海宝直人と岡宮来夢が意気込みを俳句で表現!? 小林一茶の「もし」を新作ミュージカル『ISSA in Paris』初日前会見&ゲネプロレポート

レポート
舞台
2026.1.10
ミュージカル『ISSA in Paris』のゲネプロの様子

ミュージカル『ISSA in Paris』のゲネプロの様子

ミュージカル『ISSA in Paris』のゲネプロの様子

ミュージカル『ISSA in Paris』のゲネプロの様子

ミュージカル『ISSA in Paris』のゲネプロの様子

ミュージカル『ISSA in Paris』のゲネプロの様子

会見後に行われたゲネプロ(総通し舞台稽古)を見た(Wキャストは、ラファエル役は染谷洸太、絹子役は彩吹真央、レミー役は見﨑歩誠)。

全くの新作を見るときはいつも独特な高揚感がある。「俳句」や「小林一茶」という、教科書の中で何となく知っているけれど、一見、地味に感じる題材を、モーリー・イェストンの原案・作詞・作曲、高橋知伽江の脚本・訳詞、藤田俊太郎の演出という豪華なクリエイティブ陣が、海宝直人、岡宮来夢、潤花、豊原江理佳ら実力派キャスト陣と共に作るという。カンパニーのこれまでの功績から「きっと素晴らしいものを作ってくれる」という安心感や期待感はあっても、今回は特に原作もないから、本当に何が起こるか分からない。異国で食べたことのない料理を口にするときのような、そんなドキドキとワクワクとが入り混じる。

ミュージカル『ISSA in Paris』のゲネプロの様子

ミュージカル『ISSA in Paris』のゲネプロの様子

ミュージカル『ISSA in Paris』のゲネプロの様子

ミュージカル『ISSA in Paris』のゲネプロの様子

劇場に入り、観客を迎え入れるのは、一茶の歌(おそらく自筆)が映し出されたパネルが所狭しと並ぶ舞台セット。その光景だけでも「見たことがない」のだが、さらに観客の予想を裏切るのは、作品の冒頭で歌われる1曲目。海宝が演じる海人のヒット曲という設定であるが、その曲調も演出も、いい意味で「ミュージカルらしくない」。岡宮が会見で「言い過ぎじゃなく、来てよかったと思えると思います」と自信を見せていた1曲で、グッと観客を作品の世界観に引き込んだ(モーリー・イェストンの曲幅の広さにはあらためて驚かされたが、個人的にはこの1曲目がずっと頭に残っている)。

全編を通して、現代の日本、江戸の日本、現代のパリ、フランス革命初期のパリと時空も国も容易に飛び越えるが、「海人の母の絹子が残した原稿の中の世界」という大枠が最初に示されている上、舞台セットも衣装もその時代や国ごとに変わるので(それがまた魔法のよう! まさに藤田マジック!)、観客としては混乱なく物語を追えると思うし、海人が一茶の空白の10年間を知ったように、一茶がテレーズに出会ったように、時空や国を超えて出会った人々と共鳴し合ったり、共感し合ったりする尊さをより強く感じられた。

ミュージカル『ISSA in Paris』のゲネプロの様子

ミュージカル『ISSA in Paris』のゲネプロの様子

ミュージカル『ISSA in Paris』のゲネプロの様子

ミュージカル『ISSA in Paris』のゲネプロの様子

キャストについても少し触れておきたい。海宝は、圧倒的な歌唱力を今回も存分に味わわせてくれたが、「親の七光り」と言われ、新曲が書けずに苦悩する主人公でありながら、どこか“傍観者”という立ち位置をわきまえた緩急ある芝居だった。岡宮は生き生きとした一茶像を体現。歴史に“もしも”はないというが、その“もしも”を魅力的に見せてくれた。潤花は、特に終盤に見せるソロダンスが印象的だったし、豊原はその美しい歌声がまさにナイチンゲール。「その俳優さんらしさがすごく詰まっている」と会見で豊原が表現していたが、本番を重ねるごとにこれからますます“らしさ”が出てくると思う。心に残る音楽や言葉や場面は観客それぞれで違うだろうが、そうした多様な見どころを全くの新作で高クオリティで作り上げたカンパニーに拍手を送りたい。

ミュージカル『ISSA in Paris』のゲネプロの様子

ミュージカル『ISSA in Paris』のゲネプロの様子

ミュージカル『ISSA in Paris』のゲネプロの様子

ミュージカル『ISSA in Paris』のゲネプロの様子

上演時間は1幕60分、2幕75分(休憩25分)の計2時間40分を予定。イープラスでは東京公演(1月23日)、大阪公演(2月12日)で半館貸切をしており、S席を半額で観れるというお得なも販売中。ぜひお見逃しなく!

取材・文・撮影=五月女菜穂

公演情報

ミュージカル『ISSA in Paris』
 
■原案・作詞・作曲:モーリー・イェストン
■脚本・訳詞:高橋知伽江
■演出:藤田俊太郎
■出演:
海宝直人 岡宮来夢 潤花 豊原江理佳
中河内雅貴 染谷洸太(Wキャスト)
彩吹真央 藤咲みどり(Wキャスト)
内田未来 阿部裕 他
 
■公演日程:
2026年1月10日(土)~30日(金)東京・日生劇場
2月7日(土)~15日(日)大阪・梅田芸術劇場メインホール
2月21日(土)~25日(水)愛知・御園座
 
◼️
東京/平日
S席:¥15,000
A席:¥10,000
東京/土日祝千穐楽
S席:¥16,000
A席:¥11,000
 
大阪
S席:1階10列まで:¥15,000
S席:¥15,000
A席:¥10,000
B席:¥5,500
 
★e+半館貸切情報★
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【東京公演】2026/1/23(金)13:00開演 日生劇場
詳細・お申込はこちらから
【東京公演】2026/2/12(木)13:00開演 梅田芸術劇場
詳細・お申込はこちらから
■公演HP:https://www.umegei.com/issa2026/
■企画・制作:梅田芸術劇場
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