野杁正明が会見で衝撃的KOを宣言! 『ONE 173: スーパーボン VS 野杁』は11/16ゴング

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2025.11.14
『ONE 173: スーパーボン VS 野杁』の記者会見に顔を揃えた日本人選手。中央右が野杁正明

『ONE 173: スーパーボン VS 野杁』の記者会見に顔を揃えた日本人選手。中央右が野杁正明

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11月16日(日)に東京・有明アリーナで開催される『ONE 173: スーパーボン VS 野杁』の記者会見&公開練習が、12日(水)都内にて行われた。

登壇する野杁正明

登壇する野杁正明

メインイベントのONEフェザー級キックボクシング世界王座決定戦で対戦する王者スーパーボン(タイ)と暫定王者・野杁正明(team VASILEUS)の両者をはじめ、主要カードの出場選手が揃って登壇し、試合に向けての意気込みを語った。

衝撃的KOを宣言した野杁正明

衝撃的KOを宣言した野杁正明

会見に出席した野杁は「前回の試合を超えるという意味では、僕はタワンチャイ戦以上の衝撃を与えないといけないと思いますし、それ以上のKOを見せないといけないと思っています。それは11月16日に必ず実現させるので大丈夫です。安心して下さい」と3月のONE日本大会でタワンチャイにTKO勝ちした一戦以上の勝ち方をしたいと意気込む。

ベルトに視線を落とすスーパーボン

ベルトに視線を落とすスーパーボン

スーパーボン

スーパーボン

それを受けて、スーパーボンは「そんな簡単にはいかないでしょう。私はこのベルトをタイに持ち帰るために、この試合をしますし、防衛してみせます」と王座統一宣言だ。

若松佑弥

若松佑弥

ジョシュア・パシオ

ジョシュア・パシオ

コ-メインイベントのONEフライ級MMA世界タイトルマッチで初防衛戦に臨む王者・若松佑弥(Tribe Tokyo MMA)は「こんな素晴らしい大会で初防衛戦ができるので凄く楽しみですし、凄く嬉しく思います。すべてを懸けて16日にぶつけたいと思います」と気合十分な意気込みを語れば、2階級制覇を狙うジョシュア・パシオ(フィリピン)は「この機会を与えてくれたことに感謝いたします。私は何度もアウェイな状況で戦ってきているので私にとっては新しいことではありません。11月16日に必ず2階級制覇します」と宣言した。

吉成名高

吉成名高

吉成名高(左)とヌンスリン・チョー・ケットウィナー(右)

吉成名高(左)とヌンスリン・チョー・ケットウィナー(右)

第15試合、ONEアトム級ムエタイ世界王者決定戦でヌンスリン・チョー・ケットウィナー(タイ)と対戦する吉成名高(エイワスポーツジム)は、U-NEXTが実施したファンの勝利予想では名高の100%勝利という結果を受け、「そういうファンの意見は光栄ですし嬉しいです。自分の中では絶対に勝てるという自信はもちろんありますが、対戦相手のヌンスリン選手は2ヵ月間、仕事を求職してまですべてを懸けて練習していると思うので、自分の中ではまったく油断というものはなく、本当に死に物狂いで追い込みをしてきました。自分と相手の戦いだけに集中して、自分でやれることをやれば勝てるというふうに思っています」と一切油断はなく勝ちたいとした。

武尊

武尊

武尊(左)とデニス・ピューリック(右)

武尊(左)とデニス・ピューリック(右)

第12試合のフライ級キックボクシングでデニス・ピューリック(カナダ/ボスニア・ヘルツェゴビナ)と対戦する武尊(Team Vasileus)は「ケージでの試合は初めてなんですけれど、これだけ現役でやってきて、このキャリアで初めての経験ができるのは楽しみなことでもあるし、それを想定した練習もしてきたので大丈夫かなと。思い切りケージを楽しもうと思います。あと、僕はONEの日本大会でまだ勝ててないので、この試合で日本のファンの皆さんの目の前で、最高の勝ち方で勝つので当日は応援よろしくお願いします。最高に盛り上げます」と集まった大勢のファンを前に勝利宣言。

グレゴリアン(左)

グレゴリアン(左)

第11試合、フェザー級キックボクシングでマラット・グレゴリアン(アルメニア)と対戦する安保瑠輝也(MFL team CLUB es)は「自分でも驚くくらい落ち着いています。ここ数戦、どの試合も大事で、大事な試合をたくさんしてきましたが、この試合がキックボクシングという競技の集大成だと思っているので、誰がONEのこの階級のチャンピオンになるべきなのか、この試合で証明したいと思っています」とONE初参戦でインパクトを残したいという。

2023年9月の宇佐美正パトリック戦以来のキックルールでの一戦となり、「(キックを使えることの喜びを)めっちゃ感じましたね。もともと蹴りが得意だし、その分、苦手だったボクシングについても前回(シナ・カリミアン戦)、前々回(マニー・パッキャオ戦)の試合で技術が伸びたし、それをやっと表現できるのが楽しみで仕方ないですね」と試合が待ち遠しい様子を見せた。

安保瑠輝也

安保瑠輝也

なお、会見後の囲み取材で、グレゴリアンとのフェイスオフで飛ばしていたコメントの内容を聞かれると「前回(=海人戦)焼き肉を食べて計量オーバーしたじゃないですか。それをちょっと今回、食べたいんやったら早めに食べとけよ、というふうに伝えようと思って、“焼き肉食べてきたんか?”って言いました。聞いてみたけれど、日本語やから伝わらんわと思って(笑)。でもしつこく3回ぐらい聞いたら何か言ってたんですけど、僕も何言ってるか分からなかったので空回りしました」と苦笑いしていた。

スーパーレック

スーパーレック

与座優貴

与座優貴

第10試合、バンタム級キックボクシングでスーパーレック・キアトモー9(タイ)と対戦する与座優貴(Team Vasileus)は「いい意味でムカつく目をしていて早く戦いたいなと思いました」といい、怪我で長期戦線離脱が予想される現王者ジョナサン・ハガティーについては「長引けば長引くほど自分はハガティ―に絶対勝てるので。ベルトを巻く日が遠くなっちゃうのは悲しいんですけど、その間はしっかり自分がバンタム級を温めておこうかなと思います。なので、日曜日はしっかりスーパーレックにKOで勝ちたいなと思っています」とKO決着を予告。

ナビル・アナン

ナビル・アナン

和島大海

和島大海

第9試合、フェザー級キックポタシングでナビル・アナン(アルジェリア/タイ)と対戦する和島大海(月心会チーム侍)は「世界中の有名な選手が集まっているONEは凄い舞台だなと思いますし、K-1からの選手も凄くたくさんいてちょっと懐かしいなと思いました。対戦相手のナビル選手は僕が今まで戦ってきた中でも一番背が高い選手なんですけど、急遽、試合が決まってからしっかり対策してきので、それを試合で見せたいと思います」と自信を見せていた。

青木真也

青木真也

第3試合、ライト級総合格闘技で対戦する青木真也(BAMF)と手塚裕之(Yamada Dojo-TGFC)も両者が意気込みを語り、青木は「ONEとの物語は終わりたかったんだけどね。続いちゃいましたね。何を見せたいか? 見せたいものがないです。やりたいこともないです。やる意味もないと思います。そういうものをちゃんと表現できたらなと思います。そうすればいいものになるんじゃないかなとも思います」と独特な青木節を全開させた。

手塚裕之

手塚裕之

対する手塚は会見後の囲み取材で「彼にとっては僕と試合するということは凄くリスクがある試合だと思います。凄くリスクがある試合を受けてくれたということに感謝の気持ちを込めて、ぶちのめしたいなと思っています。俺が青木真也劇場を終わらせます。彼はしっかり仕上げて来ると思います。殺しに来ると思うので、僕も殺しに行きます。炎上だとかいろいろ繰り返してますけど、そろそろ潮時かなと思うので花道を作ってあげたい」と青木を引退に追い込みたいという。最後に、記者会見で用意していたが読むタイミングを逃したという青木への感謝状を手にし、集まった記者の前でそれを読み上げた。内容は以下の通り。

「感謝状。青木真也殿。あなたはこれまで『総合格闘技の看板を背負う』と言いながら、勝っても負けても説教をたれ、解説席では不機嫌を振りまき、SNSでは誰よりも元気に炎上を仕掛けて参りました。秋山成勲選手との試合では、見事に相手を輝かせる踏み台役を果たし、名勝負製造機として格闘史に名を刻まれました。また、自演乙選手に敗れた際にリングで粗相をしたというガセネタまで語り継がれるあたり、あなたのキャラクターの濃さとプライドの高さを物語っております。このように勝っても負けても記憶に残り、試合よりもマイクと話題性で格闘技に貢献してきた功績は、多くの観客に強烈な印象を与えてきました。つきましては、今回の私との試合を持って、その長きに渡る青木真也劇場を華々しく締めくくり、格闘技界を卒業していただきたいと思います。ここにその苦労と矛盾と炎上の全てに感謝の意を表し、花道を送ります。手塚裕之」

なお、会見終了後には、主要選手が集まった大勢のファンの前でミット打ちなどを披露し、試合に向けて好調をアピールしていた。

【対戦カード】

スーパーボン(左)と野杁正明(右)

スーパーボン(左)と野杁正明(右)

▼メインイベント フェザー級 キックボクシング 世界王座統一戦
スーパーボン vs 野杁正明

若松佑弥(左)とパシオ(右)

若松佑弥(左)とパシオ(右)

▼第16試合 フライ級 総合格闘技 世界タイトルマッチ
若松佑弥 vs ジョシュア・パシオ

▼第15試合 アトム級 ムエタイ 世界王者決定戦
吉成名高 vs ヌンスリン

▼第14試合 フライ級 ムエタイ 世界王者決定戦
ロッタン vs ノンオー

▼第13試合 ライト級 総合格闘技 世界タイトルマッチ
クリスチャン・リー vs アリベック・ラスロフ

▼第12試合 フライ級 キックボクシング
武尊 vs デニス・ピューリック

▼第11試合 フェザー級 キックボクシング
マラット・グレゴリアン vs 安保瑠輝也

▼第10試合 バンタム級 キックボクシング
スーパーレック vs 与座優貴

▼第9試合 フェザー級 キックボクシング
ナビル・アナン vs 和島大海

▼第8試合 アトム級 キックボクシング
スタンプ vs KANA

▼第7試合 ライト級 総合格闘技
磯嶋祥蔵 vs タイ・ルオトロ

▼第6試合 ミドル級 サブミッショングラップリング
ジャンカルロ・ボドニ vs ラファエル・ロバト・ジュニア

▼第5試合 バンタム級 ムエタイ
ジェイク・ピーコック vs スアキム

▼第4試合 ヘビー級 総合格闘技
竹内龍吾 vs シャミル・エルドアン

▼第3試合 ライト級 総合格闘技
青木真也 vs 手塚裕之

▼第2試合 アトム級 総合格闘技
澤田千優 vs 平田樹

▼第1試合 バンタム級 キックボクシング
ウェイ・ルイvs 秋元皓貴

※対戦カードは変更となる場合あり

大会は、11月16日(日)13:00、いよいよ激闘のゴングを鳴らす。残りわずかとなったは、今すぐに確保してほしい。

イベント情報

『ONE 173: スーパーボン VS 野杁』

日時:11月16日(日)13:00試合開始
場所:有明アリーナ(東京都)

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