最恐クラスが勢ぞろい!2015年夏のお化け屋敷5選
日本の夏に欠かせない風物詩の一つ、お化け屋敷。お盆を目前に控え、幽霊やお化けたちが最も元気になる(!?)この時季、全国には趣向を凝らした“恐怖の館”が続々と登場している。古びた雰囲気がリアルな怖さを演出する老舗から、話題のプロデューサーが手がける一軒まで、身の毛もよだつ“最恐のお化け屋敷”を厳選して紹介!
■ 富士急ハイランド「絶凶・戦慄迷宮」
富士急ハイランドが世界に誇る、最長クラスのウォークスルー型お化け屋敷が、2015年はさらにバージョンアップ!暗闇や匂い、温度、圧迫感など、人間が本能的に感じる恐怖を追及している。実際の廃病院から持ってきた備品もあり、五感に訴えるリアルな怖さが自慢だ。
暗闇を進む「暗闇通路」や、突然逃げ場がなくなる「監禁部屋」など、数々の恐怖が待ち受けるが、一番の目玉は“歴代最恐”と言われる最終部屋「巨大人体実験室」。所要時間は約50分と、涼を得るには十分すぎるほどの長さ。体の中から込み上げる恐怖感に、あなたは耐えられる?
■ 六本木ヒルズ「六本木お化け屋敷 喬子の哭く家」
テレビ朝日の夏のイベントに、番組スタッフが総力を上げて作り上げたお化け屋敷がオープン。世界中から集めた衝撃映像を紹介する「トリハダ(秘)スクープ映像100科ジテン」(テレビ朝日)とコラボし、入る前に見る“トリハダ”映像は、同番組スタッフが制作している。
その他にも、内装や照明は同社の美術スタッフが手がけ、お化け役は舞台などで活躍する実力派俳優が担当。プロの技が光るリアルなセットと迫力の演技が、入場者の恐怖心を煽る。
お化け屋敷の舞台は、家主の喬子が自ら命を絶ったとされる廃墟。ある時、テレビクルーが潜入するも、生きて帰ってきたのはたった1人。手元に残された呪いのビデオテープを、入場者が喬子の家に返しに行くというストーリーだ。冷や汗が吹き出すほどの恐怖空間で、ミッション達成にチャレンジしよう!
■ 浅草花やしき「お化け屋敷」
新しい手法を取り入れたお化け屋敷が増加するなか、「昔ながらの雰囲気が妙に怖い」と根強い人気を誇るのが、浅草花やしきだ。江戸時代末期に花園として開園し、158年の歴史を持つ同園は、浅草の娯楽スポットとして長年親しまれてきた。だが、さまざまな時代を経てきたが故に、密かに語り継がれる不思議な話や、怖い話も数多くあるという。
2011年にリニューアルオープンした現在のお化け屋敷は、同園にまつわる怪談話の一つ、「桜の怨霊」がモチーフ。桜の木には不気味な怨霊の気配が宿り、木を切ったことによる呪いの現象が襲い掛かる。昔から“本物の霊が出る”との噂もささやかれる、こちらのお化け屋敷。人形が驚かすオーソドックスなタイプでありながら、他では体験できない怖さを味わえる。
■ 東京ドームシティ/ちゃやまちプラザ「呪い指輪の家」
お化け屋敷プロデューサーの五味弘文さんが手がける、“指輪”をテーマにしたお化け屋敷。五味さんは、お化け屋敷にストーリー性を持たせ、入場者に参加させるスタイルを確立した、今注目の“恐怖の仕掛け人”だ。
「呪い指輪の家」では、入口で指輪を受け取った入場者が、その家に宿る怨霊の薬指に、指輪をはめるミッションに挑戦する。計算し尽くされた演出に、背筋がゾクゾクしてしまうこと請け合いだ。
また、大阪・梅田のちゃやまちプラザにおいても、同タイトルのお化け屋敷を開催中。東京とは異なるストーリー、演出に加え、入場者の心理状態をセンサーで計測する「ビビリ度診断」が話題を呼んでいる。恐怖の度合いは数値化(可視化)され、スマートフォンなどで閲覧が可能。退場後に友人などと数値を共有すれば、より一層盛り上がること間違いなし!
■ 東映太秦映画村「史上最恐のお化け屋敷」
東映の俳優が演じるお化けや、映画スタッフが作る本格的な美術セット、ライフマスクから型取りしたリアルな死体造形など、東映太秦映画村ならではの演出が恐怖を倍増させる。貴船神社などに伝わる “丑の刻参り”の伝承、伝説に由来した、この土地ならではの生々しいリアリティもポイントだ。
ストーリーは、神社の境内で一心に釘を打つ、1人の女の“丑の刻参り”を目撃してしまうところから幕を開ける。「見たな」と叫んだ女は悪鬼と化し、逃げ惑う入場者を襲う。さらに、大釘を打ち込まれて絶命した亡者が次々と襲来!息つく暇もないショックの連続が、恐怖の底へ誘う。
なお、8月31日(月)までは、お化け役を大幅に増員中。俳優陣の鬼気迫る演技がさらにパワーアップするこの期間、“最恐”の肝試しに足を運んでみては?
【東京ウォーカー】