの『時る』シリーズを上演できるとは思ってもみませんでした。
それも作品を愛して下さったお客様がいてこそだとおもっています。心より感謝申し上げます。
今回はスピンオフ。シャケ様こと「最上義光」の生涯を描きます。
時るではポップで可愛らしく親しみやすかったあの男の物語を今回はダークファンタジーとしてお届けします。
今回も脚本・赤澤ムックさん。演出・平野良さん。最恐の物語が紡がれていくこと間違いなしです。
幾つもの業を背負いながら、それでも尚、愛することを止めず懸命に生き続けた彼の生き様を是非劇場で刮目して頂けたらと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

出演:松田岳 コメント

あの濃密で色褪せない時間をもう一度過ごせる事をとても嬉しく思っています。どこまで自分を高めていけるか勝負の連続となると思いますが皆さまが楽しんで観劇して頂けるよう頑張りたいと思います

出演:木ノ本嶺浩 コメント

『時をかけ・る』の日々が楽しくて、また何かやりたいですねと言うが早いかスピンオフのお話を頂いた。
最上義光を主軸に描く4人だけの会話劇。
平野良さんの大胆なのだけど針の穴を通すような緻密さ、松田岳さんの畏怖を感じるほどのひたむきな実直さ、安西慎太郎さんのどこまでも深く深く入り込む没入感、大好きな俳優の仲間とセリフを交わすのが待ち遠しく、そして安心と信頼の心強いスタッフ陣と共にまた作品を創ることができるのが、とても嬉しく、ありがたく、身が引き締まる。
時をかけ・るに続いて複数役の演じ分けを楽しみつつ、また新しい歴史解釈をお見せできればと思います。
いやはやどんな演劇になるのか。今から10月が楽しみで仕方ない。

公演情報

舞台『羽州の狐』
 
【日程】2024年10月24日(木)~27日(日) 
【会場】CBGK!!
 
【演出】平野良
【脚本】赤澤ムック
【出演】安西慎太郎、松田岳、木ノ本嶺浩、平野良
 
<あらすじ>
山形に一匹の”狐”あり。狐の名は最上義光。
賢くも日和見主義だった若き頃、彼に、拭いきれない後悔が生まれた。
その日から狐の傍らには”人ならざる者”が存在し、彼を冷ややかに見つめる。
数多の悲劇に見舞われた狐は、いつしか残虐さを身につけ、復讐を始めた。
狐の憎しみに気付かない甥、伊達政宗は、それと知らず狐の心の鍵を握っていた。
「これを許すと言わないでおくれ。」
復讐を終えてなお、最上義光が許せなかったものとは―。
4人の実力派俳優が紡ぐダークファンタジー。ここに開幕。
 
<配役>
最上義光…安西慎太郎
伊達政宗・大谷吉継…松田岳
伊達成実・上杉景勝…木ノ本嶺浩
中野義時・黒田官兵衛…平野良
 
料金】全席指定 10,000円(税込)
【一般発売】7月27日(土)
 
【企画・製作】る・ひまわり
【公式HP】https://le-himawari.co.jp/galleries/view/00132/00702
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