「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2016」の参加アーティスト33組が発表
みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2016
2016年9月3日(土)より、「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2016」が開催される。それに伴って、公式ビジュアルおよび、参加アーティストが決定した。
公式ビジュアルは、山形ビエンナーレ芸術監督の荒井良二による題字と、絵本作家のミロコマチコによるアートワークによるもの。
また、参加アーティストは2016年4月20日現在で以下の33組となる。東北地方随一の芸術祭である「山形ビエンナーレ」。今後の動向にも目が離せないものとなりそうだ。
アカオニ/アトツギ編集室/荒井良二/いしいしんじ/石巻工房/岩井天志/大槌秀樹/大原大次郎/大橋文男/華雪/川村亘平斎/熊谷和徳/坂本大三郎/スガノサカエ/鈴木ヒラク/spoken words project/ソケリッサ!/田中望/寺尾紗穂/トゥルーリ・オカモチェク/ナカムラクニオ/中山晴奈/野村誠/久松知子/ひじおりの灯/平澤まりこ/WHITELIGHT/三瀬夏之介/みちのおくつくるラボ/ミロコマチコ/森岡督行/吉川倫平/和合亮一
■「山形ビエンナーレ2016」の主な特徴
(1) 次世代の感性を育むアートの祭
“美術大学が主催する芸術祭”として、市民スクール「みちのおくつくるラボ」(2013~2015)の開講をはじめ、芸術祭とリンクした市民×アーティストの共同制作プログラムを実施。
(2) 芸術監督に荒井良二
日本人ではじめてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞した荒井良二さん(山形市出身)が芸術監督。芸術祭全体がひとつの絵本のような、幅広い世代が楽しめるアート体験を提供する。
(3) クリエイターの新拠点「とんがりビル」誕生
メイン会場の国の重要文化財「文翔館」(旧山形県庁)に加え、七日町シネマ通りの空きビルをリノベーションした「とんがりビル」が新たな見所に。山形にこだわったショップ・食堂・ギャラリーを展開。
(4) 街と人をつなぐ〈本〉のプロジェクトを展開
街のガイドを兼ねた短編小説集『ブックトープ山形』や、野生動物をテーマにミロコマチコさんが制作した山車絵本など、山形をじっくり取材した〈本×アート〉で、地域を読み解くたのしさを伝える。
(5) 山形のものづくり最前線に出会える〈市〉が出現
古くから〈市の街〉として栄えてきた山形市七日町界隈に、アート・服飾・手仕事・伝承野菜・本の5つのテーマで市庭を立て、東北に根ざした活動をおこなう若手クリエイターや生産者を紹介する。
<主な展示会場>
山形県郷土館「文翔館」旧県庁舎・議場ホール、山形県緑町庭園文化学習施設「洗心庵」、とんがりビル、観光文化交流センター「山形まなび館」、旧西村写真館、ギャラリー絵遊・蔵ダイマス、やまがた藝術学舎、東北芸術工科大学本館、森岡書店(東京・銀座)
<主なイベント会場>
山形県生涯学習センター「遊学館」、山形県立図書館、丸八やたら漬旅籠町立呑処、乃し梅本舗佐藤屋本店、クアハウス碁点旧大浴場、新庄市エコロジーガーデン「原蚕の杜」、カフェ6次元(東京・荻窪)
開催テーマ:「山は語る」
会期 :2016年9月3日(土)~9月25日(日)
※開館時間・休館日等は施設による
主催 :東北芸術工科大学
「山形ビエンナーレ2016」公式ホームページ
http://biennale.tuad.ac.jp