友近・千葉雄大が初タッグを組み、内館牧子の『老害の人』をリーディングドラマ化

ニュース
舞台
2025.9.26
(左から)友近、千葉雄大

(左から)友近、千葉雄大

画像を全て表示(2件)


舞台化され、2026年5月に東京・大阪・愛知・秋田にて、内館牧子によるベストセラー小説『老害の人』(講談社文庫)のリーディングドラマが上演されることが決定した。

小説『老害の人』は、『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』に続く内館牧子による「高齢者小説」第4弾。定年、終活、人生のあとしまつ……。自分のこと、親のこと、いずれは誰もが直面する「老後」。「最近の若い人は……」というぼやきが今や「これだから『老害』は」となってしまった時代。内館節でさらなる深部に切り込んだ作品。

『老害の人』(C)内館牧子/講談社

『老害の人』(C)内館牧子/講談社

出演者は、芸達者な表現力で魅了する友近と、繊細かつ柔軟な演技で人気の千葉雄大。音楽はチャラン・ポ・ランタンの小春が担当し、アコーディオンの生演奏で舞台を彩る。

昭和歌謡とともに贈る、“老害”逆襲エンターテインメントを楽しみにしよう。

【ストーリー】
小さな玩具屋を大手企業に育てた元社長・福太郎。だが、老いてなお「自慢話が止まらない」彼は、
ついに家族にも会社にも“老害”認定され、娘からは完全に距離を置かれる。
そんなある日、福太郎が出会ったのは、自分以上に強烈な“老害”・サキ。彼女との出会いをきっ
かけに、世の中から締め出された老人たちの反撃が始まる——!


友近 コメント

今回朗読劇の2人芝居に初チャレンジさせていただきます。
一人何役もあり大変そうではありますがいろんな声をだしたり演じるのは好きか苦手かと言えば好きな方なので(笑)
若手のホープ千葉くんと力合わせて張り切って参ります。
是非会場に足をお運びくださいませ。

千葉雄大 コメント

こんなにたくさんの役をやらせていただくのは初めてなので、緊張しますが、
一視聴者として大好きな友近さんとご一緒できる日が来るなんて、生きててよかった、と思うくらいうれしいです。
また、内館牧子先生の作品で演じさせていただくのも久しぶりなので、これまたうれしいです。
いつかの自分の話な気もするので、お越しくださるお客様に楽しんでいただけるよう、精一杯お稽古したいと思います。

台本・演出 笹部博司 コメント

ここに登場する老人たちは、みんな欠点だらけです。でも、それ以上に魅力的な人たちばかりです。
そんな彼らを、たった二人の俳優が演じ分ける。
その挑戦にふさわしいのが、友近さんと千葉雄大さんだと思いました。
「老害」という言葉のイメージは、きっと重くて、嫌われ者で……
けれど本作の“老害たち”は、どこかチャーミングで、愉快痛快です。
害を益に変えていく、その姿がまさにエンターテインメントなのです。
内館牧子さんはこう綴っています。
「老害をまき散らす老人たちと、それにうんざりする若年層——
両者の活劇のような物語を書けないか」。
まさに本作は、その“活劇”に仕上がりました。
観る人が誰かを思い出し、笑いながら、心のどこかを温めて劇場を後にする。
そんな舞台にしたいと願っています。

公演情報

リーディングドラマ『老害の人』

原作:内館牧子『老害の人』(講談社文庫)
出演:友近 千葉雄大
音楽・アコーディオン演奏:小春(チャラン・ポ・ランタン)
台本・演出:笹部博司

上演:2026年5月東京、大阪、愛知、秋田

公式サイト:http://ml-geki.com/rougainohito
公式 X: @rougainohito

お問合せ:サンライズプロモーション 0570-00-3337(平日 12:00~15:00)
企画・製作:メジャーリーグ サンライズプロモーション
シェア / 保存先を選択