ミオヤマザキがロマンポルノ映画『牝猫たち』挿入歌に抜擢
ミオヤマザキ
『凶悪』(13)、『日本で一番悪い奴ら』(16)に続く、白石和彌監督の最新作にして初めてロマンポルノに挑戦したオリジナル脚本作品『牝猫たち』の予告編が解禁された。
本作は、今年2016年で製作開始から45周年を迎えた日活ロマンポルノ・リブート・プロジェクトの一環で製作された作品で、白石和彌のほか、塩田明彦、園子温、中田秀夫、行定勲ら第一線で活躍する監督陣が完全オリジナルの新作を撮りおろすことでも注目されている。
本作で白石監督は、現代社会を逞しく生きる女性のいまをジャーナリスティックな視点で捉え、名匠・田中登監督の『牝猫たちの夜』(72) にオマージュを捧げている。今回、解禁された予告編では、池袋の夜街を舞台に、ワーキングプア、シングルマザー、不妊症……それぞれの悩みを抱えながら颯爽と現代を生き抜く女たちと、それを取り巻く男たちの群像劇が描かれている。
そして今回の予告編で、本作のために書き下ろされた挿入歌「Dawn of the Felines」が解禁となった。この楽曲を担当したのは、恋愛の影を描いた鮮烈な楽曲が若い女性から熱狂的な支持を得ている4人組ロックバンド・ミオヤマザキ。11月1日に発売した1stアルバム『anti-these』が、オリコンアルバム・デイリーチャートで初登場9位となるなど注目を集めている。
女性のリアルな心情を歌うミオヤマザキの世界観と、本作で描かれる登場人物たちの心情がリンクすることからも、白石和彌監督は「街を彷徨う女たちの刹那と孤独をしっかりと表現してくれました」と太鼓判を押している。
◆白石和彌監督 コメント
ミオヤマザキさんの楽曲が街を彷徨う女たちの刹那と孤独を、そして秘密の緊縛パーティーの猥雑さをしっかりと表現してくれました。
◆ミオヤマザキ ミオ(Vo) コメント
正直”ロマンポルノ”と初めて聞いた時、私は知らなかったし、話を聞いてもただのエロ映画だと思っていました。ごめんなさい。
でも今は違います。芸術か?ワイセツか?どっちでもないです。答えなんかないです。でもそれでよくて、たぶんそれが”ロマンポルノ”なんだなって思いました。SEXって、大人が思っているほど悪影響なんかないし、すごく性というものに興味をそそられる年代に“見るな” ”ヤるな” といくら
大騒ぎしたところで効果はないと思います。 私の個人的な感情ですが、年齢制限なんか取るべきだと思っています。そして、できるだけ多くの
女性に見ていただきたい作品です。
映画情報
『牝猫たち』
2017年1月14日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
池袋の風俗店「極楽若奥様」で働く3人の“牝猫たち”。呼び出された男たちと体を重ね、そして、また夜が明ける―ワーキングプア、シングルマザー、不妊症…それぞれの悩みを抱えながら、颯爽と現代を生き抜く女たちと、それを取り巻く男たちの物語。(C)2016 日活
監督/白石和彌(しらいし・かずや)プロフィール
1974年、北海道生まれ。95年に中村幻児監督主催の映像塾に参加。以後、若松孝二監督に師事し、フリーの助監督として活動。若松孝二監督『明日なき街角』(97)、『完全なる飼育 赤い殺意』(04)、『17歳の風景少年は何を見たのか』(05) などの作品へ助監督として参加する一方、行定勲、犬童一心監督などの作品にも参加。初の長編映画監督作品『ロストパラダイス・イン・トーキョー』(10)に続き、長編第2作となるノンフィクションベストセラーを原作とした『凶悪』(13)が、国内の映画賞を席巻。『日本で一番悪い奴ら』がニューヨークアジア映画祭のオープニング作品として上映がされた。又吉直樹原作「火花」のNETFLIX配信ドラマの監督を務めている(3話、4話担当)。
2016年11月20日に45周年を迎えた<日活ロマンポルノ>とは?
1971年にはじまった「10分に1回の濡れ場」が代名詞の映画のレーベル。1971年11月20日に『団地妻 昼下りの情事』(西村昭五郎監督/白川和子主演)と、『色暦大奥秘話』(林功監督/小川節子主演)の2作品が初めて公開。「10分に1回絡みのシーンを作る、上映時間は70分程度」などの一定のルールと、製作条件を守れば比較的自由に映画を作ることができたため、チャンスを与えられた若手監督たちは限られた条件の中で新しい映画作りを模索し、さまざまな表現に挑戦できました。製作終了した1988年までの17年間に、約1,100本もの作品を継続して公開し続けた結果、映画史において、最もセンセーショナルな作品レーベルとして、現在も国内外で高く評価されています。
2017年1月14日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
池袋の風俗店「極楽若奥様」で働く3人の“牝猫たち”。呼び出された男たちと体を重ね、そして、また夜が明ける―ワーキングプア、シングルマザー、不妊症…それぞれの悩みを抱えながら、颯爽と現代を生き抜く女たちと、それを取り巻く男たちの物語。
(C)2016 日活
監督/白石和彌(しらいし・かずや)プロフィール
1974年、北海道生まれ。95年に中村幻児監督主催の映像塾に参加。以後、若松孝二監督に師事し、フリーの助監督として活動。若松孝二監督『明日なき街角』(97)、『完全なる飼育 赤い殺意』(04)、『17歳の風景少年は何を見たのか』(05) などの作品へ助監督として参加する一方、行定勲、犬童一心監督などの作品にも参加。初の長編映画監督作品『ロストパラダイス・イン・トーキョー』(10)に続き、長編第2作となるノンフィクションベストセラーを原作とした『凶悪』(13)が、国内の映画賞を席巻。『日本で一番悪い奴ら』がニューヨークアジア映画祭のオープニング作品として上映がされた。又吉直樹原作「火花」のNETFLIX配信ドラマの監督を務めている(3話、4話担当)。
2016年11月20日に45周年を迎えた<日活ロマンポルノ>とは?
1971年にはじまった「10分に1回の濡れ場」が代名詞の映画のレーベル。1971年11月20日に『団地妻 昼下りの情事』(西村昭五郎監督/白川和子主演)と、『色暦大奥秘話』(林功監督/小川節子主演)の2作品が初めて公開。「10分に1回絡みのシーンを作る、上映時間は70分程度」などの一定のルールと、製作条件を守れば比較的自由に映画を作ることができたため、チャンスを与えられた若手監督たちは限られた条件の中で新しい映画作りを模索し、さまざまな表現に挑戦できました。製作終了した1988年までの17年間に、約1,100本もの作品を継続して公開し続けた結果、映画史において、最もセンセーショナルな作品レーベルとして、現在も国内外で高く評価されています。
ミオヤマザキ リリース情報
アルバム『anti-these』(読み:アンチテーゼ)
2016年11月2日発売
【通常盤】(CD)
ESCL-4726 ¥2,000(税込)
『anti-these』特設サイト http://www.mioyamazaki.jp/antithese/
2016年11月2日発売
【通常盤】(CD)
ESCL-4726 ¥2,000(税込)
『anti-these』特設サイト http://www.mioyamazaki.jp/antithese/
ミオヤマザキ ライブ情報
ミオヤマザキ ワンマンスレTOUR 2016「Seven Pistols」
12月3日(土)名古屋SPADE BOX(愛知県)
OPEN 17:30 / START 18:00
12月4日(日)梅田CLUB QUATTRO(大阪府)
OPEN 16:00 / START 17:00
12月10日(土)赤坂BLITZ(東京都)
OPEN 17:00 / START18:00
12月3日(土)名古屋SPADE BOX(愛知県)
OPEN 17:30 / START 18:00
12月4日(日)梅田CLUB QUATTRO(大阪府)
OPEN 16:00 / START 17:00
12月10日(土)赤坂BLITZ(東京都)
OPEN 17:00 / START18:00