OSKの人気作品が東京公演!『紅に燃ゆる~真田幸村 紅蓮の奏乱~』
OSK日本歌劇団『紅に燃ゆる~真田幸村 紅蓮の奏乱~』
昨年9月、大阪の大丸心斎橋劇場で公演し、好評だったOSK日本歌劇団の『紅に燃ゆる~真田幸村 紅蓮の奏乱~』が、東京の博品館劇場で5月27日~29日まで上演される。
この「真田幸村」シリーズは、07年に大阪・IMPホールにて『真田幸村~夢・燃ゆる~』を初演。その作品は、大阪城天守閣前、縁の地である長野県上田市、和歌山県九度山町などでも上演された。さらに新作として10年に『YUKIMURAー我が心 炎の如くー』を大阪・サンケイホールブリーゼで上演。どの作品も真田幸村役は先代のトップスター桜花昇ぼるが演じてきた。
そして昨年、『紅に燃ゆる~真田幸村 紅蓮の奏乱~』として内容も一新。若手スター悠浦あやとが真田幸村役を演じ、新しい活劇ミュージカルとして好評を得た。その勢いに乗り、東京の博品館劇場での今回の公演が決まった。
OSK日本歌劇団『紅に燃ゆる~真田幸村 紅蓮の奏乱~』
【あらすじ】
時は慶長五年(1600年)天下分け目の関ヶ原の戦い。真田一族の選んだ道は、対立する東軍・西軍それぞれに、親・兄弟を分けて戦うこと。兄の真田信之は東軍の徳川家康陣営へ、父の昌幸・弟の幸村は西軍の石田三成陣営に加勢する事によって、勝敗に関係なく、何方かが真田一族として存続するという苦渋の選択をとった。やがて西軍は敗北し、幸村は人里離れた高野山の麓「九度山」へ蟄居する事になった。父亡き後、ただ悶々とした生活を送っていたが、それを見透した様に千里眼を持つという霧隠才蔵が現れた。未来が見えるというこの男は、四百年後に「日本一の兵(つわもの)」として語り伝えられる「真田幸村」に仕えたいと言う。才蔵は蟄居生活が14年にもなり、その名すらも消え去りそうな幸村が、どうして日本一の兵になるのか信じられなかったが、今まで千里眼で見たものには間違いがなかった。
そうしたなか、時は慶長二十年(1615年)大坂 夏の陣、それぞれの運命が決まる至極の戦いが始まった。豊臣家の栄華の象徴である大坂城は明らかな劣勢に立たされていた。亡き君主 豊臣秀吉への忠義により、大坂城に駆けつけた幸村には大きな使命があり、それは、豊臣家の未来を後世へ託すこと。徳川家康との戦いに幸村の戦略と知略が炸裂していたが、大軍を前に幸村の終焉が近づきつつあった。 幸村の紅に燃えた目が見たものは「上田城」で固く結ばれた真田家の絆だった。
OSK日本歌劇団『紅に燃ゆる~真田幸村 紅蓮の奏乱~』
作・演出を手がけるのはOSK日本歌劇団OGであるはやみ甲。主人公・幸村に悠浦あやと。幸村に関わる人物たちは、霧隠才蔵の楊琳、真田利世の遥花ここ、真田信之の香月蓮、猿飛佐助の城月れい、そして特別専科から淀の方に朝香櫻子、真田昌幸に緋波亜紀が参加するなど、華やかな顔ぶれだ。和物の舞台では定評のあるOSK日本歌劇団の『紅に燃ゆる~真田幸村 紅蓮の奏乱~』で、新しい「真田幸村」の世界と出会える!
※写真はいずれも2015年の公演より
〈公演情報〉
OSK日本歌劇団 博品館劇場公演
【写真提供/OSK日本歌劇団】