大晦日の一大イベント『RIZIN DECADE』追加カード決定! 久保優太がシェイドゥラエフ、貴賢神がエドポロキングと対戦
『RIZIN DECADE』は、大晦日の12月31日(火)、さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)で開催
大晦日の12月31日(火)、さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)で開催される『RIZIN DECADE』。2カードの追加カードが発表された。
■『RIZIN DECADE』追加カード1
久保優太vsラジャブアリ・シェイドゥラエフ
RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
久保優太vsラジャブアリ・シェイドゥラエフ
久保優太は、15歳でキックボクシングを始め、05年高校2年生の時にNJKFでプロデビューしてWPMO世界スーパーフェザー級王座などを戴冠。09年よりKrush、10年よりK-1に参戦して、野杁正明、卜部功也ら強豪に連勝し、“-65kg世界最強”として一時代を築く。その後は階級を上げ、17年にはK-1 WORLD GP初代ウェルター級王座決定トーナメントで優勝しベルトを三度防衛した。
21年9月『RIZIN』に電撃参戦。太田忍、シバターに敗れて2連敗を喫したが、22年11月に奥田啓介をTKOしてMMA初勝利。23年大晦日には安保瑠輝也に、24年3月には元修斗王者高橋遼伍に判定勝利するなどして4連勝した。
24年7月、初代RIZINフェザー級王者斎藤裕との対戦というビッグチャンスを掴むと、テイクダウンを封じストレートキックで2RKO勝利の大番狂わせを演じた。今回もまた抜群の打撃センスとファイトIQで、群雄割拠のフェザー級外国人選手のなかで頭ひとつ抜け出すシェイドラエフに初黒星をつけ、王座挑戦圏内へと割って入りたい。
シェイドゥラエフは、キルギス共和国出身。19年地元キルギスでプロMMAデビューし、22年アマチュアルールのGAMMAでフェザー級王座を獲得した。23年6月ROAD FC 63kgトーナメントでRIZINバンタム級で活躍するヤン・ジヨンに1Rリアネイキドチョークで勝利し、日本でも注目を集める。
24年6月、初参戦のRIZINでグレコローマン出身の武田光司を1R早々にリフトアップしてテイクダウンすると、すかさずリアネイキドチョークを極める。9月には体重超過のフアン・アーチュレッタとの対戦を「全く問題ない」と応じ、1R3分12秒アームバーでタップを奪い、プロ戦績12勝無敗に更新(オール2R以内フィニッシュ)。RIZIN屈指のレスリングエリートたちを次々1Rでマットに沈めてきた。
今回は立ち技の元世界王者である久保のストライキングを前に、その強靭なパワーと極め力で圧倒的勝利を挙げ、タイトル戦線へ名乗りを上げるつもりだ。
■『RIZIN DECADE』追加カード2
貴賢神vsエドポロキング
RIZIN MMAルール:5分3R(120.0kg)
貴賢神vsエドポロキング
貴賢神は、スダリオ剛の双子の弟。中学卒業後、貴乃花部屋に兄とともに入門。13年3月に初土俵を踏むと、17年5月場所で新十両に昇進。18年3月には史上初の双子の関取誕生として話題を集めた。しかし21年7月に相撲界を引退。同年大晦日のリングで、兄同様に総合格闘家への転身を発表した。
MMAデビュー戦にして『RIZIN』初参戦となった22年4月関根“シュレック”秀樹に敗れ、その後もカルリ・ギブレイン、GRACHAN王者の荒東“怪獣キラー”英貴に敗れて3連敗を喫す。
背水の陣で臨んだ3月のコーディー・ジェラベック戦では、1R右ストレートを当てると一気に左右ラッシュをかけ2分58秒TKOで念願の初勝利を果たした。自身が憧れるUFCファイターのデリック・ルイスのようなヘビー級ハードパンチャーとして、鳴り物入りで参戦するエドポロキングにRIZINの洗礼を浴びせるつもりだ。
エドポロキングはRumbleヘビー級王者。ナイジェリア人の父親と韓国人の母親を持つハーフで、野球で日体大柏高校在学中に通算28本塁打を記録し、県内でも注目されたスラッガーだった。
22年より「生まれ持ったフィジカルを試したい」とMMAを始める。23年2月の『BREAKING DOWN 7』で舞杞維沙耶、5月の『BREAKING DOWN 8』で松井健を相手にいずれも延長1Rの末5-0判定勝利。続く7月、マーク・ハントを相手に、1R左フックを効かせるとパウンド連打でTKO勝利を挙げ、業界内から熱視線を送られる。
セネガルでの修行を経て、24年5月、『Rumble#3』でプロデビュー。急遽参戦となったナイジェリアのテリー・ワガンダを相手に1R、得意のヒザでダウンを奪うと踏みつけやサッカーキックを次々繰り出し、パウンドでまとめ僅か15秒KO勝利した。待望の『RIZIN』デビューとなる今回、国技経験者の貴賢神を相手にヘビー級ならではのド派手なKOで、重量級スターとして一気にトップへ駆け上がりたい。
『RIZIN DECADE』では、すでにフェザー級タイトルマッチとして鈴木千裕とクレベル・コイケが対戦することが決まっている。榊原信行CEOによって「5年ぶりのカウントダウン、年越しイベントにしたいと思う」と明らかにされており、注目カードが今後も組まれていく予定だ。
鈴木千裕vsクレベル・コイケ
RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)
鈴木千裕vsクレベル・コイケ