"乗れる"ネコバス、ラピュタの飛行船からトーストまで!ジブリの世界を体感する『ジブリの大博覧会』レポート
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TOP画 (c)girls Artalk
2016年7月7日より、『ジブリの大博覧会』が六本木ヒルズ展望台東京シティビューにて始まりました。『風の谷のナウシカ』から最新作『レッドタートル ある島の物語』まで、あらゆるジブリ作品の軌跡を振り返る本展。作品公開時のポスターや宣伝物を中心に、秘蔵資料を含んだ約3000点ものジブリの記録が展示されています。
まず入口には歴代作品のポスターがズラリ!
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ジブリ好きにとっては、入口の段階で既に涙が出そうになります。その作品を凝縮して語ってくれる1枚のポスターが並んでいるだけで観る者を圧倒する力を持っています。
次に、『レッドタートル ある島の物語』の原画などが並びます。この作品は、日仏合作のアニメーション映画です。スタジオジブリが海外と共同製作した初の作品として話題を呼びました。オランダ出身のマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットが原作・脚本・監督を手がけ、第69回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門特別賞を受賞しています。
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物語は、嵐の海に放り出された一人の男が、ウミガメなどが住むとある無人島に流れ着く話。
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海や森、自然に囲まれた島がとても美しく描かれています。展覧会では、宣伝用ポスター、新聞広告やタイトル文字など、各作品の資料もたくさん紹介されています。中には、コピーライターの糸井重里と、鈴木敏夫プロデューサーによる本作のキャッチコピーを決める際のFAXのやりとりなども展示。妥協のないこだわりを感じられる品々が並んでいます。
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カウンターにトトロが! こんな遊び心を探すのも本展の楽しみ方の一つといえます。
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ポスターのバージョンによって画が違ったり、キャッチコピーが違ったり。どれもよく知れた絵柄なのに、細部が少し異なるだけでその印象がガラリと変わります。
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「生きる」というコピーが多く使われているジブリ作品。『風立ちぬ』の代表的なキャッチコピー「生きねば。」からは、たった一言にも関わらず、力強さが感じられます。
鈴木プロデューサーが筆を走らせた数々の名言やタイトルコピー (C)girls Artalk
関連グッズのコーナーでは、ぬいぐるみや模型、Tシャツなどお宝たちが並んでいます。
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天井からぶらさがる『崖の上のポニョ』のポニョのぬいぐるみ (C)girls Artalk
奥に進むと現れたのが、なんとあの「ネコバス」! 『となりのトトロ』に出てくる、あの不思議なバスですね。こちらは、中に入って写真撮影することができます。素晴らしき撮影スポットといえるでしょう。
行き先は、本展が開かれている場所「六本木」 (C)girls Artalk
最後は、ジブリ作品ではお馴染みの、空飛ぶ機械達の模型たちが展示されています。実はこの飛行船、実際に動くのです!
『天空の城ラピュタ』に出てくる飛行構造物が、上下しながらゆっくり動きます (C)girls Artalk
また、東京シティビューに隣接するカフェ&レストラン『Museum Café & Restaurant THE SUN & THE MOON』のCafé Area THE SUNでは、『ジブリの大博覧会』の開催を記念したオリジナルメニューがいただけます。
『天空の城ラピュタ』に登場する目玉焼きトーストと肉団子スープ (C)girls Artalk
とにかく夢のような世界だった『ジブリの大博覧会』。レポートできてない展示物もまだまだたくさんありますので、ぜひ足を運んで楽しんでいただければ。
この展覧会は、開催直前に一般入場料が2,300円から1,800円になりました。これは、鈴木プロデューサーによる「映画と同じ料金で展覧会を楽しんでほしい」という意向で変更になったそうです。そんなジブリからの思いがこもった同展は、2016年9月11日(日)まで開催中。
取材・文=広瀬園美 撮影=丸山順一郎
開催期間:2016年7月7日(木)〜9月11日(日)会期中無休
営業時間:10:00〜22:00(最終入場21:30)
会場:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー
入場料:一般1,800円、高校大学生1,200円、4歳〜中学生600円、シニア(65歳以上)1500円
公式サイト:http://www.roppongihills.com/tcv/jp/ghibli-expo/