新日本プロレスの真壁刀義がライオンズカフェでトークショーを開催
真壁『マカベミチョコレートケーキ』を大絶賛 撮影=シン上田
創立44周年を迎えた新日本プロレスが、原宿のAREA-Qで期間限定カフェ(6月17日~7月10日)を開催している。その名は「新日本プロレス ライオンズカフェ~44周年YEAR 原宿夏祭り!!~」
17日のオープン初日には真壁刀義選手が来店して、大勢のファンの前でトークイベントを行った。
真壁はジミー・ペイジと又吉が好き!?
進行役の女性MCに、このカフェの感想を聞かれると、「店に入ったとき、ちっちぇーなと思ったの。新日本らしくて、しょべーなと思ったの。そしたら違ってて、奥にも(客席が)あって。こんだけ広けりゃさ、楽しめるよね」と、カフェの出来に満足の様子。
広い店内には新日本プロレスのレアアイテムがいっぱい
真壁 飲んでいるのは『キングコングスムージー』 撮影=シン上田
この日は平日にもかかわらず、大勢のファンが集まり、しかも半数近くが女性客。
「大抵、オレが(ファンイベントに)来るときは男ばっかだから。100%男だからね。ありがとうございます」
真壁 女性MCとのトークの息はバッチリ
質問コーナーで好きなミュージシャンを聞かれると、ジミー・ペイジと意外な答えが。
「僕は世界的なギタリストのジミー・ペイジと友達みたいなもので、レッド・ツェッペリンの。大好きですね」
数年前に映画のイベントでジミー・ペイジが来日した際、控室で挨拶したとのこと。
「普通にフレンドリーな人で、いい感じじゃんコイツって。フェロモンというか色気のある人だね」
このエピソードについてMCが掘り下げることなく次の質問に移ったため、推測になってしまうが、真壁がレッド・ツェッペリンの「移民の歌」をテーマ曲に使っていることで生まれた縁だと思われる。
最近は芸能活動でも大忙しの真壁
好きな作家の問いにも、これまた意外な名前が飛び出した。又吉直樹である。
「先日、番組で会ったんだけど、腰が低いんだよね。いろんなことを理知的に返すとこがあって、この人はやっぱ才能があるなと思ったね。凄いなって、魅力的だったね。真面目にいろんなこと頭で描いている。それでいて考えていることが(真壁と)似ていてスゲェー怖かった」
又吉のベストセラー本火花を読んだかどうかは不明。「マンガしか読みません」と語っていたから、好きな作家というよりは、好きな人なのかもしれない。
スイーツ真壁が絶賛するケーキとは
トークショー終了後のマスコミを対象にした囲み取材では、真壁刀義公認スイーツマカベミアチョコレートケーキに話題が集中した。
スイーツを語る、評論家さながらの真壁
「パティシエの方とも話したんだけど、驚くほどデキが凄すぎる。食べた瞬間、これをこの出来たてのカフェに出すのはいかがなものかというレベル。普通のケーキ屋ではないうまさ。凄いわ、これ。本当にビックリしました。口に入れたときの、甘さ、うまさ。そして香ばしさ。それらを感じるんですね。ナッツの噛みごたえ、チョコレートの濃厚さ、キャラメルの香ばしさ。メチャうめぇよ」
すっかりスイーツキャラが定着した真壁だけに、コメントは的確かつ説得力が感じられた。肝心のプロレスについては「芸能の仕事をしていても、誰よりも凄い練習をしている」という。
「新日本プロレス44年。真壁刀義、今年で44歳。同じ歳なんだよね。それで44歳のヤツがダメだったら話になんないだろ。だってオレは現役バリバリだから。ここ数カ月、戦績残せてないけど。プロレスで勲章取らないとダメだから、この夏に全部ひっくり返してやるから。真壁刀義、ここにありを見せたいですね」
夏の恒例イベントであるG1クライマックスでの暴れっぷりに期待したいものである。
撮影・文=シン上田
シン上田
プロレス・格闘技記者/映画批評家
広告代理店と出版社を経てフリーに。週刊誌・書籍・WEBなどで、プロレスや格闘技を中心に、地味だけど味わいのあるドキュメンタリー映画や労働・貧困問題などの取材を続けている中年のど真ん中。一応、料理研究家だったりもする。