7年ぶりの来日公演、初演から20周年のミュージカル『RENT(レント)』が遂に開幕!(動画あり)

動画
レポート
2016.12.15

 ミュージカル『RENT』の来日公演が、2016年12月15日から東京国際フォーラムホールCで始まった。米国人キャストによる公演は2009年以来7年ぶりで、しかも初演を手がけたマイケル・グライフのオリジナル演出版だ。同日行われた、ゲネプロ(総通し稽古)の様子を伝える。まずは次の動画から雰囲気を感じていただきたい。


 1996年にオフ・ブロードウェイで始まった『RENT』。わずか2か月でブロードウェイに進出し、ピューリッツァー賞、トニー賞、オビー賞などを受賞した「伝説のミュージカル」だ。今回の来日公演は、『RENT』誕生20周年を記念したツアーの一環でもある。

 『RENT』はプッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』をベースとしているが、舞台を現代のニューヨーク・イーストヴィレッジに置き換え、エイズ、ドラッグ、同性愛など様々な問題を抱えながらも懸命に生きる若者の姿を描いている。20年の時を経てもなお、作品の魅力は決して失われることなく、訴えかけてくるものがある。しかも今回のメインキャストは全員20代。役柄の通り、舞台上で懸命に生きる姿が重なった。

 キャスト陣がふらりと現れ、「Tune up」からACTⅠが始まる。ロジャーを演じるカレブ・ウェルズ(Kaleb Wells)の「One Song Glory」、エンジェル役・デヴィッド・メリノ(David Merino)の「Today 4U」など、どれもこれも期待を裏切らない。カンパニー全員で歌う「Will I?」の美しいハーモニーに涙し、モーリーンを演じるケイティ・ラマーク(Katie LaMark)のぶっ飛んだ「Over the Moon」に笑い.......あっという間に80分が過ぎた。

 20分の休憩を挟み、ACTⅡ。『RENT』を観たことがない人でも一度は聴いたことがあるであろう「Seasons of Love」から始まる。一列に並び、まっすぐに客席を見つめる。シンプルな演出だけれど、だからこそ心に深く響く。リプライズが多い2幕だが、そのリプライズがまたいい。中でも、「I'll Cover You-Reprise」を歌うアーロン・ハリントン(Aaron Harrington、コリンズ役)には泣かされた。「NO DAY BUT TODAY」というメッセージがストレートに伝わって来る、60分だった。

 私自身、久しぶりに『RENT』を観たが、感動しっぱなし。レントヘッズ(本作の熱狂的ファンのこと)も大満足の内容だと保障する。今回の来日公演では、特別企画として、「クリスマスイブ9PM」公演(第1幕冒頭の「December 24th, 9 p.m. Eastern Standard Time...」という歌詞の通り、12月24日の夜9時(※日本時間)に開演する)、「ニューイヤーカウントダウン」公演(千穐楽の12月31日、ニューイヤーカウントダウンを実施。夜10時15分に開演し、第2幕冒頭の名曲“シーズンズ・オブ・ラブ”が始まると、時刻は年明け直前!)もある。ますます『RENT』から目が離せなくなりそうだ。

参考映像:「seasons of love」(キャストは日本公演と同じ)↓
 

(取材・文:五月女菜穂 写真撮影:早川達也 動画撮影&編集:登坂義之)

公演情報
レント 20周年記念ツアー 来日公演

▪️日程:2016年12月15日(木)〜31日(土)
▪️会場:東京国際フォーラムホールC (有楽町)

▪️脚本・作曲・作詞:ジョナサン・ラーソン
▪️初演版演出:マイケル・グライフ

▪️料金:S席13,000円、A席11,500円、B席10,000円
▪️問い合わせ:キョードー東京 0570-550-799 (平日11〜18時、土日祝10〜18時)
▪️公式HP: http://rent2016.jp

※生演奏/英語上演/日本語字幕あり
※未就学児入場不可
※出演者がやむを得ない事情により変更になる場合もございます。出演者の変更に対してのチケットの払い戻しは行いませんので予めご了承下さい。

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