キムラ緑子が「ブギの女王」笠置シヅ子に挑む 『わが歌ブギウギ-笠置シヅ子物語-』の上演が26年に決定 

ニュース
舞台
2025.3.28
 『わが歌ブギウギ-笠置シヅ子物語-』

『わが歌ブギウギ-笠置シヅ子物語-』

画像を全て表示(2件)


2026年1月2日(金)~20日(火)東京・三越劇場、1月24(土)~2月1日(日)京都・南座にて、『わが歌ブギウギ-笠置シヅ子物語-』が上演されることが決定した。

歌手・笠置シヅ子(1914~1985)の波瀾万丈の生涯を描いた「わが歌ブギウギ」は、昭和62(1987)年NHK 銀河テレビ小説で、生前の笠置シヅ子と親交の深かった作家・小野田勇の作、順みつき主演にてドラマ化された。好評を博した同作は、平成5(1993)年3月に東京・三越劇場でドラマと同じく順みつき主演で音楽劇として初めて舞台化され、平成6(1994)年5月大阪・中座及び全国公演で再演、平成17(2005)年12月大阪松竹座、平成18(2006)年1月名古屋・2月東京公演では真琴つばさ主演により上演された。

この度、令和での初上演では、劇団新派の演出家・齋藤雅文の補綴・演出により作品をさらに練り上げ、『わが歌ブギウギ-笠置シヅ子物語-』と題しておくる。

注目の笠置シヅ子を演じるのはキムラ緑子。様々な舞台や映像作品などで圧倒的な存在感を見せ、ミュージカルやライブにも出演経験があるキムラ緑子が“ブギの女王”に挑む。

(左)キムラ緑子、(右)笠置シヅ子 (写真提供:笠置シヅ子資料室)

(左)キムラ緑子、(右)笠置シヅ子 (写真提供:笠置シヅ子資料室)

昭和初期、笠置シヅ子が音楽家・服部良一と出会い、大阪松竹少女歌劇団(OSSK ※後のOSK)トップスターとなり、本格的なショーを目指して上京。戦争の影響や花森興業の御曹司・花森英介との運命的な恋を経て、戦後日本を代表する人気歌手へ成長していく姿など、数々の出会いや試練を乗り越えるドラマチックな人生を、「東京ブギウギ」をはじめ「ラッパと娘」「買い物ブギー」「ホームラン・ブギ」など珠玉の名曲を織り交ぜて披露する。

なお、豪華共演者をはじめ公演の詳細は順次公開予定。

【あらすじ】
香川で生まれ大阪で育った笠置シヅ子(キムラ緑子)は、歌劇団に憧れ、大阪松竹座へ押しかけます。偶然居合わせた音楽家・服部良一により才能を見出された彼女は、入団を許可され、やがて大阪松竹少女歌劇団のトップスターへ。さらに本格的なショーを目指すようになったシヅ子は、服部からの誘いを受け、帝国劇場で旗揚げする松竹楽劇団に参加するため上京、花森興業の御曹司・花森英介と出会い、激しい恋に落ちます。
歌手として脚光を浴びる中、戦争で活動を制限されながらも歌い続けるシヅ子。終戦後、明るく力強い彼女の歌声は日本中の人々を立ち上がらせる大きなエネルギーとなり、爆発的なヒット曲「東京ブギウギ」が誕生します。
どんな時も明るく歌い続けたシヅ子の、涙と笑顔の物語。


キムラ緑子 コメント

出演の話を聞いた時、電気がついた時みたいに周りがパッと明るくなりました。実は若い頃から、いつか笠置シヅ子さんの人生を舞台で演じてみたいと思っていたので、まさか!とすごく嬉しくて大興奮してしまいました。笠置シヅ子さんは女優としても素晴らしく、歌も地声の力強い歌声がとても上手い方で、まさに戦後の日本をエネルギッシュに引っ張って元気づけた人。そんな方の人生を演じられるのは光栄です。私は歌うことも大好きなので、舞台で演じることと歌うことを一緒にできるのはとても幸せです。カキーンって、打ったボールが青空にバーッと飛んでいくようにエネルギーに満ち満ちた舞台を作っていきたい気持ちでいっぱいです。

公演情報

2026年1・2月公演 『わが歌ブギウギ-笠置シヅ子物語-』
小野田勇 作 齋藤雅文 補綴・演出
 
【出演】キムラ緑子 他
 
【日程・会場】 
2026年1月2日(金)~20日(火)
三越劇場
 
2026年1月24(土)~2月1日(日)
南座
シェア / 保存先を選択