ラブライブ!シリーズ15周年記念公演はスペシャルが盛りだくさん! 『スクールアイドルミュージカル 』ゲネプロ・取材会レポート
『スクールアイドルミュージカル』舞台写真
ラブライブ!シリーズのミュージカル 『スクールアイドルミュージカル 』が2026年9月19日(土)、東京・新国立劇場 中劇場にて開幕する。2026年公演となる今作はラブライブ!シリーズ15周年記念公演。ミュージカルならではの完全オリジナルストーリーとスペシャルステージが披露された。ここでは本編公演のゲネプロと囲み取材の模様をレポートする。
※開幕前の公演内容に触れているため、閲覧にはご注意ください。
『ラブライブ!シリーズ』とは、女子高校生たちが学校でアイドル活動する“スクールアイドル”として夢を叶えていく姿を描くプロジェクト。これまでにさまざまなメディアミックスが展開され、2022年よりミュージカル作品が上演されてきた。
『スクールアイドルミュージカル』舞台写真
『スクールアイドルミュージカル』舞台写真
物語の舞台となるのは、関西にある2つの伝統校。古き良き進学校である兵庫の椿咲花女子高校のアイドルにあこがれる椿 ルリカ(堀内まり菜)と、大阪の滝桜女学院における芸能コース選抜アイドル部のセンターを務める滝沢アンズ(宮本佳林)はそれぞれ理事長の娘としての葛藤を抱えていた。やがて2人の少女が出会い、仲間たちと共にアイドル活動と向き合っていくストーリーだ。
『スクールアイドルミュージカル』舞台写真
描かれるのは、スクールアイドルとしての始まり。ルリカを中心とした皇 ユズハ(浅井七海)、北条ユキノ(杏 ジュリア)、天草ヒカル(清水理子)、三笠マーヤ(由良朱合)ら椿咲花女子高では微笑ましい日常の光景から、アイドル活動に目覚めていくグラデーションを瑞々しく表現していく。
『スクールアイドルミュージカル』舞台写真
アンズや若槻ミスズ(ゲネプロ公演:安本彩花/南野巴那とのWキャスト)、来栖トア(ゲネプロ公演:仲村悠菜/及川結依とのWキャスト)、鈴賀レナ(井上音生)、晴風サヤカ(村山結香)らが属する滝桜女学院の面々にはメジャーデビューを控えた確固たるパフォーマンスとアイドルゆえの苦悩が。ぶつかり合いを経て絆を深めていく過程が丁寧に紡がれていく。
『スクールアイドルミュージカル』舞台写真
『スクールアイドルミュージカル』舞台写真
今作は初演と同じ劇場での上演。ステージには初演以来となる“回転舞台”が復活した。劇中、2校のシーンを大胆に切り替えることで対立や相対する描写が明確に。華やかなアイドルステージとしての役割はもちろん、側面や奥行きを活用した見せ方にも唸らされた。
序盤からミュージカルナンバーがノンストップ。ライブ楽曲を含め、30曲以上が披露される。スペシャルカーテンコールではペンライトの使用ができるコーナーもあり、アイドルたちを応援する観客としてぜひ物語に参加しよう。
『スクールアイドルミュージカル』舞台写真
『スクールアイドルミュージカル』舞台写真
ゲネプロ前には取材会が行われた。堀内まり菜、宮本佳林、浅井七海、安本彩花、杏 ジュリア、仲村悠菜、清水理子、井上音生、由良朱合、村山結香が登壇。本作の見どころや稽古中のエピソードについて語った。
ーー初日を迎えるにあたっての今の心境や意気込みをお願いします。
堀内:ラブライブ!という作品の輝きからエネルギーをたくさんいただいて、みんなで過去最高を更新し続けながら稽古を重ねてきました。一人ひとりが演じるメンバーのことを心から愛していて、私自身もよりルリカちゃんらしさを追求しながら稽古を重ねてきました。みんなで育ててきたスクールアイドルのきらめきを、たくさんの方に感じていただきたいと思います。
宮本:アンズちゃんのいろいろな重圧を、しっかり自分自身も背負いたいです。青春のキラキラをたくさん届けられる作品なので、日常で「疲れたな」「キラキラを摂取したいな」と思っている方にぜひ見ていただきたいです。
浅井:4年前に初演を迎え、この新国立劇場 中劇場から始まりました。そのときは、こんなに続く作品になるって思っていませんでした。今回、5度目の上演ができるのも皆さんがプラスな、ポジティブな意見をたくさん言ってくださったからこそ。そして、今回は初演と同じ回転舞台もあって……こんなに夢が叶っちゃっていいのかってくらい。これからも皆さんと一緒にいろいろな夢をかなえていけるよう、今年の公演も大切に演じていきます。
安本:今年もこうして大切に思える仲間と出会えて、特別な時間をみんなと過ごせるのがすごく嬉しいです。この作品は可愛くてキラキラしているだけじゃなく、青春時代の複雑な葛藤も描かれていて、私自身もすごく共感できます。私たちみんな、この物語が大好きです。一人でも多くの人に伝えられるように、使命をもって頑張っていきます。
『スクールアイドルミュージカル』会見より
杏:2026年公演もお届けできるのが本当に嬉しいです。稽古期間中は全員が役と向き合い、どんどんパワーアップしていく姿にたくさん刺激をもらいました。私もまたユキノちゃんを追求してきたので、初演と同じ会場で、初演よりもさらにパワーアップした姿をお見せできるのが楽しみです。皆さんにもっと“スクミュ”を好きになっていただきたいので、全力でパフォーマンスをして、後悔のないようにユキノちゃんを演じていきたいです。
仲村:私は二度目の出演なんですが、もう一度このキラキラした大好きな“スクミュ”の世界を生きられるのが嬉しいです。私自身も、稽古をしながら何度も元気をもらった作品。これから見てくださる方に大好きな“スクミュ”らしさ、大好きなトアちゃんの可愛さを伝えられるように頑張ります。
清水:初めて天草ヒカル役として出演します。稽古のときは「ヒカルちゃんはどんな子なんだろう」「この子たちはどんなことを考えて生きているんだろう」と考えるうちに、この世界のことがめちゃくちゃ大好きになっていました。何度もこの作品を見ていただいている方も、これから出会う方も、キラキラした幸せな気持ちに絶対なります。その世界を届けていけるよう、全力で頑張りたいです。
井上:初めて“スクミュ”の世界に足を踏み入れて、そして鈴賀レナちゃんを演じることになって最初は不安が大きかったんですけど、スクミュ愛溢れる皆さんと温かなスタッフやキャストの皆さまが支えてくださった。その背中を見ながらお稽古を重ねるたび、“スクミュ”が大好きになりました。一瞬一瞬を大切に、楽しみながら演じたいです。見に来てくださった方がまた私たちに会いたい、“スクミュ”の世界に入りたいと思ってくれるように大切に演じたいです。
由良:“スクミュ”にはドラマから携わらせていただき、ミュージカルには今回で2度目の出演。前回よりも一層、理解も解像度も、そして愛情もとても深まっているのでパワーアップしたマーヤちゃんを皆さんにお届けできるよう頑張ります。そしてマーヤちゃんだけじゃなく、メンバーみんなの魅力や“スクミュ”という世界の威力をお伝えできるよう、精一杯お手伝いできたらなと思います。
村山:数日前に会場入りしてから、ついに始まるんだなと実感が湧いてきました。ファンの皆さんに早くお届けしたい気持ちでいっぱいです。スクールアイドルの素晴らしさ、高校生らしいキラキラや青春の姿を、舞台を通して臨場感とともに来てくださる方に楽しんでいただけるよう、毎公演全力で務めていきます。
『スクールアイドルミュージカル』会見より
ーー本作の見どころ、15周年記念公演としての注目ポイントは?
堀内:見どころは、スクールアイドルが誕生する瞬間を目撃していただけるところです。スクールアイドルって、心の原点に立ち返ることができるまっすぐなキラキラがあると思うので、たくさんの方にぜひ知っていただきたいです。また、ラブライブ!シリーズ15周年という記念すべきタイミングで公演させていただけること、本当に光栄に思います。やはり、回転舞台とともに4年ぶりにこの会場に帰って来られたこと、豪華なステージを見ていただけるのは今回ならではの特別な機会だと思います。
ーーカンパニーの雰囲気や稽古中の印象的なエピソードを教えてください。
宮本:私は初参加なので厳しく言われることを覚悟していたんですけど、みんながすごく優しくて。温かい空気でお稽古ができて幸せでした。印象的な出来事は、キャラクターのアクリルスタンドやキーホルダーを浅井さんが持ってきてくださったこと。ランダムグッズだったんですが、その場で開けてくださって、当たったキャラクターを演じるメンバーに配ってくれました。皆さんそれぞれ、演じる役柄のビジュアルから外れないようにっていうのをすごく意識してお稽古をしていた印象です。
初演から出演している堀内は「始まった頃はドキドキもありましたが、皆さんの応援のおかげでまたここに戻って来られた。一回一回の公演が一期一会の空間で、奇跡です」と感慨深げ。今作から初参加の宮本は「とにかく一度、本編を見に来ていただきたい。そうすると文化祭&後夜祭スペシャル公演も見たくなっちゃうはずなので、ぜひ両方楽しんでください」とPRしていた。
初演から参加するキャストをはじめ、公演を何度か重ねたメンバーや今作からの新キャストが一つの新しい風を生み出した今作。上演は2026年9月26日(土)まで。本編公演のほか、スペシャルステージ部分に特化した文化祭&後夜祭スペシャル公演も。ぜひ2種の公演を楽しんでほしい。
取材・文・撮影=潮田茗
『スクールアイドルミュージカル』舞台写真
(C)プロジェクトラブライブ!スクールアイドルミュージカル