アシカの顔芸が人気!「新屋島水族館」vol.2
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アシカと「あっち向いてホイ!」や「にらめっこ」対決!
標高約300mの山上に位置する「新屋島水族館」(香川県高松市)は、源平の古戦場として知られる屋島にあります。前回は、国内での飼育数が少ないアメリカマナティーを紹介しましたが、同館ではライブやエサやりイベントも充実しています。
カリフォルニアアシカのライブでは、オスの「ナック」が人気。この日は、奥の広いステージではなく、客席にとても近い位置に登場しました。彼の特技は、「顔芸」なのです。舌を出したり、「あっち向いてホイ!」や「にらめっこ」対決をすることもできます。派手な動きはありませんが、飼育員さんとの絶妙なコンビネーションで会場を沸かせていました。
コツメカワウソのエサやりでは、柄杓を使ってエサ(魚の切り身)をあげることができます(参加費100円)。しかもそのときに、カワウソと握手をすることもできます! 定員は決まっていませんが、エサがなくなるか、カワウソが満腹になったら終了です。
コツメカワウソの「めい」
イルカのライブは、平日と土日・祝日で内容がガラリと変わります。平日は一般的なライブですが、土日・祝日に行われるのは、「劇イルカライブ」というお芝居仕立てのライブ。ストーリーは、鉄板ネタから新作まで10パターン以上あり、スタッフとイルカの熱演が楽しめます。
各イベントのスケジュールは、公式サイトに掲載されていますが、動物の体調などにより、時間や回数を変更する場合があるので、当日、館内でもご確認ください。館内にレストランはありませんが、
水族館なので、もちろん魚もたくさんいます。今回注目したのは、オレンジ色の斑点模様が特徴の「キジハタ」。香川県では、「アコウ」と呼ばれています。このキジハタ、なんと性転換するそうです! 生まれた時はメスである場合が多いようですが、両方の生殖器を持っていて、成長するとオスへの転換が見られるとのこと。性転換のタイミングは、大きさや年齢、棲息密度、水温など、様々な要因に影響を受け、外見だけではオスかメスかを見分けることは難しいそうです。現在、同館で飼育されているキジハタも、オスかメスかはわかりません。まだまだ解明されていない部分も多く、非常に興味深いキジハタを、ぜひ観察してみましょう。
キジハタ
子どもたちに人気を集めているのは、ヒトデやウニ、ナマコなどに触ることができる「タッチプール」。こわごわと手を入れたり、「ヌルヌルする~」などと触った感想を叫びながら、たくさんの子どもたちが生き物とのふれ合いを楽しんでいました。
タッチプール
一方、大人たちの間で密かに人気を集めているのが、ウツボの水槽。「サビウツボ」「トラウツボ」「ウツボ」がギッシリ!
老朽化などの理由から閉館が決定しているので、まだ行ったことがない人、もう一度行っておきたい人はお早めに!(2015年内は営業予定で、閉館の時期は未定)
営業時間:9時~17時(最終入館 16時30分)
休館日:年中無休(台風・大雨・大雪により、臨時休業する場合あり)