モネ、ゴッホら83点が集結、京都市京セラ美術館で『西洋絵画400年の旅』が開幕、会場限定グッズも多数登場

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『西洋絵画400年の旅―珠玉の東京富士美術館コレクション』が京都市京セラ美術館で開幕

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『西洋絵画400年の旅―珠玉の東京富士美術館コレクション』が3月20日(金・祝)に京都市京セラ美術館で開幕した。

『西洋絵画400年の旅―珠玉の東京富士美術館コレクション』

東京富士美術館(東京都八王子市)が所蔵する約3万点のコレクションから、西洋絵画の名品83点を2部構成に分けて紹介する。クロード・モネ、ピエール=オーギュスト・ルノワール、フィンセント・ファン・ゴッホ、マルク・シャガールといった人気作家に加え、ティントレット、アントニー・ヴァン・ダイク、クロード・ロランらオールドマスターの作品を通じ、イタリア・ルネサンス以降約400年にわたる西洋絵画の変遷をたどる。

第Ⅰ部の「絵画の「ジャンル」と「ランク付け」」では、ルネサンスから19世紀前半まで続いたジャンルの序列に焦点を当てる。当時は歴史画を頂点に、肖像画、風俗画、風景画、静物画の順で価値が位置づけられていた。ジャック=ルイ・ダヴィッドの工房「サン=ベルナール峠を越えるボナパルト」や、ヴァン・ダイク「ベッドフォード伯爵夫人アン・カーの肖像」など近世から近代初頭にかけての絵画の価値観を読み解く。

ジャック=ルイ・ダヴィッドの工房「サン=ベルナール峠を越えるボナパルト」(中央)などを展示

第Ⅱ部の「激動の近現代―「決まり事」の無い世界」では、市民革命や産業革命を経て、既存の価値観が揺らぎ、感情や個性を重視する新たな美の価値観が生まれた過程を紹介する。ルノワール「赤い服の女」やモネ「睡蓮」、ポール・セザンヌ「オーヴェールの曲がり道」などが、伝統から独創へと移る時代の息吹を伝える。

ピエール=オーギュスト・ルノワール「赤い服の女」(中央)などを展示

クロード・モネ「睡蓮」 1908年 油彩・カンヴァス

同美術館の大熊夏実さんは「400年にわたる絵画の変化を一望できる機会。知名度にとらわれない質の高い作品がそろっているので、自分なりの一枚を見つけてもらえたら」と話していた。

京都市京セラ美術館の大熊夏実さんのお気に入りの絵画、モディリアーニ「ポール・アレクサンドル博士」

会場では、紅茶専門店「ムレスナ・ティー・ハウス」やフェリシモなど有名企業とコラボした京都会場限定のグッズも多数販売している。

紅茶専門店「ムレスナ・ティー・ハウス」とコラボしたフレーバー・ティーも登場

フェリシモ「ミュージアム部」とコラボしたルネ・マグリットの「観念」のタオルハンカチ。リンゴのポケット部分に、人間の部分をたたんで、収納することができる

西洋美術史の大きな潮流を、名品の数々とともに体感できる好機となりそうだ。

取材・文・写真=Nagao.M

イベント情報

『西洋絵画400年の旅―珠玉の東京富士美術館コレクション』
会 場:京都市京セラ美術館 本館 北回廊1階
会 期:2026年3月20日(金・祝)~5月24日(日)
開場時間:10:00~18:00 
※入場は閉場の30分前まで
休館日:月曜日(ただし5月4日(月・祝)は開館)
観覧料 :一般2,000円(1,800円)、高大生1,500円(1,300円)、小中生500円(300円)
※未就学児は入場無料 
※カッコ内は20人以上の団体料金
※障がい者手帳等を提示の方は本人及び介護者1名まで無料(要証明)
※混雑時は入場をお待ちいただく場合があります。詳細は美術館公式サイトをご確認ください。
※学生料金でご入場の方は学生証をご提示ください。
主 催:京都市、京都新聞、産経新聞社、関西テレビ放送
公式サイト:https://www.ktv.jp/event/seiyoukaiga400