山田裕貴×青木玄徳の凸凹コンビ再び!映画『闇金ドッグス4』&『闇金ドッグス5』公開へ 『ガチバン』シリーズの元木隆史氏が監督
山田裕貴&青木玄徳 (C)2016「闇金ドッグス4&5」製作委員会
山田裕貴と青木玄徳が出演する映画『闇金ドッグス』シリーズの最新作『闇金ドッグス4』と『闇金ドッグス5』の公開が決定した。
『闇金ドッグス』シリーズは、佐野和真、窪田正孝らを世に送り出した『ガチバン』シリーズのキャラクター・安藤忠臣(山田裕貴)を主人公にすえてスタートした作品。『ガチバン』シリーズではヤクザの構成員だった安藤が、その後組長となり、さらにひょんなことから闇金業者に転職。金と人間の欲望をめぐり、地下アイドルや主婦、悪徳芸能事務所の社長ら個性豊かなキャラクターたちと生々しいドラマを繰り広げてきた。『闇金ドッグス2』からは、シリーズ第1作で登した青木玄徳演じるホスト崩れ・須藤司が安藤の相棒として登場し、『闇金ドッグス3』では主人公として活躍することに。ここから、同シリーズは、元ヤクザと元ホストの凸凹コンビが繰り広げる異色の闇金映画となった。
山田はその後、『HiGH&LOW THE MOVIE』や『青空エール』、そして『闇金ウシジマくんPart3』に出演。また、青木も舞台『瞑るおおかみ黒き鴨』主演や『パタリロ!』(2016年12月より上演)など注目作に出演している。どちらも目覚ましい活躍を見せる2人が、再び『闇金ドッグス』に戻って来ることになる。
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パート1・2に続いて山田演じる安藤が主人公の『闇金ドッグス4』には、NHK連続テレビ小説『あさが来た』で主人公の父親役を好演し、舞台・映画と幅広く活躍するベテラン・升毅が出演。『仮面ライダーキバ』ヒロインや清水崇監督『雨女』の高橋ユウ、俳優としても活躍するお笑いタレント・木村祐一らも登場する。もちろん、須藤役の青木もクレジットされている。
パート3に続いて青木演じる須藤が主人公の『闇金ドッグス4』には、『64(ロクヨン)』など数多くの映画・ドラマ・舞台で活躍する菅原大吉や、山田と同じ俳優集団D-BOYSに所属し、ミュージカル『黒執事-地に燃えるリコリス-』などで人気の荒木宏文が出演。個性豊かな面々が脇を固める。当然、相棒の安藤役で山田も登場する。
なお、『闇金ドッグス4』と『闇金ドッグス5』のメガホンをとるのは、『ガチバン』シリーズを多数監督した、元木隆史氏。原点ともいえるシリーズの監督がどのような演出をみせるのかにも注目だ。
公開決定を受け、山田、青木をはじめとしたキャストからのコメントも発表されている。
山田裕貴
パート1・2・3経て、こうやってパート4・5が出来る事が本当に嬉しいです。シリーズを重ねていく事で、役に対してより深く深く掘り下げられると思います。パート4では、忠臣の過去が出てきます。その中で見せる今までにない忠臣の表情などを楽しめて演じれたらと思います。今回の2作のテイストは、ちょっと切なかったり、お金の怖さから生まれる悲しさだったり、現実にあった事件を映し出したり、そういうリアルな部分を、ちゃんと見せていきたいです。忠臣はまっすぐ生きているので、厳しい男ではありますが、かと言って悪い奴ではなく、時には人を思いやります。ただ、人を思いやるが故に、その人の人生を狂わせてしまったりする。何が正しい事なのかを教えてくれる映画だと思っています。今までのシリーズもご覧になっていなくても、最近僕を知ってくれた方にも、大きなスクリーンでこの映画を見て頂けるように、全身全霊で頑張りたいと思います。
青木玄徳
いやー、ヤバいんじゃないですか。ヤバい。この一言で内容を表現できます。前回よりも話がめっちゃ重くなって行きますので、「闇金ドッグス」のファンになって頂いている方には、愛して貰えるんじゃないかなと思います。現実にあった事件を引用させて頂いているシーンもありますので、しっかり表現して、皆さんに伝えられたらなと思います。かなりヤバい事になると思います。
升毅
忠臣の過去をよく知るヤクザ役という事で、初めて見る方はもちろん、シリーズを楽しみにされているお客様の期待に応えられるよう準備しています。裕貴くんと久しぶりにガッチリ芝居できることも、とても楽しみにしています。
高橋ユウ
シリーズ3作品あって、今回のパート4で、今まで続いてきた作品に関わらさせて頂く事が嬉しく思います。そして、元子という役で生きる事が出来るのが嬉しいと共に、凄く過酷で、胸の痛い日々になるんだろうなと思います。孤独と愛の形を、探しながら、求めながら、作品を撮って行けたらいいなと思います。
菅原大吉
今、日本のどこかで現実に起きているであろう問題がこの作品にはたくさん含まれてます。特にこの母と息子の親子関係がとても切なく、そして切実に描かれていて、とても見ごたえのある作品になると思います。
荒木宏文
闇金ドッグス5に出演させて頂きます。この5では、実際に問題視されたりニュースに上がったりもした「ある事」が物語に組み込まれています。僕個人として、同じD-BOYSの山田裕貴が1から作り上げて、ここまで続けてきた事を心から尊敬し、敬意を払い、精一杯自分の役を努めて参りたいと思います。また青木玄徳君とも、以前一緒に仕事をさせてもらっており、こうやって違う現場で再会できる事を嬉しく思っています。いただいた役も、役者として挑戦したい事がたくさんあります。皆さんが楽しみ、考えてもらえるよう、現場ではたくさんのことに挑戦しながら精錬された最高の作品を届けられるよう精一杯挑みたいと思います。
『闇金ドッグス4』は2016年12月10日(土)より、『闇金ドッグス5』は 2017年1月14日(土)より、どちらもシネマート新宿ほか順次公開。
山田裕貴 升毅 高橋ユウ 坂田聡 ジェントル 瑛蓮 百瀬朔 副島淳 / 木村祐一 青木玄徳
監督:元木隆史
脚本:池谷雅夫
企画・配給:AMGエンタテインメント
製作:「闇金ドッグス4&5」製作委員会(AMGエンタテインメント/JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)
【ストーリー】
ラストファイナンスの社長・安藤忠臣(山田裕貴)。若くしてヤクザの親分になったものの、稼業を引退して、闇金の世界へ足を踏み入た。元イケメンホストだった須藤司(青木玄徳)と共に、癖のある債務者を追い込む毎日。ある日、ヤクザ時代の大兄貴分の豊田(升毅)が10年のお勤めを経て、シャバに戻ってくる。もう、あの塀の中には戻りたくないと、足を洗う事を宣言した豊田。男として、ヤクザとして、常に目標としてきた豊田に、忠臣は放免祝いとして30万を包む。常に債務者には冷徹な忠臣の意外な態度に、司は突っかかるが、「優遇は一度まで。次に融資する時は、きっちり回収する」とその信念は変わらない。しかし、出所した元ヤクザには、世間の風当たりも厳しく、就職先もままならない。それでも堅気になると誓い、喫茶店で慣れない履歴書に向かう日々を過ごす。そんな豊田の姿を微笑ましく見ていた喫茶店の店員・元子(高橋ユウ)の前に、突然チンピラが現れる。元子を拉致ろうとするチンピラを、圧倒的な腕力でぶっ飛ばし、元子と共に逃げる豊田。金銭トラブルを抱える元子と元ヤクザの豊田。頼る相手がいない二人は、束の間の安息を得て、共に惹かれあうのであった。幸せな時間を守る為、元子の借金を肩代わりする事を決めた豊田が向かったのは、ラストファイナンスであった。
(C)2016「闇金ドッグス4&5」製作委員会
公式サイト http://yamikin-dogs.com/
『闇金ドッグス5』
青木玄徳 菅原大吉 美谷和枝 牧野ステテコ 蒲生純一 副島淳 / 荒木宏文 山田裕貴
監督:元木隆史
脚本:池谷雅夫
企画・配給:AMGエンタテインメント
製作:「闇金ドッグス4&5」製作委員会(AMGエンタテインメント/JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)
【ストーリー】
女性債務者から、絶大の信頼を得ているラストファイナンスの須藤司(青木玄徳)は、かつて、街金から金を騙し取る為に、結婚離婚を繰り返し、戸籍上の名字を忘れてしまっている。そんなある日、銀行系のローン会社から、電話が入り、「あなたの奥様が借金んをして、飛んだ。夫である貴方には支払いの義務がある」と。困り果てている司には、にべもなく、社長の安藤忠臣(山田裕貴)から、新規の客をあてがわれる。その客は、大手電機メーカーの下請け会社でエアコンの設置業者の契約社員として働く、沼岸光夫(菅原大吉)。ブラック企業では人扱いをされず、冷遇のなか必死にしがみついている。それは、ひとえに認知症を患っている母の為。だが、薄給で生活費もままならず、致し方なくラストファイナンスを利用している。沼岸の状況は悪くなるばかりで、理不尽な理由で急に解雇されてしまう。困った沼岸は、生活保護の申請をするも断られ、無職になったので、司から追加融資も受けられずにいた。そんな沼岸の前に、NPO法人で貧困ビジネスを営む五条礼(荒木宏文)が現れ、申請が通った生活保護費を不正に搾取されてしまう。母の病も進行が速くなり、生活は究極に困窮する。藁をもすがる思いで、沼岸はラストファイナンスを再び訪れた。
(C)2016「闇金ドッグス4&5」製作委員会
公式サイト http://yamikin-dogs.com/