室内楽の魅力「ブラームス〜音楽家たちとの友情 I」

竹澤恭子 ©Tetsuro Takai

竹澤恭子 ©Tetsuro Takai

竹澤恭子がブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲を披露した。昨年始まった第一生命ホールの新シリーズ『室内楽の魅力』。1回目の「ブラームス〜最晩年の出逢い」に続く第2回は、「ブラームス〜音楽家たちとの友情 I」。前回はブラームスとモーツァルトのクラリネット五重奏という組み合わせだったが、今回はオール・ブラームスで、竹澤恭子によるヴァイオリン・ソナタ全3曲。2009年、竹澤の3年に及ぶデビュー20周年シリーズ最終回で取り組んだCD録音と各地でのリサイタルが高い評価を得たプログラムである。

公演に向けたメッセージの中で竹澤は、ブラームスを弾くたびに「ああ、音楽家になってよかった、と純粋に思える」と語っている。「友情」というテーマに照らせば、第1番を初演したヴァイオリニストのヨーゼフ・ヨアヒムや、第3番の楽譜に献呈辞のある指揮者のハンス・フォン・ビューローらを含む友人たちとの交流なども、今一度思い起こしながら耳を傾けたい。竹澤とは1997年以来コンビを組むエドアルド・ストラッビオリがピアノで共演。

文:宮本 明
(ぶらあぼ + Danza inside 2016年3月号から)


室内楽の魅力「ブラームス〜音楽家たちとの友情 I」
3/19(土)14:00
第一生命ホール
問合せ:トリトンアーツ・チケットデスク03-3532-5702
http://www.triton-arts.net
WEBぶらあぼ
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