千原ジュニアの「笑い」とその過程で「創作&創造」を巡る『作、千原ジュニア展』内覧会レポート
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撮影:タナカシノブ
千原ジュニア初の個展『作、千原ジュニア展』が3月14日(金)より3月31日(月)までPARCO FACTORY(池袋PARCO 7F)にて開催。開催前日の13日(木)には千原ジュニア本人が来展。囲み取材が実施され、本展覧会企画の経緯や見どころを紹介した。
本展覧会は、芸歴35年、50歳となった「芸人千原ジュニア」が芸能活動で生み出してきた「笑い」とその過程で「創作&創造」してきた「オブジェクト」を千原ジュニアの歴史をたどりながら、「イントロダクション」「作、笑」「作、アート」「作、書」「作、今」の5つの切り口で紹介するもの。企画アイデアは歴代マネージャーから生まれたものだとし、「こんなんやろうと思ってますけれど、どうですか?」という提案があり、「そういう機会があるなら…」という流れで成立したと笑顔のジュニア。企画の全貌は取材の前日に明らかになったそうで、自身も忘れている出来事、忘れている作品が多いと明かしたうえで、「昨日、初めて見ました。非常に楽しませていただきました」とニッコリ。展示の多くは「作品はすべて自分が作ったものだけど、恥ずかしいものがほとんど!」と照れながらコメントしつつも、「個展をやるにあたって、新たに作った作品もあります。ぜひ、そのあたりにも注目してください」とおすすめしていた。
撮影:タナカシノブ
撮影:タナカシノブ
人気番組『プレバト!! 』で制作した作品から、プライベートで紙粘土と遊びながら生み出された作品や、趣味で描いた絵などが所狭しと展示されていることについて、「どんだけ俳句を読んだんだ。いつから俳句を読むようになったんだって(笑)。(家で作ったものは世に出すつもりはなかったが)マネージャーが家に来て、ひっぺがして持っていった。だから、今、僕の家はすっかすかです」と現状を報告し、笑いを誘う場面もあった。
撮影:タナカシノブ
大好きなモンキーレンチを使ってキービジュアルを作成。モンキーレンチの魅力は「硬いものなのに、いろいろなものに順応できる柔らかさがある」と熱弁。キービジュアルのテーマは”平和”だそうで、「仲の悪い犬と猿が仲良くなること、平和を望んで作りました」と制作意図を語り、「家にはまだ(ここにある)倍くらいモンキーレンチがあります。すべて私物です」とモンキーレンチ愛を爆発させていた。
オリジナルグッズはキャップやトレーナーなど多数用意されている 撮影:タナカシノブ
展覧会ではオリジナルグッズも販売。「グッズの出来が良かった!」と力を込めたジュニアは「吉本では珍しいくらい出来がいい。今まで(吉本の企画で)物販が充実してたことはない」とニヤリとしながら、「ソールドアウトしたものもある」と報告し、「キャップやトレーナーとか本当に出来がいいです」とアピールしていた。
1日1名限定で販売されるフィギュア
また、1日1名限定で販売されるフィギュアについて触れる場面も。「誰が買うねん!みたいな値段(笑)。僕の写真を3Dスキャンして30cm超のリアルなフィギュアを作りました。誰が買うねん!と思ったけれど、せいじの息子がめちゃめちゃ欲しいって。ええ子に育ってます。本気で欲しがってたから」と甥っ子のかわいい反応にメロメロの様子。「買う可能性、あるかもしれない」と期待を込め、商品そのものについても「本当に僕がそのまま30cmになったみたいな感じ」と出来栄えに自信といった様子で語っていた。
撮影:タナカシノブ
撮影:タナカシノブ
撮影:タナカシノブ
人気コーナーになりそうな参加型の大喜利コーナーについては、「世の中の人がそんなに大喜利好きちゃうで!」と笑い飛ばしながらも、「自由に参加してくれたらいい。入場券を買うとフリップが渡される。気楽に参加して思いついたものを自由に書いて欲しい」と呼びかけ、ジュニア自身が気に入った作品には「すてきなプレゼント」が贈られるかもしれないともほのめかしていた。
撮影:タナカシノブ
撮影:タナカシノブ
自身の作品を「アートだと思ったことはない(笑)」としながらもアートに触れることは割と好きで、ふらりと美術館やアート展に訪れることもあるとも話していた。
撮影:タナカシノブ
撮影:タナカシノブ
撮影:タナカシノブ
ジュニアの歴史を辿る形での展示ということで、懐かしさを感じるポイントも多かった様子。展覧会を回っていると「うわー、めっちゃええやん!ってところから始まって前半は見れる。(半分を過ぎると)まだあるの?ともなる(笑)」と笑わせつつ、「一番懐かしかったのは、せいじとの写真。年表のところにケーキと一緒に撮った写真がある。それが僕の長男と次男にそっくり。なんで長男がせいじに似ているのかは分からないけれど…」とニヤニヤ。「吉本はマネージャーもコロコロ代わるから、番組に必要と言われて小さい頃の写真を渡すとまず返ってこない。だから家には僕とせいじの小さい頃の写真が一枚もない。だからなのか、せいじと僕の写真を見て『おっ!』ってなりました」と懐かしさと喜びを感じたコーナーをおすすめポイントとして挙げていた。
取材・文・撮影:タナカシノブ
イベント情報
■会期:3月14日(金)~3月31日(月)11:00~21:00
※最終入場は閉場の30分前まで※最終日は18時閉場
■会場:池袋PARCO本館7F・PARCO FACTORY
池袋PARCO 本館7F)東京都豊島区南池袋1-28-2
■入場料:入場料:1,000円(大喜利フリップ付き)(税込)
※身体障がい者手帳ご提示で介護者1名様のみ無料(ご本人は有料)
※PARCO会員サービス(当日券のみ対象、併用不可)
※入場特典のお渡しは有料入場者のみ
※混雑時は入場規制等行う場合がございます。
・「PARCOメンバーズプラチナランク」ご提示でご本人様のみ無料
・「大丸松坂屋お買い物ご優待カード」ご提示で株主様(ご持参者様)と同伴者1名様まで無料
・「大丸松坂屋お得意様ゴールドカード」ご提示でご持参者様と同伴者1名様まで無料
〈入場料100円引き〉
・「PARCOメンバーズレギュラーランク~ゴールドランク」をご提示でご本人様のみ100円引き
■企画協力:吉本興業株式会社
■制作:サンボード
■PARCO ART HP:https://art.parco.jp/parcomuseum/detail/?id=1669
※営業日時は変更となる場合がございます。詳しくは池袋PARCOのHPをご確認ください。
※企画内容は予告なく変更になる可能性がございます。