RADWIMPSが新海誠監督の映画『君の名は。』の劇中音楽制作を担当 予告編には新曲「前前前世」も
新海誠 / RADWIMPS
RADWIMPSが、2016年8月26日(金)より全国公開される新海誠監督の長編大作アニメーション映画『君の名は。』の音楽を制作することが決定した。そしてこの度、新曲「前前前世」(読み:ぜんぜんぜんせ)による「君の名は。」の予告映像が初解禁。新海誠監督の生み出す美しい映像に、RADWIMPSのアップテンポな楽曲が加わり、キャラクターに新たな命が吹き込まれ、かつてない躍動感のある映像に仕上がっている。
■映画『君の名は。』予告編
http://special.movies.yahoo.co.jp/detail/20160406408985/
映画『君の名は。』は、『秒速5センチメートル』(07年)、『言の葉の庭』(13年)など意欲的な作品を数多く作り出し、次世代の宮崎駿、ポスト細田守と称される気鋭のアニメーション映画監督・新海誠の最新作。美しい色彩で描かれるすれ違う男女の物語を、精緻な風景描写と繊細な言葉によって紡ぎ出す“新海ワールド”は、世代や業界、国内外を問わず大きな刺激と影響をおよぼしてきた。
RADWIMPS・野田洋次郎と新海誠監督の出会いは2年前まで遡る。曲を聞いた上で作りたいシーンがいくつかあるという新海誠監督からの要望を受け、製作初期からデモ曲をやり取りし、プロット段階から作品に携わってきた。新海誠監督は、劇中にボーカル楽曲を印象的に使う名手としても名高く、今回も大切な場面でRADWIMPSの書き下ろしたボーカル曲が、「前前前世」含め複数使われている。ボーカル楽曲に加え、20曲以上の劇中音楽全てを制作しており、RADWIMPSとしても初めての試みとなっている。
RADWIMPSと新海誠監督の細かいキャッチボールは、長期間何度も繰り広げられており、妥協のない作業が今もなお、日夜繰り広げられている。RADWIMPSの多種多様な音楽性と、新海誠監督の美しくも切ない詩的な世界観が化学反応を引き起こし、音楽とアニメーションのかつてない密なコラボレーションによる作品が生まれようとしている。
RADWIMPS
それは単純にオファーを受けて主題歌を作るという関係でないものでありたいと、漠然と思っていました。お互いの領域にオーバーラップし、響き合い、結びつき、共に冒険ができるようなものであったら、素敵だなぁと思っていました。今回の『君の名は。』という作品と僕たちRADWIMPSは間違いなくそういう関係にあったように思います。一昨年の冬に新海監督とお会いし、そのまっすぐな人柄とこの脚本に惹かれました。そしてこの1年間、僕たちはひと足先に『君の名は。』の世界にどっぷりと浸かることになりました。おそらくすべてのシーンの、すべての台詞が今は言えると思います。但し、声は声優さんたちが入れる前の監督のあてたもの、絵も監督が描いてくださったラフのコンテです。ここからいよいよ仕上げの作業でどんなマジックが起きるのか、最後まで楽しみで仕方がありません。この作品に携われたことを光栄に思うと共に、皆さんの人生に寄り添い、心の中にずっと残っていく作品になるよう最後まで心を研ぎすまして全力で取り組みたいと思います。
RADWIMPS
新海誠
RADWIMPSの作り出す楽曲群は10年前から常に新しく、音楽の最前線です。歌詞には「日本語はこんなに自由で豊かなんだ」という驚きが常にあります。最初の1曲として『前前前世』を受け取ったのはもう1年以上も前ですが、その日の天気も興奮も覚えています。部屋に座ったままではとても聴けず、外に出て歩きながら聴き、雨が降ってきても繰り返し聴き続けました。まさに映画に捧げられた曲で、胸が詰まりました。
『君の名は。』は、台詞、楽曲、野田さんの声など音の主役がシーンの中でどんどん移り変わっていくような、新しい感覚のアニメーション映画になるはずです。
新海誠
神木隆之介
自分の中で「君の名は。」の世界観が更に鮮やかになりました。
RADWIMPSさんの素敵な曲を聴きながら、これから始まる声録りに向けて更に気合が入りました。
神木隆之介
『君の名は』 ©2016「君の名は。」製作委員会