「美樹本キャラ」の新たなる1ページ!『甲鉄城のカバネリ』キャラ原案・美樹本晴彦さんに聞く、主人公・生駒とヒロイン・無名が生まれるまで

インタビュー
アニメ/ゲーム
2016.5.5
アニメ『甲鉄城のカバネリ』キャラ原案・美樹本晴彦さんインタビュー

アニメ『甲鉄城のカバネリ』キャラ原案・美樹本晴彦さんインタビュー

 2016年4月よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送中の、荒木哲郎監督がおくる新作オリジナルTVアニメ『甲鉄城のカバネリ』。シリーズ構成に大河内一楼さん、音楽に澤野弘之さん、そしてアニメーション制作にはWIT STUDIOという豪華な布陣の本作ですが、特に注目を集めているのがキャラクター原案! 『超時空要塞マクロス』『メガゾーン23』『トップをねらえ!』『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』などの作品でおなじみ、美樹本晴彦さんが手がけられています。

 『マクロス』(1982~1983年)でアニメファンに鮮烈な印象を残して以来、アニメはもちろん、イラスト、漫画まで幅広い分野で活躍されている美樹本さんに、今回インタビューを実施! 注目の『甲鉄城のカバネリ』について、制作の道筋や、作品の魅力をうかがいました。

 
■ 美樹本さんの作品をくまなくチェックしていた荒木監督

――『甲鉄城のカバネリ』の放送がいよいよスタートしました。作品全体の魅力はもちろん、「美樹本さん原案のキャラクターがそのまま動いてる!」と感激されているファンの方も多いです。

キャラクター原案・美樹本晴彦さん(以下、美樹本):ありがたいです。ただ僕から言わせていただくと、原案そのままではなくて、むしろ原案以上なんです。イラストタッチのカットまで用意してくださるほどに、僕が描いたものからかなりプラスアルファしていただいているので。(この作品に)関わることができて良かったなと思っています。

――今回のキャラクター原案のお話がきたのはいつごろでしたか?

美樹本:荒木監督が『進撃の巨人』(2013年)を終えられてちょっと経った、2014年の2月ごろですね。

――お話をいただいた時、どう思われましたか?

美樹本:実はちょうどそのころ、漠然と「もうアニメに関わることはないかな……」と思っていたんです。

以前、とある作品でキャラクター原案をやらせていただくことになり、僕の原案から実際のキャラクターデザインが上がった時に、「これではあまり原案を描かせていただいた意味がないのでは?」と感じたことがあったんです。

誤解があるといけないのですが、上がったアニメーションキャラクターデザインは上手いししっかりと描かれていて、観る人によっては私の絵をかなり忠実に再現していると思えたのではないかと。ただ、空気感とかテイストに関しての部分で、具体的にどこがまずいわけじゃないけれど、僕としてはちょっと違うかな……と。

絵が似ている似ていないではなく、生き生きとしていないというか。そうお伝えすると、監督さんやまわりの方からは「アニメのキャラだからこんなものでしょう」という反応をされてしまいまして。

私の絵の場合、記号的な表現よりも雰囲気頼りみたいなところがあって、それを表現してもらえるか、それに替わるような描き手さんの別の魅力をつくっていただかないと、なかなかキャラクターとして成り立たないようなところがあると思うのですが……。その時は、そういった描き方、絵柄そのものがアニメには向いてないのだなと思いましたね。

そして絵の空気感みたいなものの表現が難しいのであれば、自分なんかがやっちゃうと、むしろ邪魔になるだけだなと。だから今後、アニメに関わることはあまりなくなるだろうなという気持ちになったんです。

荒木監督から『カバネリ』の企画書を見せていただいたのはそんな時ですね。まず(コンセプト・アート&デザインの)森山(洋)さんのイメージボードがすごく良くて! これは違う意味で、僕がやらなくてもこのままでいいじゃない? と思いました(笑)。

でも荒木監督は、僕のこれまでの漫画からアニメキャラ、イラストまでとにかく細かくチェックしてくださっていて、その中から「(カバネリの)このキャラはこの絵のイメージだ」とか「このキャラで行かせてほしい」といった具体的な注文を持っていらっしゃったんです。それ自体、すごくありがたいことですよね。描き手冥利に尽きるといいますか。僕の仕事を見てくれている人でも、ここまで見ていないだろう……と思えるところまでで。そして作品に対する熱量がとにかく凄くて。これはぜひ、お手伝いさせていただきたいと思いました。

 
――かなり熱烈な打診だったんですね。

美樹本:本当にありがたいことです。荒木監督の、クリエイターでいながら職人気質を持っていらっしゃるところも、今回お受けした理由のひとつかもしれません。

例えば『DEATH NOTE』(2006~2007年)なども、漫画で止まった絵を描くだけでも大変な絵柄じゃないですか。それをきちんとアニメに落とし込んで、あそこまで魅力的に再現していくっていうのは……。

もちろん『進撃の巨人』もそうですしね。作品ごとにこだわって、キッチリとした取り組み方をされる監督さんなんだなと思いました。他の作品はこれから拝見するところで恐縮なのですが……。


――美樹本さんにキャラクター原案を依頼した理由を荒木監督にお尋ねしたとき、「いつの時代の人にも届く普遍的な絵で、かつ少女絵が魅力的」「リアルな世界観を元にしつつ、最新の絵柄も常に取り入れている」といったところを挙げられていました。そのあたり、美樹本さんはご自身の絵をどのように思っていらっしゃいますか?

美樹本:ちょっと荒っぽい言い方をしますと、自分の絵は自分でもそろそろ飽きています(笑)。30数年描いてますので……。観ている方からもそう感じられているかもしれませんが。今だったら、例えば『ギルティクラウン』(2011~2012年:荒木監督作品)みたいな、こういう絵のほうがいいんじゃないの? とか思ってしまうんです。

今の若い方が描くものにはいつも魅かれています。自分はいい年なんで、どちらかというと置いていかれないようにっていう気持ちも強いですね。他人と違わなきゃいけないという気持ちも持ちつつ、今風のテイストも取り込まなきゃ、吸収しなきゃというのは常に思っていて。それはアニメの仕事だけに限らず、イラストにせよ何にせよ、いつもチラチラと頭の中にある感じですね。

だから荒木監督にそんなふうに言っていただけたのはとてもありがたいですし、光栄です。そして、そのようにおっしゃっていただけるにふさわしい絵が描けるようにならなければと。

 
――美樹本さんの絵のテイストをアニメで再現するために、『カバネリ』では「メイクアップアニメーター」という特殊な役職まで立てられているとか。

美樹本:今回は僕のイラストの感じまで含めて画面でうまく再現できるようにと、色々な工夫もしてくださっているようです。アニメでキャラクターについている影って、薄いものから1段影・2段影と呼ぶんですが、今回は"0.5段影"をつけると企画の初期段階からうかがっていて、どうやるんだろう……と思っていたんですけれど。

僕が作画監督をやっていたころは、キャラクターの影の分量が多い時代で。今同じような影をつけたらかなり重くなってしまうので、1段影を少し明るくするのかなと。そんな感じに思っていたら……、なんとブラシまでかかってる! ぼかしてあったりとかね! これには本当にビックリして、「ここまでやってくれるのか……」という思いでした。感動ですよね! まつ毛にハイライトまで乗ってるよ!!……って(笑)。

僕が口を出すのもあれなのですが、例えば出崎(統)監督がよくハーモニー(※編集部注:セルと背景を同じ質感で絵画のように描いた止め絵のカット)をポイントに使われてたじゃないですか。それが作品の象徴的な画作りになっていたと思うんですけれども。

今回の「メイクアップ」も、あれに代わる……と言うと変ですけれど、新しい表現につながって行くヒントみたいなものが隠れているかもしれないなと感じました。もちろん演出そのものは違うわけですから、まったく置き換えるわけではないんですけれど。まだまだ可能性があるのかもと思いましたね。


――新しい表現手法として、もしかしたら今後アニメ業界全体に広まっていくかもしれないですね。

美樹本:そんなことになったらアニメーターさんは大変ですよね(笑)。でもデジタル技術が入っていろいろな表現が生まれている中で、デジタルでありつつ絵柄にはアナログっぽさも生かしてといった表現で、新しい魅力につながるとおもしろいですよね。

 
――美樹本さんの絵のテイストを大切にしているという点では、最終的なキャラクターデザインがかなり原案に忠実な印象も受けました。

美樹本:そのあたりはありがたいような、もうちょっと簡略化してくれても良かったかなとも思います(笑)。今回のキャラクター原案に関しては、むしろ僕が森山さんのイメージボードに乗っかっているようなところがあって、その上で(アニメーションキャラクターデザインの)江原(康之)さんが再現してくださったという感じなんです。

僕自身が自分の絵をアニメ調に線を整理する際にどのように描けばよいか、という勘みたいなものをすでに忘れていて、江原さんがそういった部分も含めて再現というよりも補ってプラスアルファしてくださったというほうが適切かもしれませんね。服装を含めたキャラクターのイメージみたいなものは、イメージボードの段階でかなりその、固まってましたんで。ただその、森山さんが描かれたものは、僕が描いたものよりも絵柄としてははるかにシャープで、それをわざわざ野暮ったくしちゃったんじゃないかっていう心配があった……いや、それは今でも心配なのですが(笑)。

 
■ 『カバネリ』の主人公・生駒と、ヒロイン・無名の成り立ち

――美樹本さんの過去の漫画やイラストから、荒木監督がある程度『カバネリ』でのキャラクターをイメージされていたとのことでした。実際に原案を描いていく段階では、荒木監督とどういったやりとりをしましたか?

美樹本:無名に関しては、最初どうしても荒木監督の思っているものとずれてしまって、時間が若干かかりました。決定稿の髪の毛はほぼスタンダードなおかっぱ頭になっていますが、当初はアニメ用のキャラなので少しアクセントを作りたいという気持ちがあって、もうちょっと作為的なものを描いていたんです。

そんなふうに、無名は自分の中でなかなか絵が落ち着かなかったんですけど、通常の服装ではなく和服のバージョンを描いた時、なんとなく自分なりに納得できる感じがあったんです。髪型も左右で結っていて普段のバージョンとは全然違うんですけれど、「この雰囲気で描けるんだったら」と思えたというか、自分の中で何かつかめたきっかけになった気がします。

 
――無名の12歳という設定については、描く上でどのように意識されましたか?

美樹本:気をつけてはいるんですが、描いているともう少し上の15~17歳くらいの感じになってしまいますね。そこは江原さんにうまく修正していただいているところでもあります。あとは本編の演出や芝居などが魅力的なので。

キャラクターの年齢に関して言うと、最近ひとつ気をつけなきゃいけないなと思うことがあるんです。ちょっと変な例えですけど、テレビドラマの役者さん、特に男性の俳優さんって、同じ年代でも昔の方と今の方で明らかに見た感じの年齢が違うと思うんですよ。例えば最近『さらばあぶない刑事』(2015年)が作られましたけど、最初の『あぶない刑事』(1986年)のころって、主演のおふたりがまだお若いじゃないですか(※編集部注:当時は舘ひろしさん36歳、柴田恭兵さん35歳)。

でも同じ年齢層の今の俳優さんが刑事ものをやったりすると、印象がぜんぜん違う(笑)。そういう現象って、絵でもあるんじゃないのかなと思うんです。同じ年代のつもりで描いていても、僕らの年代が描くとちょっと年を食ってしまったような感じになりやすい……という。もちろん描く人にもよるんですけれど、自分の場合は最近その傾向があると思っています。『カバネリ』でいうと無名もそうなんですけど、特に来栖(CV:増田俊樹)ですね。最初はもうちょっとオーソドックスにおじさんくさいキャラだったんです。吉備土(CV:佐藤健輔)もそうかな。そこから荒木監督にアドバイスをいただきつつ、今の割とスッキリしたテイストに落ち着きました。

 
――主人公・生駒(CV:畠中祐)のデザインはいかがでしたか?

美樹本:今回描かせていただいた中で唯一、キャラクターのオーダーが途中で大きく変わったのが生駒でした。他の作品なので申し訳ない例えですけど、『機動戦士ガンダム』(1979年)でいうカイ・シデンみたいな、ちょっとひねた感じのキャラでいきたいというお話をいただいていたんです。それを踏まえつつ、主人公になりうるようなテイストで描かせてもらったんですけど、たぶんなかなか難しそうだという判断をされたんだと思います。やっぱり割とスタンダードな主人公でいこうということになりました。

生駒に関して、僕のほうでひとつ「参ったな」と思ったのは、森山さんが描かれたイメージボードの段階から"丸メガネ"をかけている点でした。メガネはマックス(『超時空要塞マクロス』のマクシミリアン・ジーナス)でも描いてるし、バサラ(『マクロス7』の熱気バサラ)は本当に丸メガネだしなぁ……どうしよう、と(笑)。森山さんのイメージボードの絵は僕もすごく好きなので、そこからあまり崩したくはないなとは思いつつ、結局レンズを片方外させてくれないかという苦しまぎれのご相談をしたんです(笑)。

 
――生駒がカバネリ化しているバージョンについても、原案を描かれています。

美樹本:僕の原案というよりは、荒木監督のほうでかなりイメージがあって、甲鉄城のデザインを担当されている(デザインワークスの)形部(一平)さんが達者なラフで最初に描いてくださっているんです。武器か何かの設定を描かれた時だと思うのですが。僕はそれに乗っからせていただいた感じですね。


――カバネリ化すると顔もかなり変わりますが、そのあたりはいかがですか?

美樹本:その点に関しては、ちょっとイメージのよりしろにしているものがあるんです。僕はダイナミックプロの漫画『ゲッターロボ』(1974年)が結構好きで。あの主人公の流竜馬って、TVアニメ版とは全然違う、野生児みたいな、ちょっとイッちゃってるキャラじゃないですか(笑)。あれが結構好きなんですよ。

自分の関わっている作品だと、なかなかそういうテイストの絵柄で描く機会ってなかったんですけど、今回のカバネリになった生駒に関しては、「ああいうテイスト使えるんじゃないか!」と思ったんです。これも形部さんのイメージボードがきっかけで、「ここまでやっちゃっていいんだ!」と思えたんですけれど。喜んで乗っからせていただきました。


――世間的には、美樹本さんの絵には淡く繊細なイメージがあるかもしれません。荒々しい絵もお好きというのは、ずっと持っていらっしゃったのでしょうか?

美樹本:漫画なんかだと、たま~に必要な時はやっていますが、確かにあまり僕のイメージではないかもしれないですね。でも基本は……というか、かなり好きですね。グロテスクなものも含めて、荒々しいものは好きです。

 
――先ほど出崎監督のハーモニーのお話がちょっと出ましたが、ああいったタッチも……?

美樹本:大好物です(笑)。出崎監督の演出はもちろんなんですけど、杉野(昭夫)さんの作画もやっぱり好きなんです。スタッフがいる時はやりませんけど、個人のイラスト仕事とかで長引く時はよく、『あしたのジョー2』(1981年)とかをかけっぱなしにしてる時ありますよ。イッキ見みたいな形で(笑)。


■ アニメのキャラクター原案は、1枚の絵から何倍ものプラスアルファが生まれてくれる

――美樹本さんは、アニメのキャラクター原案はもちろん、イラスト、漫画、版画まで、表現の出口をたくさん持っていらっしゃいますよね。

美樹本:そう言っていただけるのはありがたいんですけれど、自分としては絵を描くしか能がないと思っているんです。時代の風当たりが強い仕事なので、年をとるとそれすら能ではなくなってきてしまうので困るんですが。漫画もオリジナルを描きたい気持ちはあるんですけれど、コミカライズ中心にさせていただいているのは、やっぱりお話作りよりも絵を描くことのほうが好きだからなんです。

あと漫画は、非常に規模は小さいですけどアニメに近いところがありますね。ちょっとずるい言い方をしてしまうと、何人かで得意なところを持ち寄って作れるというか。僕などはすこぶる底が浅い上にたいした力量もないので、自分だけで描いているとすぐに限界に達しちゃうんですけど、スタッフにそれぞれ得意な分野で手伝ってもらうと、自分の中のイメージからプラスアルファされた絵ができたりするので。メカ関係などはその典型といいますか、僕は描けませんし(笑)。でもまぁ、自分の基本はやっぱり「絵を描く」ということですね。


――絵を描く色々な種類のお仕事をされている中で、「アニメのキャラクター原案」は美樹本さんにとってどんな位置付けなのでしょうか?

美樹本:基本的にキャラを描くのは好きなので、キャラクター原案という形で参加させていただくのもやっぱり好きですね。漫画ではスタッフとの協力からプラスアルファが生まれると言いましたけど、その度合いはアニメにはとても敵いません。すごく荒っぽい言い方をしますと、アニメは自分が数枚ポンと描かせていただいたものが、声がついて、音楽がついて、動きがついて、それこそ何百何千倍くらいのものになるわけじゃないですか。

そういう関わりというのは、恐縮してしまうくらいありがたいです。そんな機会ってアニメ以外にはおそらくないと思いますので。個人の仕事もそれはそれで好きなんですけども、アニメはまったく別の魅力がありますね。久しぶりにいただいた機会ということもあって、今回の『カバネリ』に関してはそんなことを一層強く感じています。

 
――最後に、毎週『カバネリ』の放送を楽しみにしているファンのみなさんへメッセージをお願いします。

美樹本:3月の先行上映版で僕もはじめて観させていただいたのですが、甲鉄城の設定から何からすごく作りこまれていて……。第1話の冒頭、線路から響く低音を聴いただけでも「これは映画向きだな!」と思いました。この先どうなっていくのか実は僕も聞かされておりませんので、すっごく楽しみにしております。僕のキャラに抵抗のある方もぜひ、『カバネリ』を見守っていただければと。


――みなさん美樹本さんキャラ大好きですよ!

美樹本:今はうまい方がいくらでもいらっしゃいますからね。『カバネリ』のキャラクター作業では年寄りの不足している部分を、いろんな形で補っていただいています。作品全体もかなりクオリティーが高く、監督さんを始めとする関係者の熱い想いが込められた見ごたえのある作品になっていると思いますので、ぜひぜひ応援のほどお願いいたします!


――ありがとうございました!


[取材&文・小林真之輔]

■ TVアニメ『甲鉄城のカバネリ』

【放送情報】
フジテレビ<CX>:4/7より毎週木曜 24:55~
北海道文化放送:4/10より毎週日曜 25:15~
岩手めんこいテレビ<MIT>:4/7より毎週木曜 24:55~
仙台放送<OX>:4/7より毎週木曜 26:10~
秋田テレビ<AKT>:4/7より毎週木曜 25:20~
さくらんぼテレビ<SAY>:4/7より毎週木曜 24:55~
福島テレビ<FTV>:4/7より毎週木曜 25:55~
新潟総合テレビ<NST>:4/7より毎週木曜 25:45~
長野放送<NBS>: 4/19より毎週火曜 25:55~
テレビ静岡<SUT>:4/7より毎週木曜 25:35~
東海テレビ<THK>:4/7より毎週木曜 26:20~
関西テレビ<KTV>:4/7より毎週木曜 25:55~
テレビ新広島<TSS>:4/7より毎週木曜 26:00~
テレビ愛媛<EBC>:4/7より毎週木曜 25:00~
テレビ西日本<TNC>:4/7より毎週木曜 25:55~
サガテレビ<STS>:4/8より毎週金曜 24:55~
テレビ熊本<TKU>:4/7より毎週木曜 25:45~
鹿児島テレビ<KTS>:4/7より毎週木曜 26:05~

【スタッフ】
監督:荒木哲郎「DEATH NOTE」「ギルティクラウン」「進撃の巨人」
シリーズ構成/脚本:大河内一楼「プラネテス」「コードギアス」
キャラクター原案:美樹本晴彦「機動戦士ガンダム0080」「超時空要塞マクロス」
アニメーションキャラクターデザイン/総作画監督:江原康之
音楽:澤野弘之「進撃の巨人」「機動戦士ガンダムUC」
助監督:田中洋之
設定統括:笠岡淳平
コンセプトアート/デザイン:森山洋
デザインワークス:形部一平
コンセプトボード:吉田史朗
プロップデザイン:常木志伸
美術デザイン:谷内優穂、曽野由大、青木薫
総作画監督:丸藤広貴、浅野恭司
アクションアニメーター:川野達朗、世良悠子
チーフメイクアップアニメーター:松本幸子
美術監督:吉原俊一郎
色彩設計:橋本賢
CGディレクター:籔田修平
撮影監督:山田和弘
音響監督:三間雅文
音響効果:倉橋静男
編集:肥田文
アニメーション制作:WIT STUDIO「進撃の巨人」劇場アニメ「屍者の帝国」

【キャスト】
生駒(いこま):畠中祐
無名(むめい):千本木彩花
菖蒲(あやめ):内田真礼
来栖(くるす):増田俊樹
逞生(たくみ):梶裕貴
鰍(かじか):沖佳苗
侑那(ゆきな):伊瀬茉莉也
巣刈(すかり):逢坂良太
吉備土(きびと):佐藤健輔
美馬(びば):宮野真守

【音楽情報】
■オープニング・テーマ
EGOIST「KABANERI OF THE IRON FORTRESS」

■エンディング・テーマ
Aimer with chelly (EGOIST)「ninelie」

【イントロダクション】
世界中に産業革命の波が押し寄せ、近世から近代に移り変わろうとした頃、突如として不死の怪物が現れた。鋼鉄の皮膜に覆われた心臓を撃ち抜かれない限り滅びず、それに噛まれた者も一度死んだ後に蘇り人を襲うという。後にカバネと呼ばれる事になるそれらは爆発的に増殖し、全世界を覆い尽くしていった。

極東の島国である日ノ本(ひのもと)の人々は、カバネの脅威に対抗すべく各地に「駅」と呼ばれる砦を築き、その中に閉じ籠もることでなんとか生き延びていた。駅を行き来ができるのは分厚い装甲が施された装甲蒸気機関車(通称、駿城(はやじろ))のみであり、互いの駅はそれぞれの生産物を融通しあうことでなんとか生活を保っていた。

製鉄と蒸気機関の生産をなりわいとする顕金駅(あらがねえき)に暮らす蒸気鍛冶の少年、生駒(いこま)。彼はカバネを倒すために独自の武器「ツラヌキ筒(づつ)」を開発しながら、いつか自分の力を発揮できる日が来るのを待ち望んでいた。

そんなある日、前線をくぐり抜けて駿城の一つ甲鉄城(こうてつじょう)が顕金駅にやってくる。車両の清掃整備に駆りだされた生駒は、義務であるカバネ検閲を免除される不思議な少女を目撃する。

その夜、生駒が無名(むめい)と名乗る昼間の少女と再会するなか、顕金駅に駿城が暴走しながら突入してきた。乗務員は全滅し、全てカバネに変わっていたのだ!顕金駅に溢れ出るカバネたち。パニックに襲われる人々の波に逆らうようにして、生駒は走る。今度こそ逃げない、俺は、俺のツラヌキ筒でカバネを倒す!

―――こうして、本当に輝く男になるための生駒の戦いが始まるのだった。

>>『甲鉄城のカバネリ』公式サイト
>>『甲鉄城のカバネリ』公式Twitter

 

(C)カバネリ製作委員会

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