間宮祥太朗、池田純矢の熱演に手厳しいツッコミ「なんか妖怪に見える」 『ライチ☆光クラブ』トークイベント

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2016.2.21
左から 池田純矢、間宮祥太朗、古屋兎丸氏

左から 池田純矢、間宮祥太朗、古屋兎丸氏

2月20日、公開中の映画『ライチ☆光クラブ』のトークイベントが新宿バルト9で開催され、出演した間宮祥太朗、池田純矢、原作者の古屋兎丸氏が登壇した。

3人は上映後の熱気が冷めやらぬなか登場。拍手と歓声を受けながら、間宮が「朝からすごい映画を観ましたね。今日は何でもご質問に答えるので、お手柔らかにお願いいたします」と挨拶すると、続く池田は「おはよう、廃墟の恋人たちへ。ゼラ役を演じた古川雄輝です」と挨拶し、会場を爆笑の渦に。子どもの笑い声が聞こえると、古屋氏が照れながら「今日、実は息子も来ているんです」とこぼし、和やかなムードでイベントがスタートした。

観客との質疑応答では大勢の観客が挙手。「撮影は大変でしたか?また、そんな撮影現場と出来上がった映像を見て、ギャップのあったシーンはありますか?」との質問に、間宮は「僕はあまり撮影大変じゃなかったです。皆寒い中血のりをつけて撮影していたのですが、僕の死に方はちょっとみんなと違ったので(笑)。割とあっさりした撮影でしたが、映像で見ると本当に衝撃的に仕上がっていて、感動しました」と回答。池田は「ギャップではないですが、ニコが目玉をくりぬくシーンを1カットで撮影した際、一発本番で撮らなきゃとプレッシャーをかけられながらも、成功できて嬉しかったです。映像もすごくインパクトがあったので、良かった」と秘話を明かしていた。

また、「ジャイボとの共通点はありますか?」との質問に、間宮は「男同士のスキンシップが好きなところ。まあ池田君はタイプじゃないので、触った記憶もないのですが(笑)」とコメント。さらに「僕自身は独占欲が強くないので、ジャイボみたいに愛するがゆえに壊れていくほどの純粋さはちょっと憧れる部分もありましたね。でも、どちらかというとニコの方が共感というか、好きなキャラでした。本当に純粋なところとかが」と、池田が演じた役との共通点を語った。

途中、原作の熱烈なファンという観客が「何点か原作に登場するシーンがカットされた理由は?」との質問も。古屋氏は「カットの明確な理由は内藤監督やプロデューサーに任せていたので分からないのですが、映画を作るにはリアリティが大切で、漫画を作るのとは違うと思います。例えば、原作で描いた、パチコン玉で頭を撃ち抜くシーンは、実際にはできないし、トイレの便器で体を撃ち抜くシーンなんて、恐らく新幹線くらいのスピードじゃないと不可能ですからね(笑)」と丁寧に説明。その上で、「内藤監督は恐らく映画を作るうえでの苦心を感じながら、作品をまとめてくれたんだと思います。映画の出来は大変満足してます。漫画・映画・演劇すべて違いますが、全部良いと感じてます」と、あらためて"ライチ愛"を語っていた。

また、劇中で支配的立場にあるゼラ役・古川とのエピソードも飛び出した。間宮は「僕が一番古川君を好きなポイントが声なのですが、それを耳元でささやいてもらえる喜びはたまらなかったですね。しかも『お前は少女のように美しい』といったセリフだったので、余計にゾクゾクしました」と告白。池田は「ゼラに妄信していくニコを演じるうえで重要だったのは、ゼラに必要とされたい、ゼラのものになるためにはどのように生きていくべきかってことをニコ視点で常に考えていました。」とコメント。

古屋氏はオーディションを振り返り「(古川は)ほとんど言葉を発さずに演技をしていて、とても印象に残って、ゼラ役に二重丸をつけました」とコメント。さらに「あとで理由を聞いたら、『他の方が積極的なアピールをしていたので、あえて抑えてみた』と語っていて。その発想が素晴らしいなあと。しかも、撮影現場でチェスが得意なことも発覚し、インテリ男子としても、やっぱりゼラにぴったりでした」と古川を絶賛した。

また、観客のリクエストを受け、池田がジャイボ役を、間宮がニコ役で劇中のシーンを再現する場面も。池田が「上目遣いでゼラを見るジャイボ」を熱演したが、本来のジャイボ役の間宮から「なんか妖怪に見える」、古屋氏からも「もしこのままだったら、キャスティングミスだった」と総ツッコミを受けていた。

『ライチ☆光クラブ』は公開中、2月27日(土)より全国拡大公開

作品情報

ライチ☆光クラブ​

『ライチ☆光クラブ』

『ライチ☆光クラブ』 (C)2015『ライチ☆光クラブ』製作委員会



新宿バルト9ほか全国公開中

監督:内藤瑛亮
脚本:冨永圭祐、内藤瑛亮
原作:古屋兎丸「ライチ☆光クラブ」(太田出版)

出演:野村周平、古川雄輝、中条あやみ、間宮祥太朗、池田純矢、松田凌、戸塚純貴、柾木玲弥、藤原季節、岡山天音

配給・宣伝:日活
制作:マーブルフィルム 


(C)2015『ライチ☆光クラブ』製作委員会
 

 

 

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