スフィアロングインタビュー 「一日でも長く居心地のいい場所でいられたら」 サインプレゼント企画も

インタビュー
アニメ/ゲーム
2017.2.13

5回目の代々木第一体育館に向けてー

――そして三月には、代々木が2デイズございます、もう5回目ですね。

寿:はい!5回目です。

――なかなか毎年これだけ代々木でやり続けるアーティストはいないと思うんですが。

高垣:ありがたいですね。

――今回はこういうことをやってみたいなってあったりしますか?

高垣:最近話し合いをスタッフの方を含めて始めたのですが、今回は代々木第一体育館が改修工事に入ってしまうっていうことで、今の代々木でスフィアのワンマンをするというのは、本当にラストになるんですよね。さっきもおっしゃられたように5回目っていうことで、ある意味”ホーム”っていう風に言わせていただいているので。そこへの感謝ももちろんありますし、2016年の 『LAWSON presents スフィア Fes. 2016』で6時間のイベントを二日間やるという、自分たちにしかできないことをチャレンジしてみたり。いつも代々木がターニングポイントになる場所だと思っているので、今回も間違いなくそういう公演になるのではないかと思います。

――プレッシャーはあるんでしょうか?

豊崎:プレッシャーというよりは、楽しみの方が強い気はしてます。他のユニットさんと比べて負けないところはなんだろうなって思ったときに、みなさんすごい歌ったり踊ったりするし、みんな可愛いじゃないですか。じゃあ、スフィアが負けないものはなんだろうって言ったら、仲がいいことだなって。それは自信を持ってるんです。そんなみんなで代々木でやれるので、もう楽しみしかなくて。あとはお客さんがユニットを作ってくれているので、長くやらせていただいているぶん、昔から知っている方も、自分たちがメンバーの一人のような気持ちで来ていただければいいなと思いますね。

――スフィアで印象深いのは、mixiが大流行してる時に大規模オフ会って流行っていて、スフィアオフ会とかすごかった印象がありますね。

一同:へえ~!

寿:楽しそうだよね。そういうお祭りみたいなのありがたい。

高垣:なんかお客さん仲が良いよね。

寿:仲が良くなってる!

高垣:私たち8年目になるのですが、そこまでやってると、本当に、ファンの方達同士でご結婚なさる方とか、お付き合いされる方もいらっしゃるし、生涯の友達ができましたとか。

豊崎:うんうん。

高垣:私たちは歌だったりライブだったりを届けているのですが、それ以外に私たちの存在があったことで、誰かと誰かの縁が繋がって、その人の人生が何か豊かになってるっていうことがあったりして。それはスフィアとして発信していくことの、責任感というか、誰かの人生にわずかなりとも関わっていることがあるんだってことがすごいと実感しますね。時間やお金をかけて会いに来てくれていると思うので、その分だけ何かを持って帰って欲しいなっていう。……ねえ!私ばっかり喋っているから!ほら!(笑)

寿:私たちにもいつか回ってくるから気にしないで。

高垣:ちょっと黙ってるね(笑)。

アニソンアーティストとして、歩んできた道、これからの道ー

――声優ユニットがこれだけ増えている先駆けと言うか、スフィアがいなければ今のブームも無かったのでは、と思うんです。

豊崎:大恐縮ですね。

――声優としても、アニソンアーティストとしても、後輩の方どんどん出てくると思うんですが。どう思われますか?

寿:歴史が動いて行ってる、時代が築き上げられているっていう変化の中で、スフィアのライブに行ってました!とか言ってくださる方とかいるんですよ。

高垣:CD持ってました!とかね。

寿:その言葉を現場でも聞いたりすると、すごく嬉しいです。でも、みんなそれぞれの輝きを持っているから。私達はスフィアとしていられたらいいと思うし、その方たちはその方たちでの輝きがそれぞれ、色が豊かだなって思うんです。張り合うとかではなく、みんなそれぞれいいところが、アニソンが大好きな方達にとって豊かなものになっていったらいいし。その中のスフィアを選ぶ人たちもいれば、別の方達も選ぶ方もいればいいのかなって。もしかしたらちょっと前だったら、焦りもあったかもしれないですけど、8年目まできて、みんなが25歳以上になって、私も4人でしかできないことをしようって。

――なるほど。

寿:この間もリリースイベントのときに、ラストの締めをどうしようかってなったときに、うちら若くないからって言って、一本締めにしましょうって言って(笑)。

豊崎:一本締めね!

寿:いろんな人たちがいろんなことをやっていける業界になってるのは凄いし、スフィアがそのきっかけの一つになっているのであれば、すごい嬉しいです。

――最後なんですが、代々木を超えたこれからのスフィアのビジョンだったり、夢を語ってもらえたら。

寿:四人として5周年を経てからは、次ってなんだろう目標って悶々と考えた時期もあったのですが、今8年目で、もうまもなく10周年っていう文字が見えてくるんだなと思うと、そのときに大きな花火を打ち上げたいなっていうのはありますね。すごくざっくりなんですけどのですが、何かみんなが喜ぶことができないかなっていうその先に向けての準備にそろそろ入っていく時期なのかなって思ったりします。

戸松:10周年ってすごいことだと思って、そう思うとお祭り的なことをやりたいなと思いますし。なんか四人でアカペラをやったことがあって、それがきっかけでハーモニーって楽しいねってなって。なんかアカペラとまでは言わなくても、何か四人でひとつ、何かを作るということを、何かを弾いたりとか……なんかそういうのをやって見たいですね。

豊崎:私はいろんな場所と場所の架け橋である存在でいたいなって。アニメも主演でやらせてもらったり、テレビ番組でコントをやってみたり、いろんなことにチャレンジさせてもらって今があるので。そういういろんな人の世界の間にずっと居続けるというか、中間のユニットでいたいなっていうのは一個の夢ですね。あともう一個は、いっぱいユニットとかライブとかあって、選択肢が沢山ある時代じゃないですか。それでもスフィアのライブに来てもらうために、という風に考えたときに、私達が一番じゃなくてもいいので、帰ってくる場所のひとつになることかな。ここに帰ってくると安心するな、昔行ってたな、とか昔聞いてたなとか、長くやり続けることによって、ある意味安心感のある場所というか。ライブに帰って来ても、懐かしいなっていう、なんかそういうその人のメンタル面での安心する場所みたいなものを築き上げるユニットになっていければいいなっていうのは、四人としての夢ですね。

高垣:そうだなぁ……ママになってもスフィア!みたいな気持ちで。

寿:短い言葉だとそうなるの?(笑)。

高垣:こんなに長く、続けられるとは思わなかったので!気づけば、30になり……。四捨五入するとみんなアラサーなんですよ。

豊崎:合わせると100歳越えですよ!?

高垣:声優ユニットとしてもお姉さんユニットにはなっていると思うんです。でももし私たちが何かを切り開けているのなら、そういう歴史をスフィアが歩めているのだとしたら、これからも前例のない道を歩んでいけるんだったら……。その中で今のスタイルとかも少しずつ形を変えていくかもしれないのですが、スフィアっていう居場所自体は変わらないと思ってますし、それがお客様にとっても居心地の良い居場所であるように。1日でも長く、そうあれたらいいなって私達は思っています。

インタビュー・文:加東岳史

スフィア サイン色紙 プレゼント企画



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イベント情報
LAWSON presents スフィアスーパーライブ2017​

 日時:2017年3月4日・5日
 会場:国立代々木競技場 第一体育館

 
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