小林亮太×山田健登が描く双子の友情と数奇な運命 ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』“こばやま”ペアゲネプロ&会見レポート

2026.3.11
レポート
舞台


4人が語る、互いへの信頼と尊敬——会見レポート

ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』会見

ゲネプロに先立ち行われた会見では、両ペアとリンダ役の小向なる、ナレーター役の東山義久、ミセス・ライオンズ役の瀬奈じゅん、ミセス・ジョンストン役の安蘭けいが登壇した。

Wキャストで固定ペアとなった4人に、稽古期間中のエピソードを聞くと、小林は「4人で男子中学生のような時間を過ごしてきた。階段を降りながら歌ったり、遠慮なく意見を言い合ったり」と笑顔で振り返る。渡邉は「役的にも1幕は7歳で進行するので、友情を描くためにリアルに笑ったり嫉妬したりすることが大切。それをリアルに育めた」、山田は「りょうちゃん(小林)を信頼している。何が起こるかわからないけど、大丈夫だろうという感情が芽生えている」と互いへの信頼を口にした。島も「蒼くんとはキャッチボールをしたり、楽しい毎日を過ごしている。その空気感をお届けできると思う」と、カンパニーの雰囲気の良さを語った。

ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』会見 (左より)小林亮太、山田健登

同じ役を演じる者同士、小林は渡邉について「最初は少し年齢差もあって距離があったけれど、どんどん心を開いてくれた。それがミッキーにいい作用をしている。超魅力的」と絶賛。渡邉も小林に対し「最初からずっとかっこよかった。なぜこんなに人に好かれるんだろうというミッキーの魅力を100%体現している。それを真似させてもらいながら稽古を重ねた」と敬意を示した。

ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』会見 (左より)島太星、渡邉蒼

山田は島のエディについて「自分では思いつかないような角度から芝居をする。例えばナイフが怖くて逃げるシーンで、なぜか両手を広げて近づいていくんです(笑)。でも子供だと言われたら説得力がある。天性の才能を感じる」と評価。島も山田に対し「健登のエディが大好き。彼のエディを見て勉強になるし、彼がいてくれたから迷うことなく自分のエディを作り上げられた」と感謝を述べた。

そんな4人を見守る小向は「それぞれ全然タイプが違う」とし、「憎めなくて愛おしい人たち」と笑顔を浮かべる。

ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』会見 小向なる

ナレーター役の東山義久は、その役割について「時には牛乳配達員、時には産婦人科医、時には高校の先生。天使か悪魔か。そんな存在として、キャストに寄り添い、お客さんと舞台を繋ぐストーリーテラー。紙芝居のおじさんのような感じ」と説明。「時によってはミセス・ジョンストンの気持ちに見えてもらってもいいし、お客様がジョンストンさんを責める言葉を僕が体現しているのかもしれない。そういう2つの見方ができたら楽しい」と、観客の想像に委ねる演出の面白さを語った。

ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』会見 東山義久

安蘭と瀬奈は、宝塚歌劇団退団後、今回が初共演。安蘭は「共演したことがあるような気がするけれど、実は初めて」と笑い、瀬奈も「4人が男子中学生のようなら、私たちは小学生のよう。本当に楽しい」と稽古期間を振り返る。4人の息子への温かな眼差しに、親子として育んだ時間を感じられた。

ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』会見 安蘭けい

ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』会見 瀬奈じゅん

作品の魅力について聞かれると、小林は「台本をいただいた日から鮮度が失われない。俳優がどこまで自分事として捉えられるから深めがいがある。音楽が紡いでくれる情感の深さも含めて、心を豊かにしてくれる作品」と語る。渡邉は「各年代のしんどさが描かれる。人間の痛みを描きながら、その形が変わっていくのが面白い。シアタークリエだけのブラッド・ブラザーズができている」と力を込めた。

山田は「双子の生き別れという設定だが、これが友達だったとしても成立する物語」と、誰もが共感できることが本作の魅力だと分析。島が「主人公は誰なのかわからないくらい、全員にスポットライトが当たっている」と語ると、周りに「太星も主人公の1人だよ」とツッコまれ、「僕も主人公か」と笑いを誘う場面もあった。

ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』会見 (左より)島太星、渡邉蒼、小林亮太、山田健登

最後に、渡邉は「(島と)お互いにコンプレックスを持っていると話していた。それをさらけ出し合いながら、ミッキーとエディの関係性に繋げていった。人間として成長できる稽古期間だった」と振り返り、小林は「この3人がいなかったら今の自分はない。新しいブラッド・ブラザーズを作ってきたので、それぞれの心で物語を受け取ってほしい」と意気込んだ。

 

取材・文・撮影=双海しお 

公演情報

ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』
 
<出演>
ミッキー:小林亮太/渡邉蒼(Wキャスト)
エディ:山田健登/島太星(Wキャスト)
リンダ:小向なる
サミー:秋沢健太朗
ナレーター:東山義久
ミスター・ライオンズ:戸井勝海
ミセス・ライオンズ:瀬奈じゅん
ミセス・ジョンストン:安蘭けい
 
菊地まさはる 白鳥光夏 菅井理久 田代明* 千葉由香莉 花咲まこと* 平山トオル
*(スウィング)

<スタッフ>
脚本・作詞・作曲:ウィリー・ラッセル
演出:日澤雄介

翻訳:伊藤美代子
訳詞:小林 香
音楽監督:松田眞樹
振付:北尾 亘
美術:長田佳代子
照明:松本大介
音響:山本浩一
衣裳:半田悦子
ヘアメイク:柴崎尚子
擬闘:栗原直樹
歌唱指導:tekkan
稽古ピアノ:久野飛鳥
バンドコーディネート:東宝ミュージック/ダット・ミュージック
演出助手:長町多寿子 小貫流星
舞台監督:和田健汰
 
 
制作助手:中宮智彩
制作:いとうちえ
プロデューサー:増永多麻恵、柴原 愛
 

<公演スケジュール>
【東京公演】
日程・会場:2026年3月9日(月)~4月2日(木) シアタークリエ
料金(全席指定)・税込:13,500円
 
は【こちら】から
 
■トークショー
①3月24日(火)13:00開演 小林亮太/山田健登/秋沢健太朗
②3月26日(木)13:00開演 渡邉 蒼/島 太星/秋沢健太朗
※各対象公演のをお持ちのお客様がご参加いただけます。
※ご参加の方は、終演後もそのままのお座席にてお待ちください。
※ト―クショーの登壇者は、予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
 

日程:2026年3月15日(日)
会場:シアタークリエ
開演:13:00~

【手数料0円】座席選択販売
受付期間:2025/12/20(土)11:00~2026/3/15(日)13:00

出演
渡邉蒼 島太星

小向なる 秋沢健太朗 東山義久 戸井勝海
瀬奈じゅん 安蘭けい ほか

は【こちら】から

 


日程:2026年3月29日(日)
会場:シアタークリエ
開演:13:00~

【手数料0円】座席選択販売
受付期間:2025/12/20(土)11:00~2026/3/29(日)13:00

出演
小林亮太 山田健登

小向なる 秋沢健太朗 東山義久 戸井勝海
瀬奈じゅん 安蘭けい ほか

は【こちら】から
 
【大阪公演】
日程・会場:2026年4月10日(金)~4月12日(日)サンケイホールブリーゼ
 
■トークショー
①4月10日(金)17:30開演 渡邉 蒼/島 太星/小林亮太/山田健登
②4月11日(土)12:00開演 小林亮太/山田健登/渡邉 蒼/島 太星
※各対象公演のをお持ちのお客様がご参加いただけます。
※ご参加の方は、終演後もそのままのお座席にてお待ちください。
※ト―クショーの登壇者は、予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
 

日程:2026年4月11日(土)
会場:サンケイホールブリーゼ
開演:17:00~

【お得!手数料0円】先着販売
受付期間:2026/1/30(金)12:00~2026/4/11(土)17:00

出演
渡邉蒼 島太星

小向なる 秋沢健太朗 東山義久 戸井勝海
瀬奈じゅん 安蘭けい ほか

は【こちら】から

 


日程:2026年4/12(日)
会場:サンケイホールブリーゼ
開演:12:00~

【お得!手数料0円】先着販売
受付期間:2026/1/30(金)12:00~2026/4/12(日)12:00

出演
小林亮太 山田健登

小向なる 秋沢健太朗 東山義久 戸井勝海
瀬奈じゅん 安蘭けい ほか


は【こちら】から
 
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