大迫力の肉食恐竜に、かわいい赤ちゃん恐竜も! リアルさに驚きながらふれあいを堪能『恐竜パーク』ゲネプロレポート

2025.7.23
レポート
イベント/レジャー

『恐竜パーク』

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夏休み恒例の体験型リアル恐竜ショー『恐竜パーク』が、2025年7月19日(土)の埼玉・サンシティ越谷市民ホール公演を皮切りに、全国24ヶ所へと巡回中だ。

オーストラリア発の『恐竜パーク』は、かわいらしい赤ちゃん恐竜から迫力ある肉食恐竜までたくさんの恐竜が登場し、愉快なパフォーマンスを行うファミリー向けのパフォーマンスショー。日本では『恐竜パーク』の前身となる『恐竜どうぶつ園』から数え、通算約50万人を動員してきた大人気のイベントである。なお、上演中はフラッシュなしの写真撮影はOKで、0歳から入場可能でありベビーカー置き場も設置、途中入退場も自由となっている。

トリケラトプスとライトニングクローの対面

リアルな恐竜たちから目が離せない

『恐竜パーク』には、肉食恐竜や草食恐竜、巨大恐竜から小さな恐竜、有名な恐竜に新しく発見された恐竜など、多種多様な恐竜たち(のパペット)が登場する。

アメリカ出身で大食漢のティラノサウルスの赤ちゃんは、小さな手足やぱっちりした瞳が愛くるしい。抱っこされてあくびをしながら眠そうな顔をするさまや、少し甘えるような仕草は愛嬌たっぷりだ。

愛くるしい表情を見せる、ティラノサウルスの赤ちゃん

ティラノサウルス科の肉食恐竜であるナヌークサウルスは、日照時間が短くエサも少ないアラスカ方面に居住していたために体は小さいが、面構えがいかにも強そうで迫力満点だ。鳥のような羽毛は寒さを和らげるためのものだったそうで、表皮の羽毛がまるで装飾のようだ。

ティラノサウルスの仲間であるナヌークサウルスは、寒い地方に生息した

オーストラリアで新しく発見されたライトニングクローは、まだ正式な名前がつけられていない恐竜で、大きなかぎ爪がとてもかっこいい。鳴き声で仲間とコミュニケーションを取っていたそうで、会場には大きな声が響き渡っていた。

大きなかぎ爪が特徴、ライトニングクロー

ぱっちりとつぶらな瞳が特徴のレエリナサウラは、日照時間が短い地域に生息し、夜行性であるために目が大きくなったとのこと。スリムな体と俊敏な動き、理知的な表情がどこか洗練された印象を与える。

キャストのお気に入りだというレエリナサウラは、ぱっちりした瞳が魅力

400本もの歯が生えている大きな口と立派な顎、首周りの大きなフリルが目を引くトリケラトプスは北アメリカに生息し、進化を続けて長く生き残った恐竜だ。会場では、象にも似た大きな雄叫びを上げていた。

どっしりとして風格のあるトリケラトプス

日本で一番巨大な恐竜、フクイタイタンは、白亜紀に初めて花が咲くようになった植物などをたくさん食べて巨大化したのだという。ステージで観客に白い花をプレゼントされ、嬉しそうな仕草を見せる。

日本一大きいというフクイタイタンは、福井県で見つかった恐竜

『恐竜パーク』に登場する恐竜たちはリアルで個性豊かで、とても魅力的だ。多種多様な恐竜たちの姿や声、動きや生息を知る中で、お気に入りの一匹が見つかるだろう。

ショーでは人間と恐竜の信頼関係が伝わってくる

恐竜に触れたりエサやりをしたり…… 参加型イベントも盛りだくさん

多彩な恐竜たちのほか、オーストラリアから来日した陽気なキャストたちがMCを務めるのも本ショーの特徴のひとつだ。まず冒頭でキャストが観客に「リアクションポーズ」を示し、入場者特典の恐竜うちわを使って反応できるようにレクチャーする。その後も一緒に恐竜の鳴きまねをするよう呼びかけるなど、さまざまな形で観客にショーへの参加を促し、軽妙なトークと大きなリアクションで賑やかな空気を生み出す。

明るくコミカルなMCで場を盛り上げるキャストたち

一部の観客はステージに上がり、キャストから学びながら恐竜に触ったりエサやりを行ったり、襲われないように木のふりをするなど、恐竜と深く関わることができる。観賞するだけではなく、恐竜やキャストと一緒に楽しめる内容だ。

恐竜に頭を……!?

恐竜が登場する以前から地球上に生息した肉食の古代生物、メガネウラ。本ショーは、トンボが巨大化したような大迫力のメガネウラがステージから降りてきて、客席にいる観客の頭上を活発に飛び交うなど、驚きの演出も満載。キャストの話の展開は予想がつかず、恐竜や古代生物たちも自由自在に動き回るので、観客はドキドキ・ワクワクしっぱなしだ。

恐竜以前の古代生物、メガネウラ

メガネウラが客席に接近してきて……!?

学びの要素が盛りだくさん!

本ショーは、大画面で表示される多様なクイズやキャストのトークに学びがあり、恐竜たちの名前や歴史、生態などを楽しみながら知ることができ、学習内容が非常に充実している。キャストの明るくコミカルな語りと恐竜たちの豊かなリアクションで、学習内容は深く記憶に刻まれるだろう。

充実したクイズで恐竜について詳しくなろう

日本出身のフクイラプトルのような覚えやすい特徴のある恐竜や、メガネウラなどの古代生物のほか、オーストラリア固有の鳥であり、伝承では朝一番に鳴いて一日の始まりを示すとされるクッカバラなど、なかなか見る機会のない動物について知ることができるのも嬉しい。

オーストラリア固有の鳥、クッカバラ

その他、恐竜グッズの販売や、動く恐竜と記念撮影ができるARフォトスポットやミニ恐竜博物館など、様々な企画も盛りだくさんだ。かわいらしい赤ちゃん恐竜や大迫力の肉食恐竜、巨大恐竜などのリアルな姿に驚きながらキャストたちの賑やかなトークを堪能し、いつのまにか恐竜に詳しくなっている『恐竜パーク』は全国24ヶ所へと巡回中。


文・撮影=中野昭子

イベント情報

リアル恐竜ショー 恐竜パーク
2025年7月19日(土)埼玉 サンシティ越谷市民ホール 開演10:30/13:00/15:30
2025年7月20日(日)神奈川 綾瀬市オーエンス文化会館 大ホール 開演13:00/16:00
2025年7月21日(月・祝)群馬 太田市民会館 ホール 開演12:00/15:00
2025年7月23日(水)東京 J:COMホール八王子 開演12:00/15:00
2025年7月24日(木)東京 大田区民ホール・アプリコ 大ホール 開演時間13:00/16:00
2025年7月26日(土)東京 日本青年館ホール 開演13:00/16:00
2025年7月27日(日)千葉 君津市民文化ホール 大ホール 開演12:00/15:00
2025年7月29日(火)新潟 新潟テルサホール 開演12:00/15:00
2025年7月30日(水)富山 オーバード・ホール(富山市芸術文化ホール)大ホール 開演13:00/16:00
2025年8月2日(土)東京 北とぴあ さくらホール 開演11:00/13:30/16:00
2025年8月3日(日)栃木 栃木県総合文化センター メインホール 開演12:00/15:00
2025年8月6日(水)東京 練馬文化センター大ホール(こぶしホール) 開演13:00/16:00
2025年8月7日 (木)埼玉 鴻巣市文化センター クレアこうのす 大ホール 開演12:30/15:30
2025年8月9日 (土)東京 調布市グリーンホール 大ホール 開演12:00/15:00
2025年8月10日(日)神奈川 相模原市民会館 ホール 開演12:00/15:00
2025年8月11日(月・祝)静岡 沼津市民文化センター 大ホール 開演12:00/15:00
2025年8月13日(水)長野 サントミューゼ 大ホール(上田市交流文化芸術センター) 開演13:00/16:00
2025年8月14日(木)神奈川 茅ヶ崎市民文化会館 大ホール 開演13:00/16:00
2025年8月16日(土)愛知 アイプラザ豊橋 講堂 開演12:00/15:00
2025年8月17日(日)兵庫 神戸国際会館こくさいホール 開演12:00/15:00
2025年8月19日(火)大阪 河内長野市立文化会館(ラブリーホール) 大ホール 開演12:00/15:00
2025年8月20日(水)京都 宇治市文化センター 大ホール 開演12:00/15:00
2025年8月23日(土)広島 東広島芸術文化ホールくらら 大ホール 開演12:00/15:00
2025年8月24日(日)山口 三友サルビアホール(防府市公会堂)大ホール 開演12:00/15:00
 
上演時間:約55分(休憩なし)
スケジュール詳細:https://kyoryu.srptokyo.com/schedule.html 
 
原案:Erth Visual & Physical inc.
企画制作:サンライズプロモーション東京
問い合わせ:サンライズインフォメーション 0570-00-3337(平日12:00~15:00)