横浜アリーナで開催、世界を席巻するヒップホップアーティストが集結する『FORCE MAGAZINE PRESENTS FORCE FESTIVAL』 Rae Sremmurdら出演者を紹介

コラム
音楽
2025.9.12
『FORCE MAGAZINE PRESENTS FORCE FESTIVAL』

『FORCE MAGAZINE PRESENTS FORCE FESTIVAL』

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2025年10月3日と4日の2日間、横浜アリーナを舞台に開催される『FORCE MAGAZINE PRESENTS FORCE FESTIVAL』は、世界を席巻するヒップホップ界のトップランカーたちが集結する、国内史上最大規模のヒップホップフェスティバルだ。豪華な顔ぶれが、横浜の夜を熱狂の渦に巻き込む。

今回は、この歴史的なイベントを彩るインターナショナルアーティストたちを紹介する。
 

■Rae Sremmurd

Rae Sremmurd

Rae Sremmurd

アメリカ・ミシシッピ州トゥペロ出身のSwae LeeとSlim Jxmmiによる兄弟デュオ、Rae Sremmurd。2013年に Mike WiLL Made-It 主宰のレーベル「EarDrummers」と契約し、シングル「No Flex Zone」「No Type」でブレイク。日本のヒップホップクラブでもヘビープレイされ大きなヒットとなった。他にもPowerglide(feat.Juicy J).Throw Sum Mo(feat.Nicki Minaj & Young Thug).Come Get Her.Set The Roof(feat.Lil’Jon)など数々のクラブヒットを放っているが、彼らの代表曲と言えるのは間違いなく2016年リリースの「Black Beatles(feat. Gucci Mane)」だろう。全米シングルチャート1位を獲得し、SNSの「#MannequinChallenge」と相まって世界的なヒットとなった。最新アルバム Sremm 4 Life(2023年)では新世代アーティストとのコラボも取り入れ、エネルギッシュで進化したサウンドを提示している。
Rae Sremmurd の楽曲は、キャッチーなフックと大胆なリリック、そして観客を巻き込む圧倒的なパフォーマンス力が特徴。特に Metro Boomin がプロデュースを手掛けた「Black Beatles」や「T’d Up」は、クラブやライブで熱狂を生み、デュオの代名詞ともなっている。
今回の『FORCE MAGAZINE PRESENTS FORCE FESTIVAL』Day2では、Rae Sremmurd がこれまでに培ったライブ経験を横浜アリーナに注ぎ込む。Day2の同ステージには Metro Boomin も出演予定であり、過去に共作した「Black Beatles」「T’d Up」といった楽曲がライブで再現される可能性もある。観客は、フェスならではの特別なサプライズを目の当たりにできるかもしれない。
兄弟ならではの息の合ったパフォーマンスと、観客を巻き込むライブアクトは、横浜アリーナの空気を一変させるだろう。世界的ヒット曲と圧倒的なライブパワーを兼ね備えた Rae Sremmurd。Day2 のステージで、彼らが見せるエネルギーと予想外の共演の瞬間を、ぜひその目で体感してほしい。
 

■Polo G

Polo G

Polo G

シカゴ出身のラッパー、Polo G。2018年にデビューシングル「Finer Things」を発表し、地元シーンで注目を集める。翌年のデビューアルバム『Die a Legend』(2019年)は全米チャートで高評価を獲得し、収録曲「Pop Out」(feat. Lil Tjay)は全米ヒット、日本のクラブでも支持され、現行ヒップホップの新星として存在感を示した。
その後も『The Goat』(2020年)、『Hall of Fame』(2021年)をリリースし、「Rapstar」で全米チャート1位を獲得。「Martin & Gina」「GNF (OKOKOK)」「Epidemic」などヒットを連発。2022年には『Hall of Fame 2.0』を発表し、「Distraction」や「Bad Man (Smooth Criminal)」といった楽曲も話題を呼んだ。
Polo Gの魅力は、ストリートで培ったリアルな経験を反映したリリックと、耳に残るキャッチーなフックを高次元で融合させている点にある。ハードなテーマを扱いながらも叙情的なメロディで聴き手を惹き込み、ラッパーとしての真摯さとポップな感覚を兼ね備えることで、メインストリームとアンダーグラウンドの双方を自在に行き来できる存在となっている。
『FORCE MAGAZINE PRESENTS FORCE FESTIVAL』Day2への出演が決定し、日本のファンにとっては待望のステージとなる。代表曲「Pop Out」「Rapstar」「Martin & Gina」「Distraction」などを通じて、多彩な音楽性と熱量が横浜アリーナに響き渡るだろう。また、同日出演のCentral Ceeとは未発表曲を含むコラボが話題になった経緯もあり、ライブ当日のスペシャルな演出への期待感も高まる。確かなフロウと感情豊かなリリックは、フェス全体の熱気をさらに高めるに違いない。
現行ヒップホップを象徴する存在の1人として、Polo Gのパフォーマンスは観客にシカゴのストリートカルチャーとヒップホップの現在地を体感させるだろう。
 

■Murda Beatz

Murda Beatz

Murda Beatz

カナダ出身のプロデューサー、Murda Beatz。10代の頃から独学でビート制作を始め、地元シーンから徐々に頭角を現した。持ち前のドラムスキルとセンスを武器に、アメリカへ活動の場を広げ、世界的ヒットを生み出すプロデューサーへと成長していった。
Murda Beatz の名を決定的にしたのは、2017年以降に手がけた数々のビッグヒットだ。Travis Scott「Butterfly Effect」、Drake「Nice for What」、Migos × Nicki Minaj × Cardi B「Motorsport」といった楽曲は、いずれもチャートを席巻し、彼のサウンドを世界に広めた代表作として知られている。特に「Nice for What」は全米シングルチャートで1位を獲得し、プロデューサーとしての評価を不動のものにした。日本国内のアーティストとも積極的に楽曲製作を行っており、2019年にはBAD HOPとの「JET (feat. G-k.i.d, Yellow Pato & Tiji Jojo)」、今年リリースされた千葉雄喜との共作「Maybach」は記憶に新しい。また、Smokepurppとのプロジェクト『Bless Yo Trap』や、自身の名義による楽曲発表など、裏方にとどまらずアーティストとしての側面も示してきた点も特徴的だ。
彼のビートの特徴は、重厚な低音と細かく刻まれるハイハット、そしてキャッチーさと攻撃性を両立した展開力にある。クラブやフェスティバルで流れると、自然と観客を揺らす力を持ち、世界中のDJがプレイリストに加えてきた。
今回、Murda Beatzは『THE FORCE FESTIVAL』Day2でどんなパフォーマンスを見せるだろうか。プロデューサーとして数々のヒットを手がけてきた彼の世界的に知られる楽曲が、アリーナの大音量で聞けるのか、再構築される瞬間は大きなハイライトとなるだろう。単なるビートメーカーを超え、ステージでオーディエンスを巻き込むMurda Beatz のパフォーマンスは、クラブファンにもフェス初心者にも新鮮な体験を提供するはずだ。
カナダ出身のプロデューサーが築いてきた世界基準のサウンド。その核心を『THE FORCE FESTIVAL 2025』で体感できるこの機会は、見逃せない。

 

これほどの豪華ラインナップが一堂に会する瞬間は、まさに奇跡と言っていいだろう。こんな機会は二度と訪れないかもしれない。日本のヒップホップフェスティバル史に深く刻まれるであろう『FORCE MAGAZINE PRESENTS FORCE FESTIVAL』。体感できるチャンスを逃してはいけない。


Written by DJ SHUNSUKE

イベント情報

『FORCE MAGAZINE PRESENTS FORCE FESTIVAL』
2025年10月3日・4日
横浜アリーナ
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