引退発表の武尊がロッタンにリベンジへ！ 来年4月開催『ONE 175』チケット絶賛発売中

世界的格闘技大会『ONE 175』が2026年4月29日（水・祝）、有明アリーナ（東京都）で開催される。11月16日（日）に行われた『ONE 173』の興奮が冷めやらぬ中、来年GWに日本開催が決定。武尊が前戦で敗れたロッタンとの再戦が決まった。

好ファイトの連続だった『ONE 173』。中でも盛り上がりを見せたのが元K-1で3階級王者の武尊とデニス・ピューリック（カナダ）によるフライ級キックボクシングだった。

試合は武尊が立ち上がりからピューリックに圧をかけ、1回に左フックなどで2度のダウンを奪った。そして、2回には右のカーフキックでダウンを奪うと、猛ラッシュで強烈なダウンを取り、レフリーストップ。武尊の鮮やかなTKO勝利となった。

武尊は3月23日（日）にさいたまスーパーアリーナで行われた『ONE172』で、元ONEフライ級ムエタイ世界王者ロッタン・ジットムアンノン（タイ）に、屈辱の1回KO負けを喫していた。ONEでは、2024年9月のタン・ジン（ミャンマー）戦以来の勝利となった武尊は、ケージ内で涙を流し、次の試合での引退を表明した。そして、相手にロッタンを指名。すると、ケージに上がったロッタンが快諾し、大物2人による再戦が内定した。

試合後の会見で武尊は「昔から1回でも負けたら引退という思いを持って毎試合やっていました。前回ロッタン選手に負けた時、試合前のコンディションだったりとか、そういうもの全部含めてそろそろかなっていうのは考えていました。僕は現役で2連敗したことがないので、ONEで2連敗したらもう終わりだと思っていました。本当はもし負けてたら今日引退するつもりでした。でも、その先にロッタン選手とやるっていう目標があったんで、今日はもうそのためだけに死に物狂いで生き残ったなって感じなんで。あとは現役最高のコンディションを作って、必ず勝って終わりたいと思います」と熱い胸の内を明かした。

同会見では、ONEのチャトリ・シットヨートンCEOから「まだ引退だめよ。もし勝ったら、『武尊 VS ロッタン3』をしないといけないのよ」と、笑いながら日本語で話しかけられ、武尊は「勝ってから考えます」と応じた。

チームメイトの野杁正明が『ONE172』後の会見で明かした内容によれば、ロッタン戦当時の武尊は「試合2週間前にあばらと胸骨を骨折していて練習が出来なかった」という。来春の再戦では万全の体調で臨むことを誓っており、真の激闘が期待される。

武尊戦のほかにも、熱い顔合わせが並ぶであろう『ONE 175』。はイープラスで絶賛発売中だ。