おっちゃん&ミンジュの怪しいK-Pop喫茶[第16話] 黒船来襲!…か? 渋谷にTWICE大看板

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 撮影:TSUBAKI

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からんからん
客「まいどー」
おっちゃん「おや、いらっしゃい」
ミンジュ「久しぶりやねぇ」
客「実は、昨日まで日本に行っててん」
ミンジュ「あ、ええなぁ。うまいもん食うた?」
客「食うたで。渋谷で流行りのビフカツ。ごっつうまかった」
おっちゃん「ああ、牛かつもと村やろ。K-Popの子らも東京行くとこぞって食いに行くらしい」
ミンジュ「マジで(ぐびり)」
客「渋谷ゆうたら、おっちゃん、109の壁にでっかいTwiceの看板かかってたで」
ミンジュ「ええーっ?」
客「ほれ」

撮影:TSUBAKI

撮影:TSUBAKI

ミンジュ「ホ、ホンマや」
おっちゃん「どゆことや? いよいよイルデ(日本デビュー)する気か? 確かに今や向かうところ敵なし、飛ぶ鳥を落とす旭将軍的勢いのTwiceやから大いに考えられることやが」
客「飛ぶ鳥を落とすんなら鎮西八郎為朝ちゃうか?」
ミンジュ「(くりくり)あ、記事があった、これかぁ」

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おっちゃん「ほほぉ」
ミンジュ「なになに…ふむふむ、どうやら正式デビューやなくて海外ツアーの一環で日本でも公演するみたい。そのお知らせなのかなぁ」
客「ふーん」
ミンジュ「それ以外の情報は、日本の公式HP(twicejapan.com)にも書いてないね」
おっちゃん「そうはゆうても、日本に公式HPを持ち、若者文化発祥の拠点マルキューの壁にでかでかと顔を載せてるんや。当然日本の代理店と接触し、レコード会社も決め、イルデの時期を眈々と狙うておるに違いない」
客「それは間違いないな」
おっちゃん「『JYPルネッサンス』の回で人気あるてゆうたけど、あれからまた『TT』をリリースして記録的な大ヒットを飛ばしたからなぁ。ライバルと思われた女友達を軽く置き去りにしてしもうた」
ミンジュ「確かにひとり勝ちってイメージあるよねぇ」
おっちゃん「『CHEER UP』のYoutubeの再生回数が207日で一億回を超えK-Popアイドル最短記録を打ち立てただけやなく、『TT』では自らの記録を大幅に短縮してわずか71日で一億回突破、デビュー曲の『OOH-AHH하게』を含めて3曲連続で一億回越えを達成しておる。K-Popアイドルで初めて一億回を超えた少女時代の『Gee』は3年10か月かかっとるから、どんだけのスピード記録かわかるやろ?」
客「すげぇ。アイドル界のシューマッハやな」
ミンジュ「ふるっ」
おっちゃん「最新の調査でも、今年1月の女性グループブランド力で1位になっとった。これで4か月間連続1位や」
客「テレビでTwice見ない日はないもんね」
おっちゃん「ブランド力があるのは、CMに引っ張りだこなのを見てもわかる」
ミンジュ「あー、CMは美味しいよね。顔が売れて、いいイメージが定着して、ギャラもたくさん入る」
客「あと芸能界格付けが跳ね上がるで」

POCARI SWEAT CF

客「お、ポカリ」
おっちゃん「これなんかええ例やけど、ポカリスエットは1987年以来イメージモデルに女優しか起用して来なかった」
ミンジュ「そおゆうたら去年はキム・ソヒョンがやってた気がするな」
おっちゃん「その伝統を覆して、アイドルで初めてポカリモデルに起用された訳で、これは画期的というしかない」
客「確かに。そやけど爽やかなイメージがよおマッチしとるやないか」
おっちゃん「うむ。それについてはネットでこおゆう画像が出回っておってな」

 

ミンジュ「これがなにか?」
おっちゃん「実はそれは公式の広告画像ではなく、ファンが合成したもんや」
客「ええーっ?」
おっちゃん「シャレで作ったんやろうけど、あまりに似合うてるゆうことで、ホンマにTwiceを起用することになったっちゅう嘘のような本当の話」
客「うーむ、ネット社会恐るべし」
おっちゃん「あと、こうゆうCFもある」

Nexon Elsword CF

おっちゃん「Nexonゆうたら、少女時代が売り出し中の頃ずっとCFに出てた記憶がある。若者に訴求するアイドルブランド力を買われてのことやろう」
ミンジュ「それがTwiceに世代交代したってことやね」
おっちゃん「そう、そおゆう意味ではなかなか象徴的なCFやと思うけどね」
客「少女時代も今年でデビュー10周年やもんなぁ。もはや若々しいイメージはないわなぁ」
おっちゃん「ジェシカ事変以来勢いに翳りが見られるし、ワシは少女時代はその役目を終えたと思うとる。
もう全員がピンでやっていけるだけの地位は獲得したはずやし、これからはそれぞれの道を見つけて自由にやって欲しい。そんで数年に一回くらい集まって歌えばファンは喜ぶやろ」
客「確かに今は歌組、ドラマ組と分かれて、それぞれ個人活動に熱心やけど」
ミンジュ「役目が終わったゆうけど、少女時代の役目ってなに?」
おっちゃん「人々を新しい時代に導き、韓国歌謡界のステージを引き上げる役目や。それはトップにしかできんこと」
客「ちゅうと?」
おっちゃん「彼女らはアイドルとしてミュージックシーンを牽引し、新たな可能性を切り開いて来たっちゅうことや。トップの座に安穏とすることなく、挑戦者として常に既成概念に挑んで来た訳や」
ミンジュ「そやね。『Gee』からこっち、チャレンジングな歌が多かった気がする」
おっちゃん「左様、フックソングも複雑なフォーメーションもカル群舞も、少女時代がまず最初に手本を示し、他のグループが追従して来たんや。
そおゆう意味では、少女時代以外に時代を作ってきた少女グループはおらん」
客「相変わらず少女時代語ると熱いなぁ(呆)」
おっちゃん「そやけどTwiceは久しぶりに現れた、時代を切り開く力を持ったグループに思える。まさに世代交代が行われつつある」
ミンジュ「おお、最高級の誉め言葉やないけ」
おっちゃん「ワシぁ以前、こんなアンサンブルのない歌はアイドルグループとしていかがなもんかい、と思うたことがあったが、今になればそれも彼女らの個性やったようや。
Twiceは全員で同じメロディを歌うのではなく、それぞれが若者独自の言葉で同世代へのメッセージを送っとるグループや。カメラ目線で語られるため、非常に印象が強い」
客「あ、ゆわれてみれば」
おっちゃん「ダンスの振付というよりジェスチャーのような愛らしいしぐさも他に見られない特徴や。しかも二人組作曲家グループのブラック・アイド・ピルスンの妙に耳に残るメロディがそれを支えておる。少女時代のフックソングとは別の手法で、新しく時代に沿った曲作りを行っておるとみた。
また、ひとりひとりは個性豊かで国際色に富みながらも、グループ全体ではアイドルらしく華やかで、溌溂とした若者らしい躍動感を持つなど、誰が見ても好ましい特有の個性を発揮しておる」
ミンジュ「なるほど」
おっちゃん「結局、時代を作るってことは世間にどれだけ影響力を持てるかってことや。彼女らの着るもの見るもの食べるものが押しなべてブームとなり、社会現象となる。同業のアイドル達はこぞって彼女らの売れてる要素を取り入れようとするか、まったく逆の路線で勝負しようとする。いずれにしろ彼女ら抜きでは戦略が成り立たなくなる。これがトップアイドルちゅうもんや」
客「そやね。いま見まわしてみたところ、女友達もBLACKPINKもRED VELVETもみんなええけど、時代を作る力とゆうとTwiceが一番あるように感じるわ」
ミンジュ「そおゆう意味では確かに少女時代以来の存在かも」
おっちゃん「そのTwiceのメンボの多くは少女時代を非常にリスペクトしておることで有名。いい形で世代交代が行われつつあるのじゃ」
ミンジュ「となると、ますますTwiceの日本進出は現実味を帯び出来たね」
おっちゃん「そおなんやけど、なんちゅうても事務所がJYPやからなぁ」
ミンジュ「でた、JYP不信論(笑)」
おっちゃん「2007年から8年にかけて、少女時代の前にWonder Girlsが時代を作っておった時期が短いながらもあったんよ。そりゃーえらい人気やった。それで勢いに乗ってアメリカ進出した結果、アメリカでも売れない、国内人気は少女時代に持っていかれるとさんざんな目におうてなぁ」
客「ありゃー」
おっちゃん「挙句にアメリカ生活が相当なストレスになったらしく、Wonder Girlsそのものが事務所に不信感を持ちバラバラになってしまいおった。
少女時代の日本進出の時にはSMエンタは充分な時間をかけて根回しし、日本のレコード会社とも提携し、ともにムーブメントを作っていこうとしたもんじゃ。そおゆう気配りや準備が全然出来ないのがJYPなんで、期待より不安の方が強いくらいや」
客「そやけど、Twiceには日本人メンバーが3人もおって、いずれも人気者や。日本としても受け入れやすいんやないの?」
ミンジュ「音楽的にもJ-Popにないものを持ってるし。面白いと思うかも」
おっちゃん「そんならええけど、これまで仰山のアイドルが日本に進出したけど、ムーブメントを起こせた少女アイドルはBoAとKARAと少女時代くらいしかおらんかった。あの国がアイドルに求める資質はAKBやモー娘。を見ても判るとおり、韓国とは全然違う。そこを理解して戦略を進めないとまたぞろ不発に終わる可能性も高いで」
ミンジュ「“行ってきました”ってだけじゃしょうがないもんね」
おっちゃん「とにかく、109の壁に看板貼り付けたってことは“日本でも天下とるで”ちゅう意思表明やと思う。やる以上はK-Popの楽しさを日本に伝えて貰いたい」
客「ただ、ひとつ気にあることがあるねん」
ミンジュ「なに?」
客「Twiceの日本人メンバーは全員関西出身や。それやのに、なんで道頓堀に看板掲げなかったのかなぁ」
ミンジュ「(かくん)そこはどーでもええわ」

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