まもなく劇団道学先生創立20年目!「丸茂芸能社の落日」

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2016.3.31
劇団道学先生「丸茂芸能社の落日」

劇団道学先生「丸茂芸能社の落日」

1997年に旗揚げした劇団道学先生がまもなく創立20年目に突入する。これを記念した舞台「丸茂芸能社の落日」が5月27日(金)より、東京芸術劇場シアターウエストにて上演される。

戦前はマグロ漁でにぎわったとある港。その繁華街にあった5つの映画館では実演も行われ、丸茂芸能社は歌い手や役者、芸人を手配し、その頃南九州の芸能の仕切りは丸茂、と言われたものだった。
時は流れ、昭和50年代中ごろ、港町は活気を失い、高度経済成長にも乗り遅れ、寂れた繁華街に今では一軒だけの映画館。ここもまもなく店をたたむという。
丸茂の社長もすっかり老いて、ついに会社の店じまいを宣言する。これまで世話になった歌い手や役者、芸人らに心を込めて挨拶状を書く社長…。
すると、とある芝居の一座から、返事がきた。丸茂芸能社の最後の仕事として、我が一座で芝居をやりたい、とのことだった。喜んだ社長は、一軒だけ残った映画館での興行を丸茂芸能社の花道に、と動き始める――。

決して言いことばかりは続かない世の中で、ジタバタもがきつつ、またはずれくじを引く男、ああ、人生はかなしいな、アハハハ。

作・演出は駄目な人間たちの人情劇を描かせたらピカいち、座付き作家の中島淳彦。自身の出身である九州の港町を舞台に描く。
出演は主宰の青山勝をはじめ、田中利花、井之上隆志、植本潤(花組芝居)、辻親八、山像かおり(文学座)、かんのひとみ ほか。
 
創立20周年の記念に描く、劇団道学先生ならではの大人生劇をどうぞお楽しみに。

公演情報
「丸茂芸能社の落日」

■日時:2016年5月27日(金)~6月5日(日)
■場所:東京芸術劇場シアターウエスト
■作・演出:中島淳彦
■出演:青山勝、田中利花、井之上隆志、植本潤(花組芝居)、辻親八、山像かおり(文学座)、かんのひとみ、水内清光、今谷フトシ、澤山佳小里(テアトル・エコー)、伊原農(ハイリンド)、松本亮、中村シユン、南伊、吉田芽吹
■公式サイト:http://dogakusensei.jimdo.com/
 
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