明治期の超絶的な工芸技術や表現を紹介 『驚きの明治工藝』展が京都で開幕

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2016.11.9
《自在龍》 宗義

《自在龍》 宗義

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2016年11月12日(土)~12月25日(日)にかけて、『驚きの明治工藝』展が京都の細見美術館にて開催される。

江戸時代、徳川幕府による安定した政権のもとで、日本の工芸は技術的に大きな発展を遂げた。特に金工、漆工の分野では、写実性が意識され、様々な材料を使用して技巧を尽くした作品が作られたという。明治に時代が移ると、工人たちは明治政府の殖産振興、外国への輸出政策によって、新たな制作の方向を見いだしはじめていった。

本展は、明治時代の工芸品を中心に、その基となった江戸時代後期から昭和初期までの作品を通じて、驚くべき表現や技術を紹介する内容となっている。また、今回出品される膨大な作品は、すべて一人のコレクター・宋培安氏のコレクションであるとのこと。明や清の技巧的な作品に接していながら、宋氏はなぜ日本の工芸をこれほど多く集めたのか。日本工芸に対する彼の想いや魅力についても、本展では取り上げられる。

《色絵金彩鴛鴦(おしどり)置物》 宮川香山

《色絵金彩鴛鴦(おしどり)置物》 宮川香山

《狸置物》 大島如雲

《狸置物》 大島如雲

 

さらに会場では、関節部分が自由自在に動く「自在置物」が、実際に動く様子を鑑賞することができる。下の映像は、今回の展覧会の出品作《自在蛇》(明珍宗春作、江戸時代)が動くさまを「コマ撮り動画」の手法で動画化したもの。展覧会を訪れる前にぜひチェックしてみてはいかがだろうか。

 

 

イベント情報
『驚きの明治工藝』展

会期:2016年11月12日(土)~12月25日(日)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は、翌火曜日)
開館時間:午前10時~午後6時 ※入館は午後5時30分まで
会場:細見美術館細見美術館
[アクセス]
市バス「東山二条・岡崎公園口」下車、徒歩3分。
市バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車、徒歩5分。
地下鉄東西線「東山」駅下車、徒歩10分。
主催:細見美術館、朝日新聞社
協力:あいおいニッセイ同和損保、日本航空
企画協力:東京藝術大学
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