『勇者ヨシヒコ』個性派俳優・佐藤二朗のツイートを“自作自演本”として書籍化 福田雄一氏は「苛立ちすら覚える」称賛
『佐藤二朗なう』
俳優・佐藤二朗が執筆した初の書籍『佐藤二朗なう』が7月14日に発売されることが決定した。
佐藤は、ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズの仏役などで知られる個性派俳優。福田雄一監督作をはじめ、数えきれないほどのドラマ・映画・舞台に出演しているため、誰もが一度は顔を見たことがあるのではないだろうか。アドリブを連発する独特の演技で知られ、映画『幼獣マメシバ』シリーズでは3作すべてで中年ニート・芝二郎役で主演をつとめた。
佐藤二朗
そんな佐藤は、Twitterの呟きでも独特のセンスを発揮し注目を集めている。ときにシュールに、ときに切なく、ときに酔っ払い、ときに意味不明な呟きが人気を呼び、佐藤の公式アカウントは1年間で10万人のフォロワーを獲得。リツイートの総計は48万を超え、“いいね”も100万件を突破しているという。
てかさ、てかよ、赤の他人なのによ、いっしょーをよ、いっしょーをさ、いっしょにあゆもうとさ、おもえるやつがさ、やつがよ、ちかくにいるのはさ、じつはさ、じつはよ、うちゅうでいちばんしあわせなことなんさ、しらんけど、おれはさ、うちゅうでいちばんよめをあいしてる
— 佐藤二朗 (@actor_satojiro) 2016年6月15日
今回発売される書籍『佐藤二朗なう』は、佐藤のTwitter投稿から厳選した117のツイートに、本人のツッコミをつけて掲載した究極の“自作自演本”とのこと。第1章は「自身、即ち佐藤二朗」、第2章は「家族、即ち支え」、第3章は「日常、あるいは所感」と題しており、佐藤の日常や独白、芝居論、そして家族にわたるまで、佐藤ならではの“二朗ワールド”全開のエッセイとなっているようだ。 さらに、あとがきには、『勇者ヨシヒコ』シリーズや『ニーチェ先生』の演出・監督であり、劇団ブラボーカンパニーの座長、福田雄一氏のコメントも掲載されている。
佐藤二朗……のスマホ
佐藤二朗
佐藤二朗
佐藤二朗
発売決定を受けて佐藤、福田氏のコメントが届いている。
佐藤二朗コメント
なぜだ。なぜ本になる。なぜ酔いどれ中年オヤジ俳優のどーでもいい呟きが本になる。ダメだ。これが本になってはダメだ。本の威厳が失墜する。阻止せよ。書籍化を全力で阻止せよ。あるいは買え。全力で買え。もちろん、酔っておる。
福田雄一コメント
佐藤二朗を褒めるという行為は不本意だし、苛立ちすら覚える行為だが、こんな機会でもないと二度とないと思うので褒めておくと、僕も二朗さんのツイートが大好きだ。皆様! これを機に佐藤二朗のツイッターをチェックして下さい!
『佐藤二朗なう』は7月14日(木) 全国の書店にて発売開始
『佐藤二朗なう』
著者:佐藤二朗
発売日:2016年7月14日(木)
価格:980円(税抜き)
仕様:B6並/128頁
ISBN:978-4-908388-05-7
発行:アミューズメントメディア総合学院 AMG出版
発売:山下書店 ※予告なく変更になる可能性があり