THE YELLOW MONKEY 『サマーソニック』でサプライズ! 由紀さおりとデュエット披露

ニュース
2016.8.23
THE YELLOW MONKEY (C)SUMMER SONIC All Rights Reserved.

THE YELLOW MONKEY (C)SUMMER SONIC All Rights Reserved.

画像を全て表示(5件)

8月21日(日)、ほんのり潮の香る夏風と、じっとりする暑さをひしひしと感じる夕暮れどき。台風の影響で若干雲のかかった千葉・QVCマリンフィールドには、開催2日目を迎えた『SUMMER SONIC 2016』のメインステージであるMARINEステージに出演する‘あのバンド’を待つオーディエンスでスタジアムは埋め尽くされていた。公式発表されているMARINEステージの収容人数は35,000人。それに近い数の人がいたのだろう。

そんな思いを巡らせているとバンドが演奏をはじめた。昭和なにおいのプンプンするスキャット……聴いたことがある。そしてステージを見据えると、登場したのは……あれ? 由紀さおりだ!

THE YELLOW MONKEY (C)SUMMER SONIC All Rights Reserved.

THE YELLOW MONKEY (C)SUMMER SONIC All Rights Reserved.

純白のドレスに身を包み、しなやかに手をあげ、にこやかに微笑みながらオーディエンスを静かに煽ってざわめきに答える。そして歌い出したのは「夜明けのスキャット」だった。

多くのオーディエンスが由紀さおりのパフォーマンスに応えて手を振ってはいたものの、ぽかーんとしている中において、内心「おぉ、そうきたか!」と思ったあなたはきっと‘あのバンド’の過去をもお好きなのだろう。

THE YELLOW MONKEY (C)SUMMER SONIC All Rights Reserved.

THE YELLOW MONKEY (C)SUMMER SONIC All Rights Reserved.

1995年、シングル「嘆くなり我が夜のFantasy」のカップリング曲として由紀さおりの名曲「夜明けのスキャット」のカバー作品を発表したTHE YELLOW MONKEY。再集結以前には一度もなかったこの共演には彼らのファンも、そうではない人も度肝を抜かれたはずだ。ボーカルの吉井が後を追うかたちでステージ上に出てくるという由紀とのデュエットは、サマソニにはあまりない昭和歌謡の持つ独特の雰囲気をスタジアムに充満させているのが妙で面白かった。

のっけのサプライズが終わると「BURN」「ROCK STAR」と徐々にTHE YELLOW MONKEYの世界に変えていき、「短い時間ですが楽しんでください。まだ結成したばかりなんで新曲はないんですけど」という控えめな発言もありながら「THE YELLOW MONKEYの新しい出発の歌です。一緒に歌って下さい。雨降るな!」と曇りゆく空に睨みをきかせ、再集結後にリリースした「ALRGHT」を披露。

THE YELLOW MONKEY (C)SUMMER SONIC All Rights Reserved.

THE YELLOW MONKEY (C)SUMMER SONIC All Rights Reserved.

その後も「SPARK」「楽園」「バラ色の日々」「PEARL」「LOVE LOVE SHOW」を熱演。不特定多数の、彼らのファンだけではないオーディエンスと向き合うフェスという場で音を鳴らすことをメンバー全員が心から楽しんでいるようだった。そして最後の曲は「JAM」。

リリース当時には物議を醸していた「JAM」が、17年後には日本最大級の音楽フェスティバルにおいて夕映えをバックに大合唱が巻き起こるという絵図を誰が予想しただろう。それに応える形で「最高の夜を!」と叫んだ吉井が生んだこの名曲は、今や完全に大衆音楽となって人々に求められている事実を知らしめた圧巻のショータイムであった。

文=早乙女‘dorami’ゆうこ
写真=(C)SUMMER SONIC All Rights Reserved.

THE YELLOW MONKEY (C)SUMMER SONIC All Rights Reserved.

THE YELLOW MONKEY (C)SUMMER SONIC All Rights Reserved.

 

シェア / 保存先を選択