カンムリカラカラってどんな鳥?「掛川花鳥園」vol.1

2015.9.2
レポート
イベント/レジャー

ヘビクイワシやカンムリカラカラがバードショーで活躍

静岡県掛川市にある「掛川花鳥園」は、「花と鳥とのふれあい」が楽しめるテーマパーク。放し飼いになっている鳥たちも多く、エサやり体験などで直接ふれあうことができます。イベント会場などがあるガラスハウスは、冷暖房完備で気温や天気を気にせず楽しめる全天候型。園内はバリアフリーとなっており、車椅子やベビーカーでの移動も安心です。バードショーでは、鳥たちが客席のすぐ近くを低空飛行で飛ぶ姿や様々な特技を見ることができます。

同園のバードショーは、毎日3回開催されていますが、各回が違う構成となっています。※鳥の体調により、ショー内容や出演鳥が変更となる場合があります。

ヘビクイワシの「キック」

10時30分からは、屋外でのバードショー(荒天の場合は屋内で行い、出演鳥や内容も変更)。ワシミミズクやハリスホークの迫力あるショーのほか、ヘビをキックで倒すことで知られるヘビクイワシのショーを見ることができます。残念ながら、今回はこの回を見ることができなかったのですが、ヘビクイワシのショーが見られるのは、国内では同園だけです。

13時からは、「KKE(掛川花鳥園)研究発表会」と題したショーが屋内で行われます。研究員に扮した飼育員さんとともに、ケープペンギン、メンフクロウ、ベンガルワシミミズク、ルリコンゴウインコ、カンムリカラカラが登場し、それぞれの特技などを披露。一般的なバードショーより、コミカルな演出です。

 

飛ぶより歩いたときの方が歓声が多かったベンガルワシミミズク

この回で注目したいのは、カンムリカラカラ(タカ目ハヤブサ科)の「グリフォン」。分類上はハヤブサの仲間ですが、野生下ではあまり狩りをしません。脚を器用に使って石などをひっくり返し、下に隠れている虫などを見つけ出したりするそうです。ショーでは、石の代わりにバケツを使い、バケツの下に隠したエサを見つけたり、歩いている飼育員さんの脚の間をくぐるなど、賢さを見せてくれます。このような構成のショーは世界でも珍しいので、お見逃しなく!

 

3回目は、15時から屋内で開催されます。この日登場したのは、ベンガルワシミミズク、ラナーハヤブサ、オニオオハシなど。愛嬌のある顔が人気のオニオオハシは、投げたエサをくちばしでキャッチして食べるという特技を披露。ベンガルワシミミズクは歩く姿も好評ですが、この回では客席に向かって飛んできてくれました。

バードショーの後には、「フクロウを乗せてみよう」という有料イベントが行われ(200円)、フクロウとのふれあいや写真撮影が楽しめます。

メンフクロウ(左は珍しいブラックタイプ)

バードショーの屋内会場では、ショーに出演しないフクロウやミミズクも、ガラス越しではなく、間近で見ることができます。ハート型の顔が人気のメンフクロウも、ガラスやケージなしの撮影が可能です。

 

「インコのスイレンプール」

屋内イベント会場の隣にある「インコのスイレンプール」では、色とりどりのスイレンを展示栽培。コガネメキシコインコが放し飼いになっていて、来園者のスレスレを群れで飛び回ることも。インコにエサをあげることもできますが、エサを持っていなくても頭や肩に乗ってくることがあります。

満開の花を見ながらランチ

 

ランチの時間帯(11時~15時)は、温室内の天井からつり下がるインパチェンスの下で、バイキング形式の食事が楽しめます(最終入場は14時30分)。カレー、ピザ、肉じゃが、うどん、シューマイなど、和洋中の料理(季節によってメニューが異なります)があり、料金は大人1200円。

 
掛川花鳥園
住所: 静岡県掛川市南西郷1517
営業時間:土日祝 9時~17時(入場16時30分まで)
     月~金 9時~16時30分(入場16時まで)
休園日:年中無休