織田信成のサプライズ登場にも沸いた、和楽器バンド「絢爛和奏演舞会」ツアー初日
和楽器バンド / 織田信成 Photo by KEIKO TANABE(TAMARUYA)
2016年4月23日(土)、Zepp Nagoyaにて『和楽器バンド JAPAN TOUR2016 絢爛和奏演舞会』が開幕した。その模様をオフィシャルのレポートでお届けする。
年明け1月に初の日本武道館ライブを終え、和楽器バンドとしてのショースタンスを確立させた今だからこそ、あえてロックバンドの原点に立ち返り、オールスタンディング・ライヴとなった今ツアー。この日のは入手困難なプレミアムとなっており、Zepp Nagoyaは開場と同時に、埋め尽くされたファンの熱気で溢れかえっていた。
18時30分、大歓声と共に「Strong Fate」(映画『残穢』イメージソング)でその幕を開けると、その後も疾走感溢れる「戦-ikusa-」やヒット曲「千本桜」などで一気に畳み掛ける。その一方で、曲と曲の合間では鈴華ゆう子(Vo)の詩舞や剣舞、そして箏や三味線のソロパフォーマンスといった演舞が披露され、これまでのロックバンドのライヴとは違い、歌だけではない、和楽器バンドならではの大胆かつ繊細なパフォーマンスで会場を魅了していった。
和楽器バンド Photo by KEIKO TANABE(TAMARUYA)
中盤のMCでは、先日発表されたが、改めて鈴華が「和楽器バンドが“テレビ東京系リオ五輪中継テーマソング”を手掛けることが決定しました!」と感謝のメッセージをファンの前で報告。「魂を揺さぶるような和楽器バンドの演奏で盛り上げたいと思います!」とその意気込みを語った。
会場内が歓声で包まれる中、鈴華が「今日はなんと、スペシャルなゲストが駆けつけてくださいました!」と紹介し、リオオリンピックの現地でテレビ東京のキャスターを務める織田信成氏が「めっちゃ、緊張してます!」とステージに登場。これまでの和楽器バンドのライヴにはない演出にファンは大興奮。織田は「ブラジルは初めてです。夏のオリンピックも初めてです。現地からオリンピックの感動を日本のみなさんに伝えたいです!」と和楽器バンドとともにリオ五輪を盛り上げることを誓った。
和楽器バンド Photo by KEIKO TANABE(TAMARUYA)
そして終盤となり、和楽器バンドのライヴの見どころのひとつ「ドラム&和太鼓バトル」では黒流と山葵のリズムだけで創り出したとは思えないヘヴィなサウンドとそのテクニックで会場が一体となり、本編ラストは「Perfect Blue」で感動的に締めくくった。
ステージからメンバーが去った後、今や定番ともなったファンによる「暁ノ糸」の大合唱が会場中から巻き起こり、その歌声に応えるようにメンバーが再び登場。鈴華が「一緒に盛り上がろう!」と新曲「Valkyrie -戦乙女-」(6月24日発売)を初披露し、アンコールラストの曲「華振舞」では会場中のファンが曲に合わせてタオルを回すという圧倒的な光景に。ファンと共に創り上げた全20曲、約2時間に渡る『絢爛和奏演舞会』は幕を閉じた。
和楽器バンド Photo by KEIKO TANABE(TAMARUYA)
2016.04.23 Zepp Nagoya