俳優・泉政行さんが死去、木場勇治を思う
株式会社ギフト公式プロフィールより
早すぎるさよならが本当につらい
かねてより病気療養中だった俳優の泉政行さんが、7月28日に都内病院で亡くなった。
所属事務所のギフトが4日発表。35歳の若さだった。
みなさま
かねてより病気療養中でありました泉政行が
去る2015年7月28日午後5時35分に都内病院にて永眠いたしました
(享年35歳)
葬儀は近親者のみにて滞りなく執り行いました
ここに故人が生前中賜りましたご厚誼に深謝申し上げますとともに
謹んでお知らせいたします
本来であれば早速お知らせすべき処でございましたが
ご通知が遅れましたことを心よりお詫び申し上げます
株式会社ギフト
※公式サイトより引用
『ごくせん』でデビューし、『科捜研の女』などでもレギュラーとして活躍していた泉さんだが、やっぱり筆者にとっての泉さんといえば『仮面ライダー555』のホースオルフェノク、木場勇治だ。
『仮面ライダー555』は平成仮面ライダーシリーズの第四作目、シリーズ初の「怪人側の心理描写」を描き、ライダー側にも決して正義とは言えない人物がいたりしたのが印象的な作品。
ベルトも色々な人間の手を渡り歩き、さまざまな人間がライダーとなる作品でもあった。
怪人=オルフェノク側のキーパーソンであるホースオルフェノク、木場勇治を泉さんは熱演。
「心が人間であるなら人間のはず」という意志と共に悩み、葛藤し、時にはライダーと戦い、時には共闘し。
最後は仮面ライダーそのものにもなり主人公である乾巧と共に戦った。
心優しいがゆえに迷い、道を踏み外しながらも最後は人として戦った木場。
未だにライダーファンの中でも人気の高い木場勇治というキャラクターは、泉さんの繊細な芝居つくりがあったからこその人気だと筆者は思う。
先日も10年ぶりにキャスト全集合の記事があがり、元気そうな555チームの姿を見て懐かしく思っていた矢先なのだが…
今はただただ悲しい、心からのご冥福をお祈りする。
最後まで戦い続けた、仮面ライダー555もう一人の主人公に追悼を。