ピアニスト内田光子さん、二度目のグラミー賞!クラシック部門の最優秀ソロ・ボーカル・アルバム賞
アルバム『シューマン:≪リーダークライス≫≪女の愛と生涯≫/ベルク:初期の7つの歌』
第59回グラミー賞の授賞式が、12日午後(日本時間13日午前)、米ロサンゼルスで行われ、ピアニスト内田光子さんの参加したアルバム『シューマン:≪リーダークライス≫≪女の愛と生涯≫/ベルク:初期の7つの歌』がクラシック部門の最優秀ソロ・ボーカル・アルバム賞に輝いた。内田さんは、2011年のアルバム「内田光子/モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番・第24番」で最優秀インストゥルメンタル・ソリスト演奏賞を獲って以来、2度目のグラミー賞受賞となる。日本人のクラシック音楽家としては、昨年2016年の小澤征爾さん(アルバム「ラヴェル:歌劇《こどもと魔法》」でベスト・オペラ・レコーディング賞を受賞)に続く快挙。
授賞対象となった「シューマン:≪リーダークライス≫≪女の愛と生涯≫/ベルク:初期の7つの歌」は、ドイツのソプラノ歌手ドロテア・レシュマンさんが歌うシューマンとベルクの歌曲を、内田さんがピアノ伴奏した2015年5月のライヴ録音盤。レシュマンさんと内田さん二人にグラミー賞が授与される。さらに今回のクラシック部門の最優秀ソロ・ボーカル・アルバム賞では、イアン・ボストリッジさんの「シェイクスピア・ソングズ」との同時受賞となった。ちなみに内田さんは、2005年にボストリッジさんのシューベルト歌曲の伴奏も担当したこともある。
内田光子さんは、1948年静岡県熱海市生まれ、国籍はイギリス。ユニバーサルミュージック所属。