会田誠、幻聴妄想かるた、チンパンジーのアイなど14組集う『障害(仮)』展
伊勢田の勝行作品
展覧会『障害(仮)』が、広島・福山の鞆の津ミュージアムで9月12日から開催される。
「日常の虚構性」を明るみに出すことを目的に、「仮想」と「現実」の間を行き来するような表現を展示する同展。仮想と現実の関係や、障がいと健常の境界に注目し、来場者が新たな視点で日常を見つめる契機となることを目指して開催されるという。
出品作家には、原作から主題歌、登場人物の声までを自身で担当したアニメや特撮映像作品を制作している伊勢田勝行をはじめ、24時間介助を必要とする自身の障がいをネタにした作品を発表しているあそどっぐ、絵画を展示するチンパンジーのアイ、映像作品『上野パンタロン日記』を上映する会田誠、スマートフォンでVRを体験出来るパノラマ映像ビューワー「ハコスコ」を用いたコンテンツを展示する市原えつこ、精神障害のある人々が語った幻聴や妄想を綴った「幻聴妄想かるた」など14組が名を連ねている。
11月20日には鞆こども園で谷川俊太郎と櫛野展正(鞆の津ミュージアムキュレーター)によるトークイベントが開催される予定だ。
イベント情報
『障害(仮)』
2015年9月12日(土)~12月13日(日)
会場:広島県 福山 鞆の津ミュージアム
時間:10:00~17:00
出展作家:
伊勢田勝行
小林一緒
高橋重美
福島尚
市原えつこ
幻聴妄想かるた
三浦和香子
西川正之
あそどっぐ
武田憲昌
会田誠
百瀬文
滝本淳助
チンパンジーのアイ
休館日:月、火曜(祝祭日は開館、翌日休館。9月22日、11月2日、11月24日は閉館)
料金:一般600円
※小学生以下・障がいのある方は無料