森山未來が愛媛県の内子座で創作ダンス公演『Judas, Christ with Soy』を上演!

内子町町長稲本隆壽、茂山千三郎、野村万蔵、森山未來

内子町町長稲本隆壽、茂山千三郎、野村万蔵、森山未來

俳優でダンサーの森山未來が、愛媛県内子町に約1ヶ月間滞在しながら創作するダンス公演『Judas, Christ with Soy(ユダ、キリスト ウィズ ソイ)』が、7月11日、12日に内子座で上演される。

この作品は、森山がイスラエルに文化交流使(平成25年度)として滞在していた際に、イスラエル人アーティストのエラ・ホチルドとともに制作。2014年9月にテルアビブでプレミア上演したもので、太宰治の小説『駈込み訴え』をモチーフにしたパフォーマンス作品だ。
 
今回、公演を行う愛媛県・内子町にある内子座は、大正5年に地元の有志17名によって建てられた約500席の芝居小屋。2016年2月に100周年を迎えることで、今年から4月から関連のイベントなどが来年末まで目白押しとなっている。その『内子座創建100周年記念事業』の1つとして森山未來が企画したのがアーティスト・イン・レジデンス(滞在型制作)で、現地に長期滞在してのクリエーションとなる。
 
この内子座100周年の催しでは、ほかに和泉流狂言師の野村万蔵による『現代狂言X』公演、和泉流の野村万蔵×大倉流の茂山千三郎による『東西狂言競演』も上演される。
 


【森山未來コメント】
 
僕は1年間文化交流使としてイスラエルに留学していて、そこで向こうのダンサーといくつか作品を作る試みなどもさせてもらいました。文化交流使というのは、いわば昔の遣唐使とか遣隋使みたいな役割で、向こうで拾ったものを日本に還元するというようなことだと思っていて、あちらで発表した『Judas, Christ with Soy』を、日本でもやらせてもらえたらいいなと思っていたところ、愛媛の内子座ではという話が出て、ぜひ内子座でとなりました。
 
内子座は町の有志の方々が中心となって作り、100年間守ってきた。その積み重ねた強さと同時に、伝統を守ってるだけでない抜けのよさも感じました。今も生きている空間だなと。町も古い町並もありながら、外に開いていて、人が交流していく空間で、和紙、木工など受け継がれてきた物作りの空気が溢れていて、そこのバランスが心地良いなと思いました。
 
この作品の土台になっているのは太宰治さんの小説『駈込み訴え』です。1年間のあちらでの体験で感じたのは、同じ作品をクリエーションするにしても、その土地や人の空気にすごく影響を受けるということですね。この作品はイスラエルでクリエーションしたので、間違いなくイスラエルの空気を受けていますし、振付のエラ・ホチルドも僕も、イスラエルという土地と太宰治さんのなかから、何かを拾いながら創作したものです。今回は愛媛県の内子でやるわけですから、場所が変わることで作品の空気感も変わってくると思っていますし、もとは20分くらいの作品ですが、こちらでは60分くらいになると思います。
 
今回のアーティスト・イン・レジデンスというのは、違う文化の中での創作活動、アーティストが創作するのをその場所が支援するという意味ですが、そういうシステムによって、この作品がどう変化していくか、そこを僕も楽しみしています。1か月、町の人たちと交流しながら、この場所でさまざまな表現の匂いを感じて、観たことがないものが生まれることを楽しみたいと思っています。
 


【取材・文・撮影/榊原和子】
 

公演情報
ダンス・イン・レジデンス
『Judas, Christ with Soy(ユダ、キリスト ウィズ ソイ)』~太宰治「駈込み訴え」より~


企画◇森山未來
演出・美術・振付◇エラ・ホチルド
音楽◇吉井盛悟
出演◇森山未來/エラ・ホチルド/吉井盛悟

●7月11日、12日◎内子座
〈お問い合わせ〉内子町役場 町並・値域振興課 0893-44-2118
HPhttp://www.town.uchiko.ehime.jp/site/uchikoza/
 
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