元俳優の根津甚八さんが死去

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元俳優の根津甚八さんが12月29日昼、都内の病院で死去したことを、所属事務所が発表した。享年69。死因は肺炎。葬儀は近親者のみで営む。

根津さんは、1947年山梨県都留市生まれ。1969年、獨協大学を中退して、唐十郎の主宰した劇団状況劇場に入団。本名は根津透だったが、唐が名付け親となって真田十勇士の一人の名をそのまま芸名とした。状況劇場=紅テントでは、1970年『ジョン・シルバー 愛の乞食篇』で舞台デビュー。1971年『少女仮面』の腹話術師役で高い評価を得て以降は、劇団の看板俳優としてアングラ演劇界のスターダムにのし上がった。1978年、NHK大河ドラマ『黄金の日日』に石川五右衛門役で出演、さらに人気を確固たるものとした。1979年に同劇団を退団後は、テレビや映画で活躍。映画『さらば愛しき大地』(1982年)では日本アカデミー賞主演男優賞やキネマ旬報ベスト・テン主演男優賞を受賞した。また、黒澤明監督の映画『影武者』(1980年)や『乱』(1985年)などにも出演した。

2001年頃より目の病気を患い、俳優業を抑制。2004年に交通事故を起こし表舞台から身を引いた。その後さらに体調が悪化し、2010年9月には俳優業を完全引退したが、2015年石井隆監督の『GONIN サーガ』で久々の復帰を果たした。

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