ニコラウス･アーノンクール特集、4/10深夜NHK BSプレミアムで放送

「Mission Mozart」DWの公式youtubeチャンネルより

3月5日、86歳で死去した指揮者のニコラウス・アーノンクールの追悼番組が、4月10日（日）深夜に、NHK BSプレミアム「プレミアムシアター」で放送される。

ハプスブルク家の流れを汲む名家の血筋に生まれたアーノンクールは、当初はチェロ奏者としてとして出発、古楽器ヴィオラ・ダ・ガンバの演奏を経て、1953年に古楽器オーケストラ「ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス（CMW）」を結成した。以来、古楽界の先駆者として活躍する一方で、ウィーン・フィルやベルリン・フィルなど、モダン楽器による第一線オーケストラでも積極的に指揮棒を振り、数々の名演を披露した。2015年12月5日に引退表明をしてから3ケ月目の訃報であった。

「プレミアムシアター」では、「追悼 ニコラウス･アーノンクール」「ドキュメンタリー『ミッション･モーツァルト 』」「ウィーン･フィルハーモニー管弦楽団演奏会」「ウィーン･コンツェントゥス･ムジクス演奏会」の四部構成で在りし日のアーノンクールを偲ぶ。奇しくも「ウィーン･コンツェントゥス･ムジクス演奏会」の曲目がモーツァルトの「レクイエム ニ短調」だけに、鎮魂にふさわしいプログラムといえるだろう。