オスカー初受賞!瞬く間に現れた新星の正体とは!?
レオナルド・ディカプリオが、5度目にして悲願の主演男優賞を獲得したことで盛り上がった第88回アカデミー賞。そんなディカプリオとは対照的に、オスカー初ノミネートにして、初受賞を成し遂げた人物をご存知だろうか?
彼女の名はブリー・ラーソン。26歳とまだまだ若手だが、「アメリカン・コンサバトリー・シアター」で演技の勉強を始めたのはなんと6歳の頃!数々のテレビ出演を経て、ティーンコメディ映画に活躍の場を広げると、2005年からはシンガーソングライターとしても活動。『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』(10)ではその歌声を披露するなど、その才能を発揮している。
そんな彼女が注目を集めるきっかけとなった作品が『ショート・ターム』(13)だ。問題を抱えるティーンエイジャーのための施設で働くケア・マネージャーの役で主演すると、当時23歳とは思えない演技力で多くの国際映画祭で賞を総ナメし、一躍ブレイクを果たした。
4月8日(金)公開の『ルーム』では、とある部屋に7年前から監禁され、そこで子どもを生み育てる母親役で主演。決死の覚悟で脱出をするも、長い監禁生活の間に変わってしまった周囲の環境に戸惑う…という難役を熱演。ケイト・ブランシェット、ジェニファー・ローレンスといった名だたる女優たちを抑えてアカデミー主演女優賞を受賞した。
演技派女優として今後の活躍も期待される彼女は、マーティン・スコセッシ製作総指揮の『フリーファイヤー(原題)』や、キング・コングの起源を描く大作『コング:スカル・アイランド(原題)』への出演もすでに決定している。コメディから社会派ドラマまで、子ども時代から培われた経験で確かな演技をこなす彼女に、今後ますます期待がかかる!【トライワークス】