鼓童とともに、はっちゃけろ!!な3日間

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アース・セレブレーション2014より 撮影:宮川舞子

アース・セレブレーション2014より 撮影:宮川舞子

叩くをテーマに、佐渡で地球はひとつになるアース・セレブレーション

 鼓童、和太鼓じゃん!というツッコミが聞こえてきそう。でも、歌舞伎俳優で人間国宝の坂東玉三郎を芸術監督に迎えて5年を経て、鼓童は明らかに変化してきている。力の限り疾走していくダイナミックで刹那的な演奏ばかりではなく、ささやくように、あるいは会話として伝わってくるように、和太鼓のイメージとしてイメージを覆す表現が加わったり、メンバー自身が俳優やダンサーとして存在することもある。もともと日本中の伝統芸能を学んだり、演劇公演に参加したりしている鼓童だから、大切な軸となる部分は守りつつも、成長していくために必要なものは取り入れ、変化し続ける姿演劇ファンにもぜひ楽しんでほしいと思うのだ。

 その鼓童が年に1度、国内外で活躍するすべてのメンバーが一挙に集結して、1988年より佐渡で開催している夏のフェスティバルが「アース・セレブレーション」だ。「たたく」をテーマに世界各地のアーティストを招き、佐渡から世界へ、海を越えた「地球祝祭」の場を発信し続けている。2014年は、BLUE TOKYO(ブルートウキョウ)、DAZZLE(ダズル)という若手ダンスチームが、鼓童の演奏をバックにあざやかに舞った。

アース・セレブレーション2014より 撮影:前田聡子

アース・セレブレーション2014より 撮影:前田聡子

アース・セレブレーション2014より 撮影:前田聡子

アース・セレブレーション2014より 撮影:前田聡子

 そして28回目となる今年、メインイベントとなる野外での城山コンサートは、21日の「鼓童ナイト」を皮切りに、22日と23日は和太鼓奏者のレナード衛藤、インドネシア・バリ島を拠点に古典的なガムラン音楽と伝統的なレゴン舞踊の継承を続ける『スアール・アグン』がそれぞれ18年ぶりにゲストとして参加し、「蜜月」、「祝祭」というタイトルで連日全く違う顔を見せていく。果たしてどんな化学反応が起こるのか。

 また、能の大成者である世阿弥が配流され、能楽師出身の奉行が初代佐渡奉行を務めたという歴史をもつ佐渡には、日本国内にある能舞台の3分の1が集中しているのをご存知だろうか。佐渡は、日本では他に類を見ないほど能が盛んな土地柄でもあるのだ。恒例「佐渡新能」では、狂言「口真似」(小笠原弘晃、小笠原匡、山本豪一)、能「杜若・恋之舞」(津村禮次郎、高橋正光)、創作ダンス「朱鷺」(津村禮次郎、酒井はな、小㞍健太)をおおくりする。

 そのほかにも、小空間でのライブやワークショップ、セミナー、無料パフォーマンスはもちろん、世界各国のクラフトや飲食物が立ち並ぶマーケットなど、楽しいイベントが満載。また、天然杉の森をトレッキングしたり、郷土料理や芸能を堪能したり、佐渡の豊かな自然や歴史を体感できる「佐渡体験プログラム」もある。

 この3日間、「佐渡で地球はひとつになる」というキャッチフレーズ通り、世界上からファンが押し寄せる。海岸などにはあちこちにテント村ができ、さまざまな国の人同士が友情関係を結び、夜を徹して熱く熱く楽しく盛り上がるなど、佐渡がまるごと祝祭空間に生まれ変わる。

イベント情報
earthセレブレーション

日時:2015年8月21日(金)~23日(日)
会場:佐渡市小木地区

◼︎城山コンサート
8/21(金)「鼓童ナイト」出演:鼓童
8/22 (土)「蜜月」出演:スアール・アグン、レナード衛藤with鼓童
8/23(日)「祝祭」出演:鼓童、スアール・アグン、レナード衛藤
会場 佐渡市小木地区城山公園
開場 17:15 開演 18:30 終演 20:30
料金 1日券 5,200円(当日300円増)セット券、学生券等、各種割引あり。小・中学生無料(要「子ども招待券」)

◼︎ECシアター
8/22(土)「ふじもとみ打2015」 10:30開演 出演:藤本吉利(鼓童)、富田和明
8/23(日)「ゆきあひ~清姫」14:00開演 出演:小島千絵子(踊り、太鼓)、木村俊介(笛、三味線)、ほか
会場 あゆす会館
料金 3,500円(当日300円増)未就学児入場不可

主管・問合せ アース・セレブレーション実行委員会 Tel.0259-81-4100


 
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