EXILE ATSUSHI作詞×久石譲作曲「天音」が青柳翔主演の映画『たたら侍』主題歌に決定
EXILE ATSUSHIが作詞とボーカルを務め、久石譲が作曲を担当した楽曲「天音(アマオト)」が、5月20日公開の映画『たたら侍』の主題歌に決定した。
映画『たたら侍』はEXILE HIROが初プロデュースを務めた映画で、原作なしのオリジナル作品。戦国時代の島根・奥出雲の村を舞台に、伝統を継承し守ることを宿命付けられた青柳翔(劇団EXILE)演じる主人公が、葛藤や挫折を通して真の侍へと成長していく姿を描いた時代劇だ。昨年2016年9月にカナダで開催されたモントリオール世界映画祭では最優秀芸術賞を受賞し、同年11月にインドで開催された映画祭・ディレクターズ・フォートナイト・コルカタではグランプリにあたる”金の女神賞”に輝いている。
作曲を担当した久石は2004年第57回カンヌ国際映画祭にて日本の作曲家として初のオープニング・セレモニーの音楽と指揮を担った他、海外でも数々の賞に輝く人物。宮崎駿監督の『となりのトトロ』をはじめとするジブリ作品や北野武監督の映画など、多数の作品で音楽を担当し続けてきた。そんな久石が、EXILE ATSUSHIとタッグを組むのは、2013年10月に発売した「懺悔」以来、約3年3か月ぶり2度目。今作「天音」も、映画のために書き下ろした楽曲となっている。
主題歌決定を受け、EXILE ATSUSHIとメガホンをとった錦織良成監督が質問に答えるかたちでコメントを発表している。
EXILE ATSUSHI
――久石さんと楽曲を制作することになった経緯
以前、懺悔という作品でご一緒させていただいた時の衝撃が、いちアーティストとして胸の中にずっと残り続けていて、今回たたら侍の映画の主題歌のお話をいただいた時に、またもう一度、久石さんとご一緒させていただけたら、良いものができるのではないかという想いで、お願いすることになりました。
――主題歌に決まった時の率直な感想
題材がとても特別なものですし、日本独特なものでしたのですごく責任を感じましたが、同時に使命感みたいなものを感じ制作させていただきました。
――主題歌を通して映画を見る方に何を感じて欲しいか
色々なものが便利になった世の中で、僕たち人間たちが、肌で感じて、どんな想いで行動するべきなのか、それを考えなければならない時代が来ているのかもしれないということを、少しでも感じていただけたら、これ以上の幸せはありません。
錦織良成監督
――楽曲を起用した経緯
以前よりATSUSHIさんがエンドロールの主題歌を歌ってくれたらどんなに嬉しいことか、と思っていました。HIROさんのプロデュースのお陰でATSUSHIさんと久石さんの究極のコラボレーションによって、素晴らしい楽曲が誕生したことに心より感謝しております。
――楽曲を聴いた時の感想
初めて聞いたとき、繰り返し聞いていたい素晴らしい主題歌だと思いました。ATSUSHIさんの透明感のある歌声と久石さんの楽曲から繰り出される不思議に落ち着く世界観が出雲の景色にとてもマッチし、映画の世界観を見事に表現していただいていると思います。多くの皆さんに聞いていただき、メッセージも受け取っていただけたらと思います。
映画『たたら侍』は5月20日(土) 新宿バルト9・TOHOシネマズ新宿 ほか全国公開。
(C)2017「たたら侍」製作委員会
監督・脚本:錦織良成
1300年の時を経て今日まで伝わる、唯一無二の鉄「玉鋼」を生み出す技「たたら吹き」。伝説の地・奥出雲でその伝統を守ることを宿命づけられた男が、侍にあこがれて旅に出た。のちに人はその若者を「たたら侍」と呼んだ。日本伝統の匠の技と気高い精神を継承することの大切さを、美麗で雄大な映像と共に描き出す。戦乱の世に、ひとりの未熟な青年が過ちを繰り返しながら生きる道を探し続ける物語。